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追憶の庭 :栗城偲

4796401644追憶の庭 (ガッシュ文庫)
栗城 偲
海王社 2011-04-28

by G-Tools

静かな色気漂う受に萌えました。
梨先生の挿絵で萌え倍増!
【追憶の庭/栗城偲/梨とりこ/GUSH文庫(2011年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
家族と折り合いが悪く、付き合いの途絶えていた祖父が亡くなり、その葬式で祖父が有名な画家であったことを知った綿貫大和。
行方の分からなくなっている人物画を探して欲しいと依頼された大和は、祖父の亡き後家を管理している閑野絢人の元を訪れる。
閑野に惹かれる大和だが、閑野の心は慶春に囚われていて…。

祖父の渡貫慶春の葬式の喪主を務めたのは、血縁関係の全くない閑野だった。
そこで初めて祖父の存在と、家族との確執を知った大和。
詳しい事情を知らない大和は、祖父が残した画を探してくれという頼みを深く考えることもなく請け負う。
しかし訪れた祖父の家は雑然としていて、大和は画を探す傍ら、家の清掃や閑野の生活の世話をすることになる。
大和の中で閑野の存在が大きくなっていくが、閑野が祖父の愛人だったのではないかという疑問が大和を苛立たせ…。
最初は軽い気持ちで画を探すバイトを引き受けた大和。
でも、閑野に会い、閑野や慶春の事を知る中で浮ついた気持ちはなくなっています。
慶春の家に残る慶春の想いや、閑野の慶春に対する想い。
そうしたものに触れたことで、本当の事を知りたいと思うようになるのですが、それ以上に大和の心を掴んだのは閑野です。
血縁関係もない、年の離れた閑野がどうして祖父の近くにいるのか。
祖父について何も話そうとしない両親たちの態度もおかしい。
いろいろと気になるところはいっぱいあるのですが、閑野に会うと、大和の関心はいつの間にか閑野に向かっていきます。
どこか危うい雰囲気の閑野への興味は次第に熱を帯びるようになり、慶春との関係にモヤモヤとした感情が募っていく。
好きなのに、その相手は亡くなった恋人を忘れられなくて…という話です。
恋敵が既に亡くなっていて、しかも祖父。
なかなか手強い相手ですよ!

以下、ネタバレを含んだ感想になります。
未読の方はご自身の判断で読み進めてください。

大和の祖父・慶春の死を引きずっている閑野ですが、その関係は大和の思っているようなものではありません。
慶春との生活が精神的に弱っていた閑野の心の支えになっていたし好意は持っていたけれど、ふたりが恋愛関係にあったわけではない。
ただ、慶春にとって閑野は過去に繋がる人物なので、互いに特別な感情を持っていたのは間違いない。
そうした背景があるため、そこに慶春の孫である大和が簡単に飛び込めるものではなく、閑野との関係が簡単に進展しないのは仕方ないです。
そんな中、最初は心に余裕もなく、大和に対して距離を置いていた閑野が、次第に大和を見るようになっていく過程がいいなぁと思いました。
行き場をなくしていた閑野の想いが、大和に手を引かれたことで前に進んでいる。
過去への嫉妬がなくなった訳じゃないけれど、大和が過去も含め閑野を受けとめようとする姿勢もよかったです。
大和がただ勘違いしていたというオチではなく、慶春の過去を含め納得のいく背景があったので、すんなりと話を受け入れる事ができました。
後日談もよかった!
鼎山という猫が登場するのですが、この猫がまたいい味出しているんですよね~。
私、猫の気まぐれな態度の中で時々見せる飼い主への信頼に弱いんです…。

濡れ場のボリュームが多いわけではないけれど、やたらと萌えた……!
恐らく、梨先生の挿絵と未亡人という匂いが効いたのではないかと思います!
和の空気をとても感じる作品だったので、未亡人の色気が際立っていました。
慶春と閑野の歳の差がかなりあるというところも、閑野の色気を倍増させている要因かしら?
大和が惹かれてしまうのも無理ないですよ!
私も堕ちました…。

ということで、栗城先生の新刊は静かな色気の漂う未亡人ものでした!
(実際には未亡人かどうかはおいといて)
あとがきで邂逅ものが好きだとありましたが、そういえば『蛍火』も邂逅もので面白かったなぁと思い出しました。
恋愛の話で過去が重要になってくる事は珍しくないけれど、この作品は淡い痛みと切なさが心に残る話で面白かったです。
そして、梨先生の描く儚げな閑野に心奪われました。
ふたりがラブっとしている後日談も読みたかったなぁ~。
大満足!
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2011.05.09 01:28 | 栗城偲 | trackback(0) | comment(0)
            












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