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つる草の封淫 :沙野風結子

4829624612つる草の封淫 (プラチナ文庫)
沙野 風結子
フランス書院 2010-01-08

by G-Tools

思う存分萌えさせていただきました。
沙野先生、大好きです…!!
【つる草の封淫/沙野風結子/朝南かつみ/プラチナ文庫(2010年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
伊賀の忍びである葛は、その中でも特殊な能力をもつ「珠」という存在。
月室藩主の子息である藤爾の身代わりとなり、人質として緋垣藩に赴くが、そこに待ち受けていたのはもの狂いと噂されている彬匡だった。
自分に対する無体と、彬匡の周囲で起こる血生臭い事件に戸惑いながらも、自分に与えられた使命を果たすため虎視眈々と彬匡を陥れる機会をうかがっていた葛。
しかし、傲慢な彬匡の中に孤独を感じ、次第に葛は惹かれてしまい…。

時代は江戸。
伊賀の里で秘密裏に存在している「珠」は、「人玉」の身代わりとして生まれ、不要になれば消される運命。
「珠」には体液を通して相手の情報を読み取る能力があり、月室藤爾の「珠」である葛は藤爾の記憶や思考を受け継いでいる。
葛は藤爾の身代わりとして緋垣藩で1年間の人質生活を送ることになるが、そこを支配しているのは「もの狂い」「禍を撒く」と噂されている彬匡だった。
彬匡に害意を持つ者は無残な姿で殺される。
葛自身彬匡の乱行に無体な行為をされ、噂通りの彬匡の姿を目の当たりにするが、その裏に苦悩する一面を見て葛の心は揺らいでいく。
葛と共に緋垣藩に留まっている珀は、葛が幼い頃から慕い、心を寄せている忍者。
珀への想いと、次第に大きくなっていく彬匡の存在、そして藤爾の器でしかない自分への焦燥。
そんな中、自分に隠された秘密を知った彬匡は葛の前から姿を消してしまい…。
忍者が登場しますが、メインとなっているのが「珠」というファンタジー設定なので、所謂忍者ものという雰囲気とは少し違いますね。
和風ファンタジーと言った方が合っているかな。
葛は人間ではなく、「珠」という「人玉」のコピーで、役目が終わったら消されてしまう運命にあります。
その葛が使命を受けて向かった先の諜報活動対象者である彬匡に惚れてしまい悩む、というのが大筋。
そこに、彬匡の秘密と、珀に対する複雑な気持ちが絡み合い、葛が思い悩みつつも彬匡への想いを貫いていくという話。
彬匡についてのネタバレは控えますが、全体的にグロい描写があるので、苦手な人には厳しいかもしれません。
まぁ、元々沙野先生が好きな方にはどうってことないと思いますが!
そういった部分を含め、沙野先生が恐らく好きなのだろうなぁと思われる要素がいっぱい詰まっている作品になっていました。

この作品の面白さは、話の内容ももちろんですが、葛、彬匡、珀の三角関係が絶妙なバランスで成り立っているところです。
それぞれのキャラクターも立っています。
彬匡のご乱心ぶりは酷いですが、過剰すぎる行動が逆に何かあるのではと思わされ、なんだか気になる存在なんですよ。
それは葛にとってもそうで、酷い事をされながらも次第に惹かれていく過程に無理なく共感できました。
そして、珀。
珀は葛に忍びとして必要な閨房術を教えた人で、最後まではやっていないにしても、葛と肉体関係を持っています。
珀への報われない想いを抱えていた葛は、使命のため彬匡と交わることに最初抵抗を感じていたり、その後も珀に知られることに恥じらいを持っている。
彬匡への恋情を自覚してからは、珀に対する想いは恋愛感情ではなかったのだと自分の気持ちを整理してますが、それでも微妙に心は残しています。
珀も実は葛に想いを寄せているので、葛を挟んで三角関係になっている。
珀を絡めた微妙な匙加減がすごく効いていました。

そしてなにより、今回沙野先生の萌えエロ炸裂で悶えまくりでした!
細かい描写がいちいちエロくていい。
沙野先生の萌えに対するこだわりをすごく感じます。
下帯、なんて美味しいアイテムなのだ!
使われているだけでも萌えなのに、こんなに下帯が活用されている作品、私初めてかもしれません。
彬匡も珀も萌える使い方を分かっているなぁ(笑)
そして、さらに大興奮だったのは…。
三角関係の副産物、3Pが登場したことです…!!!
ビバ3P!
複数プレイ大好き~。
強引なのもいいですが、この3人の場合、葛は表向き抵抗しているものの一応同意の上の3P。
受けている葛が両方に心を許しつつ、珀に対して恥じらっているのがポイント。
しかもそれが日常化しているんですよ。
3Pって、攻同士が精神的に共同戦線張っているような所も好きです。
その他にも、マニアックな所ですが、粗相ネタに萌えww
触手もありますよ♪
萌え満載!

ということで、沙野先生の新刊は和風ファンタジーでした。
話が面白かったことに加え、キャラクターがとても魅力的。
朝南先生の挿絵がピッタリで、一層雰囲気がある作品になっていました。
ふわぁぁぁしかしなにより、萌えエロいっぱいで大興奮だったのです!!
美味しすぎて悶えまくり。
感想が萌えばかりですみません…。
マニアックな部分はあると思いますが、こういう黒い萌えを提供してくれる沙野先生を私は心の底から応援します!
これからもこの路線で思う存分ご自身の萌えを放出して欲しい。
どうやらこの作品は三部作で、続編があるようです。
しかし2012年…?
思わず今何年か考えてしまいましたよ…。
え?再来年?
彬匡についてのその後の展開が気になるし、不憫な珀をどうにかしてあげて欲しい…。(何気に仙之助も気になるところ)
早く続きが読みたいです!
関連記事
2010.01.19 01:23 | 沙野風結子 | trackback(1) | comment(2)
            

先日は、早々にありがとうございました。
実は、和風ファンタジーに初挑戦だったので、ちょっぴり不安でした。
が!
とても、面白かったです。
ストイックな中のエロティズムを久しぶりに感じる事ができました。

続編がホントに楽しみです。

2010.02.18 11:57 URL | 沙粧 #- [ 編集 ]

沙粧さん、こんばんは

楽しんでいただけてホッとしました~。
私のファンタジーものが基本的に苦手なので最初は不安もあったのですが、萌えもあり、雰囲気もよしでとても楽しめました。
続編待ち遠しいですね♪

TBもいただきありがとうございました!
ではでは(^^)

2010.02.20 02:24 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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つる草の封淫/沙野風結子
プラチナ文庫がキラキラした装丁(外装?)を 普通のツルツルバージョンに変えたみたいですね。 時代劇モノを手に取るのは初めて…だと思...

2010.02.18 11:45 | 腐ノ煩悩(迷走中)

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