にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

スポンサーサイト :スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | TB(-) | コメント(-)

Don't touch me :一穂ミチ

4403522394Don't touch me (ディアプラス文庫)
一穂 ミチ
新書館 2010-05-10

by G-Tools

前半と後半の差が大きい…。
物足りない部分もありますが、全体としては嫌いじゃないです。
【Don't touch me/一穂ミチ/高久尚子/Dear+文庫(2010年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
同僚の代わりに参加させられた合コンで悪酔いしてしまった園田連。
助けてくれたのは、同じく代打で参加していた長谷川宗一という男だった。
口が悪く、潔癖症の気があり神経質な園田は他人と上手く付き合うことが出来ずにいたが、長谷川とは何故か居心地の良さを感じていた。
しかし、後日会社で再会した際、園田は長谷川を拒絶してしまい…。

園田は潔癖症ぎみで、他人が気にしない事まで神経質になってしまう。
しかも爽やかな見た目に反して口が悪いために、人間関係を上手く築けず、付き合った女性とも長続きしない。
そんな園田だが、偶然合コンで一緒になり助けてくれた初対面の長谷川には不思議と拒絶反応を起こさず、長谷川の家で一晩を過ごすことに。
飲む約束も交わして親しくなりかけた矢先、長谷川が園田の職場に現れた。
しばらくの間会社に出入りするという長谷川。
そこで長谷川の職業を知った園田は、反射的に拒絶してしまう。
険悪な雰囲気になったふたりだが、そこから次第に相手を知っていくことで関係が変化していって…。
という、性格と体質に難のある園田と、偶然出会った優しい男・長谷川の話。
園田は自分のやっかいな部分を知りつつも、だからといって直そうとする気はなく、でも見た目はいいから付き合う相手には苦労しないという、端から見たらかなり嫌な男です。
当然付き合いは長続きしないし、友人と呼べる存在もいません。
それなのに長谷川と親しくなったのは、長谷川の人の良さがあっての事ではあるけれど、最初から園田にとって特別な存在だったことも間違いない。
親しくしていくうちに、今まで気にしたことがなかった相手の気持ちを考えるようになったり、長谷川の嫌われることに臆病になったり、園田の中で長谷川の存在がどんどん大きくなっていきます。
園田は、基本的に他人にも自分にも無関心なんですよね。
でもそれは寂しかったり甘えたかったりする気持ちを抑え込もうとした結果の無関心で、本当は心を許せる誰かを待っていたんじゃないかな?
その気持ちの歪みが潔癖症という形で出て来ているんじゃないか…と、深読みして切なくなってしまいました。
潔癖症とか人嫌いな設定は、その裏にあるトラウマだったりを想像してしまって、なんだか無条件に涙腺を刺激されてしまう。
本人が自覚していない状態で相手に惹かれていく過程が好きです。

ふたりが気持ちを伝え合うまでが前半の雑誌掲載分『Don't touch me』。
後半の書き下ろし『Don't leave me』は付き合い始めてからの話で、園田視点だった前半に対して、今度は長谷川視点になっています。
付き合い始めたとはいえ、まだぎこちないふたり。
序盤はそんなふたりのやりとりなので、ちょっとした喧嘩を挟みつつ距離が近づいていく展開なのかなと思っていました。
が、予想外なところで長谷川に問題発生。
ネタ的に軽くないので、この残りページ数で話まとまるんだろうか…と心配になりながら読んでしましましたよ!
結果的に、問題は理屈じゃないところで解決します。
人の気持ちはそうした感覚的な部分が大きいと思うので、それについては納得できるし、長谷川の内面が垣間見えるのはよかったです。
ただ、前半の『Don't touch me』から続けて読むと、話の方向性自体に違和感があるんですよね…。
長谷川の話に傾きすぎている。
そして本題に戻ったと思ったら、あっさり終了。
長谷川の仕事とか、他にも細かい部分で気になる設定があったけど、それらも回収しきれていないように思いました。
まぁ、言葉にされていないだけで、その設定が雰囲気やキャラを形作っていることは間違いないのですが。
兎にも角にも、もっとふたりの甘い部分が読みたかった!!
風邪ひいていた場面のエロは美味しかったけれど、最後のエッチがあっさり過ぎる。
エロ以外の甘さも足りないです。
キャラや設定がよかったので、余計に欲求不満…!

ということで、一穂先生の新刊。
面白かったけれど、前半と後半がちぐはぐな印象が残りました。
あとがきによると後半を執筆中に入院されていたということで、これは仕方がないのかなぁと思うのですが、前半がよかっただけに残念です。
ただ、園田みたいなキャラはすごく好き!
弱い自分を隠すために他人と距離を置いているようなキャラが、恋愛で相手を受け入れていく過程にグッと胸を掴まれてしまう。
前半はその萌えをくすぐる展開で面白かったです。
(余談ですが、こういう性格に難ありな受って砂原先生の作品に出て来そうですね)
あ、猫のカギの存在感と、高久先生の挿絵もステキでした!
ブログを拝見するとかなり大きな怪我をされていたようですが、退院されたと言うことで安心しました。
また次の作品待っています♪
関連記事
2010.05.19 01:33 | 一穂ミチ | trackback(0) | comment(0)
            












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://macnyanko.blog22.fc2.com/tb.php/851-474ed931

最近の記事

プロフィール

Author:にゃんこ
漫画も読むけれど、やっぱり小説が好き! 小説を中心にBL本の感想を書いています。

このBlogについて:Read me

日記&一言感想
→ にゃんこ雑記
お知らせ用twitter
お知らせ
中の人はこちら
つぶやき

Twetter

RECOMMEND

参加させていただいています!

【このBLがやばい!2019年度版】
(漫画中心に小説、CD含めBL全般)

【はじめての人のためのBLガイド】
(ほぼ漫画のみ)
はじめての人のためのBLガイド

作家さん別感想記事リスト

Comment

Trackback

サイトリンク

BL Novels TB

BL Comics TB

BL×B.L.People


お役立ち


with Ajax Amazon

メールフォーム

基本的にレスは雑記の方でしています。数日経っても応答がない場合は送信エラーの可能性があります。「取扱説明書」を参照してください。

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSフィード

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。