にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

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黒い傷痕 :丸木文華

4829624523黒い傷痕
丸木文華
フランス書院 2009-11-10

by G-Tools

新しいレーベルだそうです。
花丸のBLACKみたいな立ち位置なのかな?
【黒い傷痕/丸木文華/丸木文華/プラチナ文庫艶(2009年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
地方でで代々続く病院の跡取りとして、幼い頃から教育されてきた杉浦和義。
今は東京の大学病院で働いている和義は、ゲイである事を隠して生きている。
ある日、一緒に暮らしている妹に恋人を紹介されるのだが…。

田舎の病院を継がなければならないのに、自分はゲイで男しか愛せない。
義務的に結婚をしたとしても、子供は作れない。
そんな和義にも同級生で、同じ病院に勤める恋人・石井がいる。
将来に不安を抱きつつも、石井との関係を大切にしたいと思っていた和義の前に、ある日妹の恋人・久保秀一が現れた。
有名な作家・鈴鍵ラショウであり、華やかで玄人じみた久保に警戒心を抱く和義だが、妹の亜由美は久保と結婚するつもりだと言う。
和義に対する強い視線の理由、それは和義の過去と関係があった。
中学生の頃、田舎の狭い世界の中で、王様のように振る舞っていた和義。
血の繋がりはないが、和義の父の愛人の子供だった久保。
久保に惹かれながらも、和義は周囲を巻き込んで久保を苛め続けていた。
そんな中である事件が起こり、その後久保の母親が亡くなった事で、久保は町から去り、ふたりはそれ以降会うこともないままだったのだが…。
久保は和義の家族に復讐しようとしています。
亜由美の恋人として和義に近づいた久保は、過去の事件をネタに身体の関係を強要してくる。
その頃の自分の行動や事件の背景に後ろめたさを感じていて、ゲイである事を公表されたくない和義は、久保を拒めません。
うーん、和義は常に悩んできて、それに追い打ちをかけるように久保に弄られて、ちょっと可哀想になってきますよ。
ただ、久保が復讐する理由ももっともで、それについては自業自得なんですが。
「ゲイであること」が常に和義を苦しめていて、鬱屈した性格になっていますが、もしゲイじゃなかったら結構嫌な性格になっていたかもしれませんね。
でも例え和義自身がいろいろなストレスに晒されていたり、それが愛情の裏返しであったりしても、苛めを受ける側にとっては全然関係ない。
閉鎖的な田舎の社会の中で、苛められ、疎外され続けるというのは、どんなに久保が強い人間であっても相当疲弊しますよ。
それを考えると、久保が亜由美との出会いを切っ掛けに復讐しようとする行動は、正当化は出来ないけれど、納得はできます。
でも、酷いことしてますが、久保は元々そこまで極悪人ないんですよね。
見方を変えれば和義の態度が招いている所もあるし、結局、ふたりともお互いへの気持ちを捻れた形で解釈していて、和義は中学生の時に、久保は大人になってから攻撃という形で相手にぶつけてる。
遠回りして落ち着くところに落ち着いたふたりはともかく、とばっちりを受けた妹と石井が可哀想です…。

話の流れからして想像できると思いますが、エロは濃厚です~♪
丸木先生の描写がすごく好きなのでとても嬉しい!
最近の丸木先生の作品に物足りなさを感じていたので、ようやく「キタ!!」という感じでした。
私、正直なところ丸木先生の作品でキャラ萌えはしないので、エロで欲求不満だとかなり全体の満足度が下がってしまいます。
今回は美味しかったです~w
もっと変態ちっくでもよかったなぁ……ふふふ。

キャラ萌えしないと書きましたが、丸木作品のキャラは基本的に攻はオレ様、受が小動物的というパターンです。
受はともかく、攻の性格が苦手な時が多くて、前作、前々作と乗り切れなかった理由のひとつでした。
人間味が足りないと、行動が全然理解できません。
その点、今回の久保は普通の感覚を遺していたので、理解しやすかったです。
感情的になっているところはありますが、暴走する背景も、その後少しずつ冷静になって、和義に対する感情が表に出てくるようになる過程も私の想像が追いつく範囲でした。

ということで、丸木先生の新作はプラチナ文庫の新レーベル。
テーマは「艶やかに ダークエロス」
ダークでアダルト、読み応えある本格的なシリアスBL小説、というのが売り文句のようです。
その1発目が丸木さんひとりというのは少々寂しいですが、人選は間違っていないと思います!
ドロドロでエロも濃厚でした~。
難を言えば所々文体に違和感があるところでしょうか。
基本的に一人称なのに、所々三人称が混じっている?
普段細かいところを気にして読む方ではないのですが、読むリズムを崩されると気になってしまう。
とはいえ、全体的に話の構成はしっかりしていて、後半明らかになる真実も効果的だったと思います。
満足!
次の作品も楽しみにしています~♪

※私が購入したのはどうやら早売りのお店だったようです。(普段行かない本屋なのでよく分からないのですが)
本来の発売日は11月10日です。
フライングした感想になってしまってすみません…。
関連記事
2009.11.01 01:25 | 丸木文華 | trackback(0) | comment(4)
            

にゃんこさま、はじめまして!
書評の早さにびつくりです。
表紙はビカビカだけどシックなので本屋で買いやすいですね。
私はピンナップが凄く気に入りました~
受の性格が好きになれないのですが、攻が
受を重厚に陵辱しても、包容力があるというのか悪い人と決め付けたくないところとか
、社会的に葬り去るようなことをしないのだから、重苦しくなり過ぎなくてエロ描写を堪能しました!

2009.11.12 21:57 URL | ぽんず #- [ 編集 ]

ぽんずさん、こんにちは!

たまたま行った本屋でこの本を買ったのですが、発売日より3週間くらい早くて、後で吃驚しました。
早売りしてる本屋さんがあるということ…なのかな?
今度また行ってみますw

これまでの丸木先生の作品に出てくる攻めは、私いまいち理解できなかったんですよね…。
ちょっと性格的に破たんしているところがあって。
でも、今回は落ち着いてみると意外とまともな人だったので、安心して読めました。
そこにいつも通りのエロも加わり、なかなか美味しい作品でした!

この新しいレーベル、これからどう展開していくのか楽しみですね♪
コメントありがとうございました~ではでは!

2009.11.13 14:01 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2010.09.04 22:37  | # [ 編集 ]

Yさん、こんにちは!

雨降りませんね~。
台風が近づいているので、そろそろ降ってくれないかなぁ…。
ところでYさんのお住まいは割と近いのですね!親近感!

最近古本屋は以前より行っていないのですが、つい先日ま○だらけに行ってきました。
安い!お得!と思ってつい買いすぎてしまいます…。
積み本がなかなか消化できない(汗)
掘り出し物があるといいですね♪

レスが遅くなり申し訳ありません!
またぜひお越しくださいませ~。ではでは。

2010.09.07 13:07 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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