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されどご主人様 :椹野道流

されどご主人様 (プラチナ文庫)されどご主人様 (プラチナ文庫)
(2011/07/11)
椹野 道流

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魔法使いと使役の主従もの。
かわいい話で面白かったです!
【されどご主人様/椹野道流/ウノハナ/プラチナ文庫(2011年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
アレッサンドロという魔法使いに養子として引き取られて7年。
カレルは毎日下働きとして忙しく働いていたが、ある日突然師匠のアレッサンドロは亡くなってしまう。
未熟ながらも魔法使いとして独り立ちすることになったカレルだが…。

10歳でカレルが引き取られてきた頃、アレッサンドロの家にはロテールという別の養子がいたが、魔法使いの才能があったロテールは1年後独立して別の村へ去ってしまった。
それ以来、短気で偏屈なアレッサンドロとふたりきりで暮らしてきたカレルだったが、高齢だったアレッサンドロはある日突然亡くなってしまう。
薬草の調合や簡単な魔法は使えるカレルは、自信がないながらも否応なく魔法使いとして独立することに。
師匠であり養父であるアレッサンドロはカレルに優しい言葉をかけてくれる事もなかったけれど、それでも誰かと共に暮らしていた日々に心細さはなかった。
でも、今はひとり。
村人たちは優しくても、穢れを恐れ、魔を祓う魔法使いとは距離を置いている。
次第にそんな孤独に寂しさを感じるようになったカレルは、師匠の覚え書きを頼りに使役を創りだした。
現れた「スヴェイン」と名乗る男と主従契約をし、使役として使い始めたカレルだったが…。
魔法使いもののファンタジーです。
中世ヨーロッパ的な雰囲気で、魔法使いが村の医者であり祈祷師のような存在として受け入れられているという設定。
魔法使いは特別な能力を元々持っているわけではなく、才能の有無はありますが、普通の人間が知識と経験を得てなるもの。
魔法使いは敬われているけれど、同時に穢れを畏れられてもいるので、1度魔法使い世界に入ってしまうと、もう普通の生活には戻れません。
だから恋人はおろか、普通の友達も出来ない。
まだ17歳のカレルが使役を創り出そうとするのは、ひとりでは仕事が大変という事以上に、そんな寂しさを紛らわす存在が欲しかったから。
で、スヴェインが登場するのですが…。
カレルが想像していた使役とはなんだか少し違っていて、大きな体格とマイペースさに圧倒されてカレルは振り回されっぱなし。
でも、次第にその存在に癒されていきます。
カレルも狭い世界の事しか知らないのに、素朴な疑問をたくさん質問してくるスヴェインに一生懸命説明することで、カレル自身もいろいろな事を自覚していく。
そして、ずっと家族的な愛情からも遠ざかっていたカレルが、最初は強引なスキンシップに反発しながらも、そのあたたかさに心もほぐされていく。
そんな展開に、読んでいる私もあたたかい気持ちになりました。
まぁ、スヴェインの場合は、そのスキンシップが性的なスキンシップにまで至っていますけどね(笑)
そこはBLなので!
世界観が独特なので、信頼関係が築かれていくなかで進展していく恋愛が自然な流れで読みやすかったです。

ところで、スヴェインは本当にカレルが創り出した使役なのかしら?という疑問がずっとあったのですが、その答えが最後に分かってなるほどーと思いました。
驚きというより納得。
そうすると、途中で登場する行商人のテュスが一体何者なのか気になります~。
あと、意外と出張ってきたロテールも気になる存在!
ただの無関心な兄弟子かと思いきや、言葉少なながらもちゃんとカレルの事を気にかけていたり、格好いい見せ場があったり。
挿絵も顔がハッキリと分からないけれど、格好いい雰囲気なんですよね。
気になるなぁと思っていたら、あとがきによるとどうやらロテールメインのスピンオフが出るみたいです!
ワクワク!
相手は誰だか分からないけれど、私はこちらの方が好みな予感。
攻…ですよね??

ということで、椹野先生の新刊は魔法使いものでした。
信頼関係を築く中で恋愛感情が芽生え、トラブルを切っ掛けに成就するという展開は特別目新しくはありませんが、キャラがかわいく、この穏やかな雰囲気の世界観の中にすごく馴染んでいて面白かったです。
何と言っても、椹野先生の作品は毎回読みやすい!
良い意味で、サクッと気負わず楽しめます。
洋風のファンタジーは苦手意識が少しある私でも、スッと世界に入れました。
ロテールのスピンオフだけじゃなく、本編の続きもありそうですね。
楽しみにしています~♪

■シリーズ
「されどご主人様」 スヴェイン×カレル
「従者にあらず」 ホルガー×ローテル

されどご主人様 (プラチナ文庫) 従者にあらず (プラチナ文庫)
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2011.07.25 01:16 | 椹野道流 | trackback(0) | comment(0)
            












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