にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

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欲情螺旋 :水戸泉

4861344468欲情螺旋 (DARIA BUNKO)
水戸 泉
フロンティアワークス 2010-09-13

by G-Tools

表紙に惹かれて購入。
JUNE風味のSFファンタジーでした。エロが好み…!
【欲情螺旋/水戸泉/葛西リカコ/ダリア文庫(2010年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
遺伝子操作によってどんな病気も怪我も治すことが出来、金さえあれば、健康も若さも維持できるようになった世界。
その技術は貧富による格差を広げ、そして、遺伝子の優良化を肯定する『Art派』、それを否定する『Natur派』の対立を生んでいた。
エリートが集まる厚生保全省の最年少研究員・永瀬慎治は、亡くなった天才研究者・波代喬一の子供・波代亨を引き取り、一緒に暮らしていたのだが…。

『Natur派』の中でも優秀な研究者である慎治は、『Art派』との軋轢や、遺伝子優良化を否定しながら遺伝子工学の研究をしているという矛盾を抱え、ストレスの絶えない日々を送っています。
でも、自分を慕う亨の存在によって救われている。
そんなある日、マンションの部屋の前に重症を負ったキョウイチという男が現れ、慎治は亨の反対を押し切り保護するのですが、そこから穏やかに過ぎていた亨との日々は一転。
慎治は亨が秘めていた自分への想いを知り、犯されてしまいます。
亨を大切に思う慎治は、その想いを拒みながらも、亨を突き放せない。
そして、キョウイチの存在が慎治をさらに追い詰め…。
というSFファンタジー。
過去にまかれた種が、10年後大きく動き出します。
雰囲気はJUNEっぽいですね。
一応ハッピーエンドではあるけれど、ブラックなニオイがプンプンしてます。

以下、ネタバレ含んだ感想になっているのでご注意くださいませ!
この話に登場する、慎治、亨、キョウイチ、そして既に亡くなっている喬一。
4人の関係は中盤あたりで察することが出来ますが、最後にもう一段階上のオチが待っています。
それをここで言葉にして説明してしまうと面白くないと思うので、そこは伏せておきます。

亨とキョウイチは喬一のクローン。
ただし、遺伝子操作技術が進歩して、クローン作製も可能になったとは言え、クローンが記憶など精神的な部分まで受け継ぐことは出来ない。
一卵性双生児と同じで、DNAが同一でも人格は別。
なので、遺伝子の優良化が認められていても、クローンの作製はこの世界でも認められていません。
『Art派』であった喬一と『Natur派』の慎治は対立していて、結果的に慎治がクローンを作製していた喬一を告発したことが切っ掛けとなって喬一は亡くなります。
その時既に生み出されていた亨は、喬一の遺言によって慎治の元へ。
喬一が自分のクローンを対立していた慎治に託した事や、『Natur派』の慎治が亨を受け入れ大切に育てていく事は、一見すると矛盾した行動ですが、その裏には慎治と喬一の愛憎入り交じる複雑な関係があります。
それが亨との関係にも影響しているわけですが…この辺りを説明しすぎるとネタバレしてしまいそうで難しい…。
兎にも角にも、壮大なラブストーリーなのです。
その方法が正しいかどうかはまた別の話ですが、自分の想いをぶつけ、相手を守るという意味では間違いなく目的は達成されている。
慎治は遅かれ早かれ自分の気持ちを認めるしかないわけですよ!
怖いくらいの執着心。
思想とか、背負ったものがお互いになかったらもっとシンプルだったんだろうなと思うと、ちょっと切ないです。

そして、忘れてはいけないエロ!
表紙から想像できるように、3Pがあります!
設定が特殊だし、キョウイチの存在が他の登場人物に比べて薄いので、3Pと言っても普通の3Pとは趣向が違いますが、これはこれでとても美味しい…むふふふ。
3Pは、二○挿しとかふたりでしか出来ないプレイや体位だけでなく、観察されているという受の羞恥心に萌えます。
今回はその3Pのポイントがしっかり押さえられていてよかったー!
ただ、ちょっと喘ぎと言葉責めが個性的なので、ダメな人はダメかもしれない。
水戸先生は前回読んだ作品にも●の伏せ字があったように思うけれど、これって言葉的に伏せなきゃダメなのかしら…。(一部言葉は明らかにダメだろうけど)
他の部分の言葉の選び方は堅めでJUNE的な雰囲気なのに、エロ描写は突然はじけているので最初吃驚します。
でも、勢いのあるエロは好きだし、要所要所で私の萌えセンサーが反応する表現があって、個人的には萌えまくりでした!うはー!

ということで、水戸先生の新刊はJUNE風味のSFファンタジーでした。
どこまで説明やネタバレをしていいのか難しくて、上手く感想が書けませんが…全体の大きな流れは面白かったです。
遺伝子操作云々という設定も、あり得そうなところを突いていて、目新しいものではないけど程良い生々しさで話に入りやすい。
ただ、ちょっと最後が物足りない。
吹っ切れた慎治がどう亨とキョウイチと生活していくのか、その辺りまで読みたかったなぁと思いました。
事件についても、その裏にあった思惑の割にあっけなく解決しすぎなのでは…。
もう少し踏み込んだ結末が欲しかったです。
でもそんな物足りなさを補うだけの萌えはありました!
ポイントを押さえたエロが美味しかったー!
内容も大切だけど、描写の仕方次第で萌えってすごく左右されますね。
読み手の好みも大きく分かれる所だと思いますが、私は今回ツボに嵌りました。
大満足!とまではいかないけれど、葛西先生の挿絵もステキだし、総合的には満足できる1冊でした♪
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2010.09.13 02:10 | 水戸泉 | trackback(0) | comment(0)
            












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