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坂の上の魔法使い :明治カナ子

4813052274坂の上の魔法使い (ミリオンコミックス 84 Hertz Series 72)
明治 カナ子
大洋図書 2009-12-26

by G-Tools

今のとこBLではないですね。
でもすごくこの雰囲気好き。面白かったです!
【坂の上の魔法使い/明治カナ子/ミリオンコミックス(2009年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
坂の上の家に住んでいる魔法使い・リー。
仕えていた今は無きセロハン王国の王から託された子であるラベルと共に、リーは静かに暮らしていたのだが…。

あらすじがリー中心になっていますが、話としては一応ラベルが主人公です。
話を動かしているのがラベルで、話の背景を担っているのがリーという感じ。
舞台は中世ヨーロッパ的な雰囲気の世界で、そこでは魔法使いは存在を認められ、人と共存しています。
でも、人とは違い、魔法使いの寿命はとても長い。
リーはセロハン王から預かった赤子を自分の腹に隠し、半世紀後、弟子として一緒に生活を始めます。
魔法使いの修行中であるラベルはまだまだ力が弱くて、人嫌いのリーと一緒に暮らしているために世間をあまり知りません。
外の世界を知りたいラベルはふもとにある学校に通い始め、友人も出来、刺激を受けながら成長していく。
この巻での話の軸は、ラベルとリーの日常の中で起こる様々な出来事です。
それを通して、ラベルがリーや魔法使いについて知っていき、読んでいるこちら側も世界観を掴んでいくことになります。
初出を見ると最初の『坂の上』が単発で掲載されて、その後3年くらい経って他誌で続きが連載されているのですねー。
画もそれほど変わっていないので全然気付きませんでした。
そんな訳で、1話目はリーとラベルというより、その背景にあるリーとセロハン王の側面が強い話になっていました。
それ以降はラベルとリーが中心になっていて、過去や魔法使いの話が展開されています。
リーはラベルにセロハン王を重ねている。
でも、ラベルは似ている部分はあってもやっぱり別の人間で、リーはそれを寂しく思いながらも、ラベルを微笑ましく見守っている。
ラベルとの生活の中で、王を慕う気持ちや、仲間を思う気持ちが垣間見えて、長い時間生きている中でリーが感じてきた想いが伝わってくるのがとても切ないです。
魔法使いの設定が結構重いんですよね。
過去の話も。
その暗さと、ラベルの可愛らしさやリーの天然っぷりが醸し出す微笑ましい雰囲気とにすごくギャップがあって、それが作品の魅力になっています。
ラベルがすごく可愛いんですよ…!
使役も不気味に可愛い(笑)
魚とか、人の形になって現れる人たち(なんて言ったらいいんだろう…あれが眷属?)も個性的で面白い。
キャラクターがどれも魅力的でした!

ということで、明治先生の新刊はとてもファンタジーでした。
BL的要素は多少あるけれど、ラベルとリーの間にはまだ何も起こってないし、この先起こるかどうかもよく分かりません。
これだったら別に恋愛に発展する必要はないですよね。
親子のような師弟関係で終わってもいいと思います。
キャラクターも立っているし、それ以外の部分で話がとても面白いので物足りなさは全く感じません。
明治先生って可愛い展開をしてもエロが濃いという印象があって、そこが好きな理由でもあったので、このファンタジーさに実は最初興味が薄かったのですが…。
すぐに心を奪われて、話にグイグイ惹き込まれました!
絵柄もすごく合っていて、独特のほの暗さがいい感じ。
話の方は、後半なにやら不穏な動きが垣間見え始め、最後はラベルとリーに危険が訪れるのですが…。
この話はまだ続きます。
すごくいいところでお預け…!
あうぅ、続きがとても気になる!

今まで明治先生に抵抗があった人でも読みやすいと思います~。
オススメ♪

■シリーズ
「坂の上魔法使い」
「無二の王 坂の上の魔法使い (2)」
「黄金の川岸 坂の上の魔法使い (3)」

坂の上の魔法使い (ミリオンコミックス 84 Hertz Series 72) 無二の王―坂の上の魔法使い2 (ミリオンコミックス  Hertz Series 114) 黄金の川岸―坂の上の魔法使い3 (H&C Comics  ihr HertZシリーズ 132)
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2010.01.09 01:01 | 明治カナ子 | trackback(0) | comment(0)
            












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