にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

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金色の龍を抱け :水原とほる

4199005447金色の龍を抱け (キャラ文庫)
水原 とほる
徳間書店 2009-10-23

by G-Tools

展開が少年マンガ的な印象…。
BLっぽくはないですが、話は面白かったです!
【金色の龍を抱け/水原とほる/高階佑/Chara文庫(2009年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
母親と共に日本に渡り、横浜の中華街で暮らし始めて十数年。
姿慧(ツゥフェイ)は心を許せる相手もおらず、貧しい生活を送っていた。
そんなある日、突然母親が病に倒れた。
高額な治療費が必要となった姿慧は、違法な格闘技の賭け試合に出始める。
試合場のオーナーである梁瀬は、そんな姿慧に目を付けるのだが…。

姿慧は高校卒業後、中華街で厨房のバイトをしながら生活しています。
いつもひとりだった姿慧には、親しい友人も居ない。
そんな中唯一の肉親である母親が倒れ、治療費を稼ぐために姿慧は賭け試合に出るようになり、裏の世界に足を踏み入れることに。
幼い頃祖父から学んだ拳法が、姿慧の強さの秘密。
オーナーである梁瀬は、美しい容姿とギャップのある強さに目を付け、掛け金を上げる代わりにこちらの望んだ形で戦えと言う。
梁瀬の目論見通り、髪を金色に染め美しく着飾って戦う姿慧の人気は上がっていく。
梁瀬はそんな姿慧のプロデュースだけでなく、夕食の席を共にさせるようになるが、姿慧の心は反発し続けていた。
そんなある日、梁瀬の取引相手であるヤクザ・宮城谷に強引に身体を求められた姿慧は、激しく抵抗するのだが…。
という、横浜中華街を舞台にした話です。
水原先生は中華街お好きですね~。
少し前に遊びに行ったので、以前より少し雰囲気が分かる気がします。
さて、あらすじに書いたように姿慧は中国本土出身で、お相手の梁瀬も帰化する前はチャイニーズです。梁瀬は台湾人ですが。
梁瀬と秘書の鄭(ジェン)は、利子私欲というより、中華街を守るために裏にも手を伸ばしている実業家。
賭け試合もその一環で行っています。
一見中国マフィアのような雰囲気ですが、その背景にはふたりの壮絶な過去があって、多少乱暴なことはしても基本的には姿慧に優しい。
でも姿慧を危険な目に遭わせないための行動も、姿慧本人はその真意になかなか気付かなくて、警戒心を持ったまま。
その結果、トラブルに巻き込まれ、突発的な切っ掛けで姿慧は梁瀬に身体を奪われてしまいます。
そこから、反発しながらも惹かれていく…というのはお決まりのコースですが、姿慧のトラウマや拳法の事などが程良く絡んでいて、上手くまとまっていました。
姿慧も梁瀬も、一目惚れしてるんですよね。
でも、男同士で、生きてる世界も違うふたりがそこから恋愛に発展するためには、それなりのお膳立てとステップが必要。
ふたりとも素直に気持ちを言葉に出来る性格じゃないですし。
梁瀬は言葉が足りないので多少強引に物事を進めますが、姿慧に対して傲慢な態度をとるわけではありません。
不器用ながらも、姿慧を気に入っている事は伝えています。
ただ、一方の姿慧がなかなか手強い。
梁瀬の気持ちを知る機会は沢山あるのですが、姿慧はずっと自分を守るために自分の心に無関心であろうとしてきたために、梁瀬に対する自分の気持ちに気づけません。
むしろ、そんな心の揺れは自分の弱さだと感じてしまう。
それを乗り越えるための方法が拳法であり、試合の相手に勝つことは、つまり自分に打ち勝つこと。
それが自分を認めることに繋がります。
この精神展開が、なんとなく少年マンガっぽく感じました。
BL小説では、私はあまり出会った事がない気がします。
私は好きでも嫌いでもないのですが、結果的に途中から恋愛要素が薄れているし、この辺りは好みが分かれるかもしれません。

水原先生、中国武術が本当にお好きなんでしょうね~。
端々からそれを感じます。
特別思い入れのない私でも読んでいてワクワクしたので、好きな人にはたまらないんじゃないでしょうか。
そして今回ツボだったのが、拳法で活躍するのが受の姿慧という所です!
肉体的に強いのに、精神的には不安定…というか、心が不安定だからこそ強くあろうとする、そんな姿に惹かれてしまいます。
子供の頃のトラウマによってパニックになる場面や、その後の梁瀬とのセックス。
普段の姿とのギャップがとても美味しい!
水原先生の作品には大人しくて堪え忍ぶ受がよく登場していて、姿慧のような男性的な一面をしっかり持ったキャラは珍しいですね。
エロ度は低いですが、萌えはしっかりありましたw

ということで、水原先生の新刊はひと味違ったBLでした。
作家買いしたものの、あらすじを読んで「これはイロモノだったか?」と不安を覚えていたのですが…。
思いがけず面白かったです!
拳法には全然興味がないけれど、躍動感があって、テンポよく読めました。
姿慧は表に出ている部分と内面のギャップがあって萌えます。
攻の梁瀬も傲慢さがあまりなくて、好感を持てるキャラでした。
ただ、難点は後半ラブが薄い所かな。
きっと拳法描写に力が入りすぎてしまったんでしょうね(笑)
そんなところもありつつ、楽しく読むことが出来て満足です♪
ところで、感想であまり触れてませんが、脇で登場する秘書の鄭。
彼の存在感が半端無いんですけど!
最後にパートナーも登場したし、これはスピンオフへのフラグが立ったと考えていいのかしら?
是非読みたい!
鄭は絶対萌えキャラだと思うのです!!
過去も気になるし。
水原先生、期待して待ってます!
関連記事
2009.11.06 00:35 | 水原とほる | trackback(0) | comment(2)
            

にゃんこさん、こんばんは。

絵師さん買いした私ですが、
大変美味しくいただけました。
というのも、格闘もの大好きなので。
BLとしては薄味な気がしますが、
もしかして続きがある?
秘書の鄭、濃い味になりそうで
同じく水原先生期待してます!です。

2009.11.06 01:37 URL | namazz #- [ 編集 ]

namazzさん、こんにちは!

BLで格闘ものなんてどうなの?と思いつつ読んだのに、思いがけず面白くて(オイ)吃驚でした。
まぁそちらに力入りすぎて、恋愛が薄いんですけど…。
それにしても、こんな美形な格闘家がいたら絶対萌えますね!
観客が盛り上がるのも分かる気がしますw

高階先生の画すごくきれいですよね~。
毎回惚れ惚れしちゃいます!

続編期待しましょう♪
それではまた~

2009.11.06 14:55 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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