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BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

兄弟のお作法 :神奈木智

4576091549兄弟のお作法 (二見書房 シャレード文庫 か 5-3)
神奈木 智
二見書房 2010-05-21

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ずっと気になってい兄弟のその後!
このふたりらしい話でした。
【兄弟のお作法/神奈木智/祭河ななを/シャレード文庫(2010年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
久納葉月と卯月の兄弟は、有名な若手狂言師。
ずっと葉月に執着していた卯月は、それが兄弟愛ではなく、恋愛感情だと自覚するようになっていた。
気持ちを抑えきれず告白してしまった卯月は、拒絶されながらも、好きでいることは許されるのだが…。

代々続く狂言の家元、久納流。
長男である葉月は才能ある狂言師で、その美しい容姿もあり注目されている。
そんな葉月を幼い頃から見て、背中を追ってきた次男の卯月もまた、若手の狂言師として活躍している。
ブラコンで、いつも「はっちゃん」を特別な目で見ていた卯月だったが、大学生の頃、それが恋愛感情だと気付いてしまう。
男同士で兄弟、しかも恋愛に対して淡泊な葉月に気持ちを告げることなど出来ず、卯月はその想いを胸に秘めていた。
しかし、ある時気持ちを抑えきれず、キスをしてしまった卯月。
拒絶されながらも、その後「勝手に俺を好きでいたらええ」と言われ、なんとか側にいることは許されたのだが…。
と、ここまでが「ブロードキャストを突っ走れ!」に収録されていた展開です。
その後、再び何事もなく日々は過ぎていくけれど、好きでいていいと言われてもその生殺し状態はやっぱり苦しいし、かといって諦めることも出来ない。
さらにそこに卯月に好意を寄せる女性や、葉月に近づくスポンサーの男性が登場し、卯月の心は乱されるばかり。
葉月は狂言に関しては天才だけれど、それ以外の事柄には徹底して無関心。
恋愛もその中に含まれていて、自分の許容範囲の人物であれば来る者拒まず、しかし追うことはせず、という関係しか経験してきていません。
まぁ、それは恋愛に限らず人間関係全般に言える事なのですが。
卯月は「弟」という立場だから葉月の関心が届くところにいられるけれど、恋愛に関してはそれは枷でしかない。
その近いけど遠い距離をどう埋めたらいいのか、どう自分を納得させたらいいのか、卯月は悩んでいます。
一方の葉月ですが…。
卯月のこと決して嫌いなわけじゃないし、自分の性格上疎かになってしまう部分を卯月がカバーしてくれているのも分かっていて、そうやって自分が卯月に依存している自覚もある。
でももう卯月が側で支えてくれることは日常になっているから、それを恋愛感情に結びつけたり出来ません。
だからと言って離れる事も出来ない。
まぁ、卯月にとっては辛い状況だろうけど、葉月の気持ちも分かるんですよね~。
卯月の存在は恋愛で白黒つけれるものじゃなくて、もう葉月の一部になってる。
家族であり、仕事ではパートナーであり、すでに葉月にとっては恋人以上に近い存在なわけじゃないですか。
ただ、それと天秤にかけられるほど、葉月は恋愛に重きを置いてない。
だから卯月の想いには応えられない。
うーん、難しいですね。
卯月にとって1番の問題は、この葉月の恋愛に対する関心の薄さなんじゃないかと思います…。

以下、ネタバレしています。
未読の方はご注意くださいませ!

結局このふたり、BL的には中途半端なところで終わってます。
でも、葉月の心には変化が起こっている。
それだけでも充分前に進んでいるし、卯月が自分にとって大切な特別な存在なのだと自覚しただけでもすごいことですよね。
エッチまでは遠い道のりかもしれないけれど、この卯月変化はきっと未来に繋がるはず!…と信じてますv
卯月が枯れる前に受け入れてあげて欲しい(笑)

ただまぁ、萌え的にはやっぱりエッチが見たかった…。
葉月がどんな表情見せてくれるのか気になるじゃないですか!
着物が乱れるところが見たいじゃないですか!
京都弁で喘いで欲しいじゃないですか…!
元々好きなカップリングで、読む前から妄想膨らんでワクワクしていたので、エッチないのは正直なところちょっと、いやかなり残念です。
あ、その代わりみたいな感じで、少し強引に弟カップルの方で濡れ場が挿入されてました。(萌えサービス?)

というわけで、待ちに待った兄カプ編でした!
話の面白さよりも、個人的にはキャラ萌えの方が強いです。
なので、続編読めただけで満足している部分があって、どうもぼんやりした感想になってしまいました。
この話の導入部分がが収録されていた「ブロードキャストを突っ走れ!」の感想で、“なんだかんだ言いつつ拒絶せず赦してしまうのは、その愛に慣れすぎていて自分の気持ちに自覚ないだけですよね!” と書いたのですが…。
こうして読んでみると、まだそこから抜け出せていませんね(笑)
前には進んでますが…。
卯月頑張れ~。
そんなこんなで先が気になるけど、このふたりならこんな着地点でもいいんじゃないかなと思いました。
いえ、着地点じゃないですね、これは通過点ですから!

前回の感想でも書いていますが、私がこのシリーズを知った切っ掛けは「ブロードキャストを突っ走れ!」のドラマCDです。
葉月も卯月も京都弁。
ドラマCDでは葉月が真殿さん、卯月が石川さんだったのですが、その印象が強くて今回読みながらおふたりの声で脳内再生されてドキドキしちゃいましたv
方言は耳で聴くと萌え倍増ですよね!
兄編単独でドラマCDになるといいなぁ~♪
B000F7NSFWドラマCD ブロードキャストを突っ走れ!
ジェネオン エンタテインメント 2006-05-25

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2010.06.10 00:34 | 神奈木智 | trackback(0) | comment(0)
            












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