にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

人でなしの恋 :かわい有美子

4344818962人でなしの恋 (リンクスロマンス)
かわい 有美子
幻冬舎コミックス 2010-02

by G-Tools

どこに主眼が置かれているのか分からないまま読み終わってしまいました。
私は消化不良です…。
【人でなしの恋/かわい有美子/金ひかる/リンクスロマンス(2010年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
一高時代から仲のよい、花房拓臣と仁科千尋、そして黒木。
黒木から紹介されて以来仁科に惹かれていた花房は、その想いを仁科に打ち明け、仁科もそれを受け入れた。
しかし、黒木が自分と同じように花房に惹かれていると感じている仁科は、花房との関係を黒木に知られることを恐れていて…。

時代は昭和初期。
第一高等学校(一高)の同級生だった3人は、花房の中学時代から友人だった黒木が仁科を紹介するという形で知り合った。
小柄で可愛らしさの感じられる黒木と、ハッキリした顔立ちで近寄りがたい雰囲気のある仁科。
性格は違えど感性の似ている2人は自然と親しくなり、そこに黒木の友人だった花房が加わった。
互いに惹かれ合い、気持ちを打ち明け合った仁科と花房だったが、仁科は花房との関係を黒木に知られるのを恐れていた。
それから数年後、仁科は小説家、花房は医者、黒木は検事となっても3人の親しい付き合いは続いていたが、ある日ふたりの秘密が黒木に知られてしまう。
黒木は仁科を責め、ふたりの前から姿を消すのだが…。
という3人の関係が軸となっている話です。
が、どうも味付けが不安定で分かりづらい。
『逢い引きの夜』と『こごり繭』という2編からなっているのですが、このふたつの話の雰囲気が結構違うんですよね…。
まぁでも3人の関係が重要なのは間違いありません。
仁科と花房は好き合っているのですが、黒木の存在がふたりの関係に大きく影響しています。
仁科は似た感性を持つ黒木を大切にしていて、自分と同じように黒木が花房に惹かれていると思っているから、花房との関係に後ろめたさを感じている。
でも実際には、黒木の視線の先にいるのは仁科。
花房はそれに気付いているけれど、黒木が恋愛感情に近いその想いを自覚していない事も知っているから何も言いません。
そんな危ういバランスの上に成り立っている3人の関係が見所。
ツンとした仁科が花房には甘えていて可愛いし、花房の包容力のある男らしさもいいなぁと思います。
黒木を絡めた三角関係にも魅力を感じる。
ただ…前半の『逢い引きの夜』が黒木に知られてしまった所で終わっていて、さて後半は黒木をどう絡めてくるのかな?と当然期待しながら読み始めたのですが、『こごり繭』の方向性が全然違っていて肩すかしを食らってしまいましたよ。
仁科は人ならざるものが見えてしまうと言う設定は序盤からあったのですが、『こごり繭』はそれによって起こる騒動の話でした。
もちろんベースには仁科の苦悩があるけれど、前半との差に戸惑いが残ったまま話が進んでしまって、着地点がよく分からないまま終わってしまった…。
一応最後に黒木の話に戻ってはいます。
思わせぶりなラストにもなっている。
でも、そこを着地点にするならもっと仁科の心情に踏み込んで欲しいし、詳しい描写をしないにしても、その先の3人の関係をもっと妄想させる引きが欲しいです。
黒木にもっと頑張ってもらってもよかったのではないかなぁ?
3Pに持ち込む勢いで!
この3人なら美味しい3Pになったと思うのに…もったいない。
別の視点で考えると、物の怪との対峙をメインにするなら、それはそれで面白くなったのではないかと思います。
木原先生の「牛泥棒」とか、私はそっち系の話が好きなんですよね~。
うーん、どちらに転んでも美味しかったと思うので、中途半端になってしまったのが残念です。

エロは量的に物足りないけど、内容は美味しいです。
この時代なので下帯です!褌…!
洋装の場合どう収まっているのかいまいちよく分からないのですが、花房も下帯なのよね?
むふふ、よい下帯でしたw
下帯エロ、もっと読みたかったなぁ~。

ということでかわい先生の新刊でしたが、なんだか物足りなさいっぱいな感想になってしまいました。
人間関係的には「未成年」に似ていると思います。(挿絵も同じ金さんだ…)
3人で仲良くなりそうでならない微妙な関係。
その危ういバランスは面白いのですが、私はもう少し話を進めて3人で…となって欲しいので、かなりもどかしい!
その曖昧さが味になるくらいだったらよいのですが…うーん。
キャラ設定はよかったので残念です。
消化不良だけど、まぁこんな時もありますよね。
次作に期待してます!
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