にゃんこのBL徒然日記

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猫の遊ぶ庭 :かわい有美子

4344821998猫の遊ぶ庭 (幻冬舎ルチル文庫)
かわい 有美子
幻冬舎 2011-03-15

by G-Tools

同じかわい先生の新装版なのに「UNDER~」とは雰囲気がかなり違う…!
こちらの方が今のイメージに近いです。
【猫の遊ぶ庭/かわい有美子/山田章博/ルチル文庫(2011年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
織田和祐が格安の物件を求めて辿り着いたのは、大学の敷地に隣接する寮だった。
大正時代に建てられ、多少の改築などはあるものの驚くほど古びている吉田寮にやむなく入ることになった織田だが、個性的な面々に圧倒されてばかり。
しかし、そこで出会った杜司篁嗣に織田の心は囚われてしまい…。

K大学の大学院に進学した織田は奨学金とバイトの収入しかないが、入る予定のアパートが運悪く取り壊されてしまい、選択の余地なく吉田寮にやってきた。
そこは個性的なメンバーが集まる無法地帯。
心配していたとおり振り回される織田はこれからの生活に不安を覚えていたが、ある日杜司という寮生に出会い、惹かれはじめる。
しかし、蒸留水を飲んで育ったような容姿からは想像出来ない杜司の生活の実態に唖然とした織田。
杜司の部屋を片付けることになった織田は、それを切っ掛けに杜司と親しくなっていくのだが…。
という大学の寮生同士の話。
寮というと高校の寮の方がBLではよく見かけますが、今回は大学の寮。
いろいろと規則のある高校生とは違い、大学生なので基本的に自由です。
ただ、相当古い建物であることやひとり部屋ではないなど、吉田寮ならではの特徴があります。
清潔感やプライバシーはあまりないけれど、男同士の気楽な共同生活という感じ。
合わない人は合わないけど、居心地の良さを感じてしまったらズルズルと居座ってしまうような所で、しかも大学生は高校生とは違ってキッチリ3年で卒業とは限らないために、吉田寮に根を張っている人が沢山います。
杜司もそのひとり。
独特の雰囲気と綺麗な容姿をしていますが、吉田寮に住み着いているだけに当然一筋縄ではいかない人です。
文学でもやっていそうな見た目に反して、専門は宇宙物理。
しかも部屋はありえないくらいの惨状。
が、そこで引かないのが織田なんですよね。
それどころから、それを切っ掛けに周囲に関心を示さない杜司の側に居場所を作っていきます。
織田って……。
寮生のことを散々警戒しているけれど、蓋を開けてみれば織田も相当変わってます。
序盤からその傾向は感じていましたが、個性的な寮生たちに感化されたせいもあってか、杜司の部屋に押しかけた辺りで十分「変わり者」と呼ばれるくらいの事をしてますよ!
それなのに自分は普通だと思っていそうなのが微笑ましい(笑)
押しかけ女房のように杜司の世話をし始めた織田に対し、鈍い杜司も織田の気持ちはなんとなく気付いています。
ただ、杜司は落ち着いた見た目とは違って中身は意外なほど幼いので、織田の気持ちも、自分の気持ちも、どうしていいのかよく分からず右往左往。
情緒が未熟なところはあるし、経験値も低いので、織田に対して気持ちを伝えきれずにいるけれど、織田の存在をちゃんと大切に思っています。
それが恋愛感情だと自覚できてはいませんが。
こうした織田との交流を通して、周囲に関心のなかった杜司の視線が上がり、世界が広がっていく過程がよかったです。
決着が付けられないまま逃げ続けていた家庭の事情にも、織田の登場で正面からぶつかっている。
意外な子供っぽさがありつつ、大人な一面も時々垣間見せる杜司が可愛かったです。
なんだか、杜司も織田も、ハラハラしながら見守る親のような気持ちで読んでいたような気がする(笑)

濡れ場は一応ありますが、全体的に健全な雰囲気。
バランスはいいので物足りなさは感じませんでした。
少ない濡れ場は妄想で補完!
杜司さん、かわいいなぁ…。
織田は杜司ともっといちゃいちゃしたらいいよ!
言葉責めとかで困らせたらいいと思うよ!
問題は壁の薄さかしら(笑)

織田の視点での描写が多いですが、杜司視点もあります。
それに加えて、所々で曲者の寮生・杵柄、寮の自治会長である藤原、中国人留学生の周が、二人の様子を話している場面があるので、いかにふたりが世界を作って盛り上がっているかよく分かりますよ~。
当事者同士は必死でも、外から見ると何やってるんだか!と突っ込みたくなるようなのろけ具合にニヤニヤしてしまいました(笑)
それにしても杵柄がかなり曲者ですね。
彼の生態が気になりますw

ということで、前回に続いて今回もかわい先生の新装版の感想ですが…あまりの落差に私も吃驚ですよ!
旧版の出版時期は近いのに雰囲気が全然違う!
レーベルの違いも大きいのかな。
こちらの方が私のかわい先生のイメージに近いですね。
大学生なのに言葉遣いが堅すぎるのではないかと思いましたが、「現代だけどノスタルジックな雰囲気の吉田寮」という舞台には合っていたのではないかなと思います。
恋愛感情を自覚しておろおろしている杜司が可愛かった!
そして、自分はまともな人間だと思っていた織田が、変な人の集まりだと思っていた「吉田寮の住人」にすっかり染まっているのが面白かったです(笑)
素質も十分だったんでしょうけど、恋の力はすごいなぁ~。
4月に続編の新装版が出るのかな?
その後のふたりがどうなっているのか、いちゃいちゃしてるふたりが見れるのか、とても楽しみです!
やたらと存在感のあった杵柄も気になる~。
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