にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

スポンサーサイト :スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | TB(-) | コメント(-)

恋ひめやも :英田サキ

4199005455恋ひめやも (キャラ文庫 あ 4-5)
英田 サキ
徳間書店 2009-11-27

by G-Tools

ヤクザでも刑事でもない普通の人の話。
英田先生の王道ではないけれど、面白かったです!
【恋ひめやも/英田サキ/小山田あみ/Chara文庫(2009年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
卒業後初めて高校3年生時の同窓会に参加した棚橋孝太郎(25歳)。
そこで再開した当時の担任・水原慧(32歳)は、がらりと印象が変わっていた。
同窓会からの帰り道、高校時代淡々としていた水原が、電話で感情をあらわにしているのを見た棚橋。
そんな水原が何故か気になるが、棚橋には結婚もちらついている恋人がいて…。

高校時代、委員長だった棚橋は水原に雑用を頼まれることが多かったが、水原は感情を表に出さず淡々仕事をこなす教師で、棚橋には何を考えているのかよく分からない人物だった。
容姿も冴えず、同窓会で再会するまでは思い出すこともなかった教師。
再会した水原は少し垢抜けていて、そして偶然聞いてしまった電話の対応は、棚橋の知っている水原の印象とは違っていた。
何故かそんな水原が気になってしまった棚橋は、同窓会以降自ら接触し、水原と親しくなっていく。
結婚を考えている彼女がいるのに、水原も気になる。
水原の抱えていた孤独を知りますます惹かれていく棚橋は、そんな自分の気持ちに戸惑うのだが…。
挿絵が小山田さんで、教師と元生徒という組み合わせという共通点があったので、先月出た榎田先生の「はつ恋」を連想してしまいました。
中身も教師の方が逃げ腰という点は一緒なのですが、こちらはファンタジーではなく、恋愛メイン。
「はつ恋」の恋愛部分を抜き出して穏やかにした感じ?
こちらの作品では、水原への興味が恋愛感情なのかどうかで揺れている棚橋の心理描写が重要になっています。
結婚を考えている彼女との平穏な関係を捨ててまで、同性の水原を選ぶのか。
そこには当然大きな壁があって、自分を突き放そうとする水原に対して、棚橋は諦めようともします。
でもやっぱり諦めきれない。
本当の気持ちを言わない水原の本心を知った棚橋は、すべてを捨てて水原を選び、頑なに口を閉ざす水原にぶつかっていく。
そんな前半の棚橋視点に対して、後半が水原視点です。
水原は棚橋の気持ちを受け入れたかと思いきや、まだまだ自分の気持ちを棚橋に晒すことができず悩んでいる。
水原が素直じゃなくてもどかしいんですけど、でもそれも仕方がないんですよね。
恋愛を怖がってしまうのは、過去の経験やマイノリティである負い目があるから当然のこと。
でも、いつか終わってしまうから、その時が怖いからと言って、始めなかったら欲しいものなんて手に入れられない。
私は水原とは正反対に、チャンスがあったらとりあえず飛び込んでおけ!という性格なので、最初はこんな水原の後ろ向きな性格がいまいち理解できませんでした。
でもそれは、恋愛において自分はマイノリティではないし、水原のように今まで大きなものを失ったことがないからかもしれない。
水原は、その痛みを知っているからこそ臆病になっている。
不器用だけれど、いろいろな経験を乗り越えて棚橋を受け入れた水原は、きっとその関係を大切に育てていくのだろうなぁと思います。
水原に対する印象が読んでいく中でどんどん変わりました。

濡れ場は後半に2回~。
英田作品的には普通の濃さかなぁ?
私、英田先生のエロって、キャラ萌えはするけど描写萌えはそこまでないんですよね…。
なので特別テンションの上がるエロではなかったですが(貶しているわけではありませんよ)、話の流れ的には盛り上がりました!
それにしても、急く気持ちは分かるけど、流石に何も準備せず挿入はきついと思うよ棚橋くん!
ちゃんと相手を労ってあげて~と思わずにはいわれない(笑)

ということで、ヤクザも刑事も出てこない英田先生の新刊でした。
最近の英田先生の作品のイメージからすると、今回はちょっと異色な印象。
昔の作品だと、「君のために泣こう」とか穏やかな恋愛の話はありますが。
得意分野から離れると当たり外れの大きい作家さんだと個人的には思うので、正直読み始めるまではドキドキでした。
大きな事件が起こる話でもないですし。
でも、意外にも(オイ)しっかり地に足の着いた話でした…!
タイトルになっている「恋ひめやも」という言葉もいいなぁ。
私は古典が苦手で興味も余りないのですが、こういう言葉を知ると、日本語ってステキだなと改めて思います。
ちょっと褒めすぎかな……?
読み終わった直後はそこまでだったのに、感想を書き始めたらジワジワ面白さが分かってきた気がします。
「地味目な話は読者のニーズに背いている…」とあとがきにありましがた、いやいやそんなことありません!
もちろん派手な話も好きですが、しっとりと読ませてくれる話も大好きですよ。
面白かったです♪
関連記事
2009.11.30 00:49 | 英田サキ | trackback(0) | comment(2)
            

にゃんこさん!

「英田先生のエロって、キャラ萌えはするけど描写萌えはそこまでないんですよね」
同感ですよ(涙)!
描写がときどきお説教くさかったらり、表現があれ? 教科書の熟語タイム? っていうときがありますよね。このハナシもなかなか面白かったんですが、ストーリー展開とキャラ設定はいいのに、描写でときどきわれに返らざるをえないときがあって、「もっと夢心地でいさせてーー」と思ってしまいました(笑)!

2010.07.26 00:43 URL | MOGU #- [ 編集 ]

MOGUさん、ふたたびこんにちはw

>描写がときどきお説教くさかったり、表現があれ? 教科書の熟語タイム? っていうときがありますよね。
あるある!
英田先生の文章は堅めなので、内容によっては時々違和感があります。
それ以上に萌えとかあれば全然気にならないんですが(笑)

コメントありがとうございました(*´ェ`*)

2010.07.28 18:17 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://macnyanko.blog22.fc2.com/tb.php/784-6fe973c9

最近の記事

プロフィール

Author:にゃんこ
漫画も読むけれど、やっぱり小説が好き! 小説を中心にBL本の感想を書いています。

このBlogについて:Read me

日記&一言感想
→ にゃんこ雑記
お知らせ用twitter
お知らせ
中の人はこちら
つぶやき

Twetter

RECOMMEND

参加させていただいています!

【このBLがやばい!2019年度版】
(漫画中心に小説、CD含めBL全般)

【はじめての人のためのBLガイド】
(ほぼ漫画のみ)
はじめての人のためのBLガイド

作家さん別感想記事リスト

Comment

Trackback

サイトリンク

BL Novels TB

BL Comics TB

BL×B.L.People


お役立ち


with Ajax Amazon

メールフォーム

基本的にレスは雑記の方でしています。数日経っても応答がない場合は送信エラーの可能性があります。「取扱説明書」を参照してください。

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSフィード

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。