にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

誘眠ドロップ :崎谷はるひ

4796401768誘眠ドロップ (ガッシュ文庫)
崎谷 はるひ
海王社 2011-05-28

by G-Tools

びっくりするくらいシンプルでした。
気楽に読みたい時にちょうどよさそうです。
【誘眠ドロップ/崎谷はるひ/山田シロ/GUSH文庫(2011年)】

オススメ:  可もなく不可もなく…

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
梶尾空慈の幼馴染み・藤代光樹は、売れっ子アイドルグループの1人。
子供の頃から芸能活動をしていて忙しい光樹の世話を、空慈は引き受けている。
自分がいないと食事も睡眠も疎かになる光樹に溜息をつきながらも、ずっと想い続けていた空慈だったが…。

両親共に有名人で自身も幼い頃から芸能活動をしている光樹。
放任主義の親に代わって光樹の世話をしてきた幼馴染みの空慈は、高校生になった今ではマネージャーから直々にお願いされ、同居しながら世話をしていた。
自分の前でだけ子供のように甘えてくる光樹を可愛く思い、空慈はいつしか恋愛感情を抱くようになっていく。
しかしある日、光樹が女性タレントとのスキャンダルが報じられ、光樹はしばらく帰ってこられない状況に。
光樹が心配でならない空慈だが、光樹は会おうとしてくれなくて…。
という、芸能人と幼馴染みの高校生の話。
一応芸能界モノですが、働いている場面がガッツリ出てくるわけではないです。
アイドルという味付けはされていますが、素材としては、生活能力のない受と、そんな受を世話している攻というカップリング。
光樹は相当生活能力に欠けています。
ただ、空慈がいないと食事も睡眠も疎かになるけれど、仕事に関しては真面目でプロ意識もしっかり持っている。
甘えた態度をとるのは空慈の前だけです。
それは言い方を変えると、光樹は空慈にしか甘えられないということ。
マネージャーやグループの他のメンバーとの関係は良好で、心も許しているけれど、空慈に見せるような態度や表情とは違います。
甘えすぎな受は読んでいてイラッとすることがあるのですが、幼いように見えても、光樹は幼い頃から仕事をしていて精神的にはしっかりしているので大丈夫でした。
むしろ、光樹の場合分かってやっている部分もあって、ただの天然な受よりも親しみやすかったです。
ぼんやりしているようだけど、それは空慈に甘えるための手段でもある。
狡賢い訳じゃなく、空慈と離れないためにとっている行動なんですよね。
端から見たら互いに好き合っているのはバレバレなのに、本人たちは相手を失いたくないから気持ちを伝えられなくて必死に隠してる。
よくあるパターンですが、一生懸命なふたりは可愛かったです。
17歳という年齢からくる青さが微笑ましい~。

雑誌掲載分の表題作(空慈視点)に加え、書き下ろしの『初恋ロリポップ』と『爪先キャンディ』の2編が収録さています。
『初恋ロリポップ』はふたりが20歳の時の話で、空慈視点のSS。
『爪先キャンディ』は27歳の時の話で、光樹視点。
光樹は形が変わっても芸能界にいますが、空慈は大学生、社会人と環境が変わり、ふたりの関係も少しずつ変わっています。
その間にきっと衝突する事もあってふたりとも成長しているんでしょうけど、空慈の成長っぷりがすごいですね!
主に濡れ場における成長が(笑)
今回エッチは2回あって、1回目は初体験、2回目は10年後の濃厚エッチ。
もちろんその間に数え切れないほどやっているんでしょうが、読んでいるこちらとしては初々しいエッチと相手の事を知り尽くしたエッチを思わず比較しちゃいます。
初体験でもバッチリ受をリードする攻が多い中、空慈は童貞の高校二年生というところがいい感じに出ていてよかった~。
気持ちが先走ってて、欲情している光樹に興奮しまくりな空慈がかわいい(笑)
因みに、崎谷先生の昔の作品にしてはエロは濃くないと思いますが、ひらがなオンパレードな受の喘ぎは健在です!

ということで、崎谷先生の新刊は2001年に雑誌掲載された作品と、書き下ろしの後日談が収録された1冊でした。
話はすごくシンプルです。
私は読むの速い方ではないけれど、そんな私でもあっという間に読めました。
幼馴染みなのでそれまでに関係が築かれていたという事もありますが、話の中では数日の出来事ですからね…。
設定とクライマックスはあるけどドラマはないです。
料理で例えるなら、食材も調味料もすべて準備されていて、あとは炒めるだけ!みたいな話なので、材料が好みであれば大概美味しくいただけます。
材料を揃えるところから始めた方が思い入れも深まるし満足度は高いと思いますが、サクッとお手軽に楽しみたいときもありますよね。
それがいいとか悪いとかではなく、そんな楽しみ方もあると思う。
今回、思っていたより光樹がしっかりしていたし、空慈の青臭いところも微笑ましかったので、私は楽しく読めました。
時々重く感じてしまう崎谷節も控えめ。
ガッツリ読みたい方には不向きですが、設定が美味しいと思った方、そして崎谷作品初心者の方にはオススメです♪
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2011.06.09 01:55 | 崎谷はるひ | trackback(0) | comment(0)
            












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