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BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

薔薇と接吻 :杉原理生

4344822013薔薇と接吻 (幻冬舎ルチル文庫)
杉原 理生
幻冬舎 2011-03-15

by G-Tools

挿絵がとても美しい~。
魅力的なキャラがいっぱいで面白かったです!
【薔薇と接吻/杉原理生/高星麻子/ルチル文庫(2011年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
子供の頃から、他の人には見えないものが見えていた律也。
その力は成長するにつれ弱くなっていたが、15歳の時、以前一緒に暮らしていた櫂に再会し、ある約束をしたことで再び力を取り戻していた。
約束を守れば迎えに来てくれる。
それを信じ、櫂を待ち続ける律也だが…。

闇の中には夜の種族、太陽の下には精霊たち。
律也には人ならざる者たちを見たり感じたりする力があり、自分から出ている彼らを惹きつける光にも気付いていた。
成長するに従い、その力や彼らの存在をいつの間にか忘れていた15歳の律也の前に、櫂が現れた。
そして律也は再びその世界を自覚するようになる。
幼い頃一緒に暮らし大好きだった櫂。
再会した時、自分のことを覚えていたら20歳の誕生日に迎えに来ると約束した櫂を忘れないよう必死だった律也は、もうすぐその時を迎える。
しかし、そんな律也の前に、力に惹きつけられた夜の種族たちが現れ…。
というファンタジー。
櫂を追い求めているけれど、何故か櫂のことを忘れてしまう律也。
それは櫂が術をかけているからなのですが、櫂の律也に対する揺れる心がそうさせているんですよね。
律也を手に入れたいけれど、そうなれば律也の人間としての幸せを奪うことになるのではないかと不安に思う気持ちもある。
悩んでいる櫂に対し、律也は真っ直ぐに櫂を求める気持ちをぶつけていて、端から見たらどう見ても両思いなふたり。
特殊な環境故に焦れったいくらい櫂が煮え切りませんが、行動や言葉の端々から律也への熱い想いが溢れています。
もちろん、律也は幼い頃にまだ恋愛感情ではない形で大切に想い合っていた頃に離ればなれになってしまっているので、それが櫂に対する執着に繋がっているという面はある。
でも、元がどうであれ、そこまで執着し続けていたら恋愛感情になっていたっておかしくないし、そもそも人間でないと分かっている櫂が迎えに来るのを待っている時点で、心は間違いなく奪われてますよね…。
一方の櫂は、律也と出会った時点で既にそれなりの年齢になっているので、恋愛感情を自覚するのはかなり早いです。
クールな雰囲気なのに、中身は律也への気持ちが渦巻いている櫂の心がどんどん見えてくるので身近に感じられました。
それにしても、見た目や立場は櫂→律也なのに、実際は律也が櫂を口説き落としているような勢いですね(笑)
律也のようなキャラは健気になりすぎて苦手に感じることもあるのですが、予想以上に律也は強いです。
そして、いい子ちゃん過ぎないのがよかった!
櫂がどうしても戦わなければならない状況にあるのですが、そこで必要以上に「戦うのはよくないよ!」と主張されたら多分イラッとしてしまったと思います。
なので、敵対するかもしれない立場の登場人物と親しくして後々大丈夫かな?と心配していたけれど、話の展開上、直接対立する事にならなくてホッとしました。
叔父の慎司と、同じ大学に通う東條、そして櫂の下についているレイ。
周囲のキャラがいい味を出していたのが、心地よい読後感に繋がっていたのだろうなぁと思います!

すっかり書き忘れていましたが、櫂はヴァンパイアです。
あとがきで「高星先生の描くヴァンパイアが見たい」と杉原先生がおっしゃっていましたが、高星先生の挿絵がとても眼福でその言葉に納得!
力が強いほど美しい容姿を持つ、という設定がしっくりくる律也と櫂の画!
こんな美しい人がいたら誘惑されちゃいますよね。うん。
キスシーンや濡れ場も、このイメージが頭にあるので余計に萌えました。
櫂が熱い想いを秘めていると書きましたが、濡れ場に突入するとそれが一気に溢れだして危険です(笑)
幻想的だけどエロ。
ハァハァしている美形は美味しいですね。
美しくても男だね!
律也にエロい言葉をねだっている櫂が可愛かったです~。

ということで、杉原先生の新刊は吸血鬼モノのファンタジー。
ファンタジーは基本的にどれもそうだと思いますが、吸血鬼モノは作品ごとの設定や世界観を把握するのに疲れてしまう事があるので、私は得意な方ではありません。
好んでは読まないけど、作家さんが好きだから読むというレベル。
その点では、この作品はいろいろと設定はありつつも、そこまで複雑ではなく登場人物も多くないので大丈夫でした。
律也も櫂も、良い意味で最初のイメージとは違う一面が見えてくる魅力的なキャラで、ふたりを見守っているキャラたちも味があって面白かったです!
うーん、それにしても慎司と東條が気になる。
レイもいいですね。
スピンオフがあったら嬉しい~♪

■シリーズ
「薔薇と接吻」
「夜を統べる王」
「夜と薔薇の系譜」
「妖精と夜の蜜」

薔薇と接吻 (幻冬舎ルチル文庫) 夜を統べる王 (幻冬舎ルチル文庫) 夜と薔薇の系譜 (幻冬舎ルチル文庫)
妖精と夜の蜜 (幻冬舎ルチル文庫)
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2011.03.27 02:13 | 杉原理生 | trackback(0) | comment(0)
            












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