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月に笑う(上下巻) :木原音瀬

4862636993月に笑う〈上〉 (ビーボーイノベルズ)
木原 音瀬
リブレ出版 2009-12

by G-Tools

1年も寝かしてしまいました。
早く読めばよかった!面白かったです。
【月に笑う(上下巻)/木原音瀬/梨とりこ/BBN(2009年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
中学2年生の加納路彦は、同級生から虐めを受けていた。
それは次第にエスカレートしていくが、路彦は何も出来ないまま。
ある日、いつもにも増して激しい虐めにあっていた路彦を金髪の怪しい男が助ける。
その男・山田信二に、路彦は懐いていくのだが…。
そんな出会いから始まるふたりのドラマです。
路彦が中学2年生で14歳、信二が18歳なので4歳の歳の差があります。
でも、中学生と高校中退でヤクザをしているふたりでは年齢差以上に経験値が違っているので、路彦からしたら信二は大人に見えている。
端から見たら、信二だってまだまだ粋がっている子供なんですけどね。
そんな年齢も育ちも違うふたりですが、何故かお互いに一緒にいると心地よさを感じていて、親しくなっていきます。
性的に無知な路彦にいかがわしいことを教えて、実際にレクチャーしたりもして、思いがけない路彦の可愛さにドキッとしたりしていますが、その時の信二にとってはからかいの延長なので、恋愛感情を持っているわけではありません。
路彦もそこまで考えが及んでいない。
そうした中で、互いに心の落ち着く場所を見つけていくふたり。
こうしてあらすじを書くと上手く事が運んでいるようですが、読み手としてはどんどん破綻の予感が膨らんでいきます…。
案の定、幸せな日々は長く続かず、路彦にも、信二にも、転機がやってくる。
という話が『月に笑う1』。
振り返ってみると、この話はプロローグでした。
1は路彦視点ですが、この後に続く2,3は信二視点になっています。
書かれた時期が離れていることもあってか、話の流れや雰囲気も少し違うかな。
でも、このプロローグがあってこそその後のふたりの関係が面白い!

続く『月に笑う2』では路彦が高校生、『~3』では大学生になっています。
ここからが本編と言っても過言ではありませんね。
序盤から路彦の信二に対する執着が見え隠れしています。
無自覚だった中学生の頃とは違い、自覚したからこそ嫉妬したり、不安になったり、信二の言動に心が翻弄されています。
それに対して、信二はまだ自分に懐いている年下のガキという認識が取れていないのですが、それでもふとした時に欲情したりしている。
高校生から大学生までの間に、路彦は肉体的にも信二を追い越し、恋愛感情に振り回されたからこそ精神面でも成長していて、信二が面倒な事に目をつぶっている間にすっかり大人になっているんですよね。
信二は路彦に惹かれているのにそこから目を逸らしていて、好意を寄せる路彦の優しさに甘えている。
そして窮地に陥った時、ようやく路彦が大切な存在だと認めるのですが…。

以下、ふたりの関係についてネタバレがあります。
苦手な方もいる要素がありましたが、これがあるから読む!という方もいらっしゃると思います。
私は予備知識無く読んで、予想外の展開に対する驚きも面白さの一部でした。
未読の方は、ご自身の判断でどうぞ。

自分が守っていたと思っていた路彦に、信二は救われます。
今まで虚勢を張って自分でも認めようとしなかった弱さを晒した信二を、路彦は受けとめる。
路彦はもう信二のそんな部分を分かっていて、それでも好きで、だから揺るがない。
覚悟の無かった信二の方が弱っている。
信二の電話の場面が好きです。
信二の言葉も、それに対する路彦の言葉も、これまでの関係が集約されていて、何度読んでも胸が熱くなる。
挿絵の信二もすごくいいですね。
そして、これを切っ掛けにふたりの関係が変わっていきます。
路彦が成長しているのは分かっていたけれど、いつの間にこんなに男らしくなったんですか!
頭はいいし、信二に対する執着もすごいと思っていましたが、まさか信二を喰ってしまうとは…!
リバキター!!と思わず心の中で叫びました(笑)
その後についてはそこまで描写がなかったので不明ですが、一時的な逆転ではないですよね、きっと。

今回、濡れ場は何回かありますが、いろいろな味が楽しめますよ!
中学生の路彦に対する悪戯的な行為、高校生の路彦との青臭さの残るエッチ、そしてリバったあとのふたりのエッチなどなど。
個人的には、ショタっぽい路彦に信二が手を出している場面が美味しくて、初っ端から心を掴まれました。
路彦が性的に初心なのがまた…すごくいけないことをしている感じがたまらん!
高校生くらいの路彦も、成長期特有の不安定な雰囲気があってよいです。
そして、思いがけず放尿シーンが登場して萌え悶えましたよ…!!
体勢が私の好みすぎてテンション上がりまくり。
ツンツンした信二が恥ずかしがっている姿はいいですね~。
素股で終わっているところもありますが、これはこれで美味しかったです♪

ということで、昨年出た木原先生の作日でした。
発売日に買ったのに1年も寝かせてしまいました…。
木原作品は覚悟してかからないと心が大怪我する時があるので、読み始めるまでに時間がかかります。
でも、これは読んでよかった。
もっと早く読んでおけばよかった!
上下巻でボリュームたっぷりですが、このドラマの中でふたりとも精神的にも肉体的にも成長していて、その流れを知っているからこそ、このラストがとても味わい深いものになっています。
感想ではヤクザ関係の部分に全く触れていませんが、そちらの方も面白かった。
信二のいた組の若頭・惣一の存在感が不気味に光っています。
信二に対する執着が気になって仕方ない…と思っていたら、同人誌で惣一の話が出ていました!
実は、本編読んでいないのに同人誌はちゃんと買ってあったんですよ(笑)
恐らく愛はないんですけどね…。
時間開けるとまた覚悟を決めるまでに時間がかかりそうなので早く読まなきゃ!
ふたりのドラマに対する想いが書ききれませんが、胸の痛くなる場面もたくさんあり、萌えもあり、涙ありで、読み応えのある作品でした。
未読の方は是非どうぞ~。
寝かせている方も、そろそろ食べ頃ですよ!

月に笑う〈上〉 (ビーボーイノベルズ)月に笑う〈下〉 (ビーボーイノベルズ)
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2011.01.14 01:45 | 木原音瀬 | trackback(0) | comment(0)
            












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