にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

骨董通りの恋人 :遠野春日

4813012035骨董通りの恋人 (SHYノベルズ)
遠野 春日
大洋図書 2009-08-29

by G-Tools

受のツンツン仔猫っぷりが可愛くって仕方ない!
それにしても、挿絵の相乗効果ってすごいなぁ。
【骨董通りの恋人/遠野春日/夏乃あゆみ/SHYノベルズ(2009年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
ある日、大学近くにある骨董品店をふらりと訪れた磯崎桂一は、その店の女性店員に一目惚れしてしまう。
後日その女性は同じ経済学部の学生・羽鳥ちなつだと判明するが、ちなつは女性ではなく男性で…。

何も知らずに骨董品店「大正浪漫堂」でちなつと出会った桂一は、袴姿でウイッグを付けたちなつを当然女の子だと思って一目惚れ。
でも、翌日にはちなつが同じ学部の男子学生だと知ることに。
ふたりが通う白川学院大学は大きな大学なので、同じ学部でも学科が異なるちなつを桂一が知らないのはおかしくありません。
同じ講義に出ていても、友達を作らずいつもひとりで静かに講義を受けているちなつと、交友関係が広くて人気もある桂一とは接点がない。
ちなつが女装をしてアルバイトをしているという事は噂にはなっていたけれど、噂話に興味がなかった桂一の耳には入っていなかった。
そんなこんなで、一目惚れした相手が男のちなつだった事を知ってショックを受ける桂一ですが、それでもやっぱりちなつが気になる心は収まりません。
ちなつに近づくべく「大正浪漫堂」に再び足を向けた桂一は、ちなつがあるものを探していることを知る。
それは、正確にはちなつではなく、店主の辻本が探している女雛。
ちなつは唯一信頼している恩人の辻本のために、どうにかしてそれを手に入れてあげたいと思っている。
偶然にもパリのノミの市でそれを買っていた桂一は、女雛と引き換えにちなつに交際を迫るのですが…。
こんな書き方をすると桂一が腹黒い男のように感じるかもしれませんが、桂一はとっても好青年です。
付き合う云々は、その時点でちなつが自分を嫌っていないという感触があったし、理由はどうあれちなつと一緒にいる時間を作りたいという思いから出した交換条件。
拒絶しても結局それを受け入れたちなつに、そこまで辻本のために女雛を手に入れたいのか…と桂一は複雑な気持ちになりつつ、ふたりの付き合いは始まります。
今まで恋人は何人かいたけれど、ちなつには今まで感じたことのない「好き」という感情を抱いている桂一。
何事も要領よくこなしているのに、ちなつに対しては気持ちが先走ってスマートに行動できなくなってます。
端から見たら常に冷静に行動しているんですが、内心ドキドキしたり焦ったりしているのが人間くさくてよいですねー。
お金持ち設定とか、高校卒業後ひとりで海外を巡っていたとか、その辺りに取っ付きにくさを感じていたのでホッと一安心。
遠野作品の攻は別世界の人が多いですが、桂一は比較的普通の大学生でした。
…とまぁ桂一について先に書いてしまいましたが、この作品の魅力の大半はちなつの可愛さだと思います!!
桂一が惚れるのも納得の可愛さ。
女装した外見ももちろんですが、中身のツンデレ具合がたまりません。
警戒しつつも餌が気になってこちらを伺っている野良猫が、次第に自分に心を許し始めるんだけれど、強引に手を出すと逃げていってしまう。
桂一が我慢できずに手を出す度に逃げるのに、桂一から行動してくれるのを待っているようなところもあって、ちなつとの距離を見極めるのは大変です。
でもそんな臆病で一筋縄ではいかないところも、ちなつの存在が気になったらすべてが魅力に感じてしまう。
ツンツンしているのに寂しがり屋なところとか、甘えたがりなところとか、でも素直になれないところとか…とにかくもう私の心にヒットしまくりでした。
ちなつ…よく今まで無事だったなぁ(笑)
ちなつが桂一の前で泣く場面が好き。
恋愛としてはあっさりしているし、大きな事件があるわけでもないですが、その中に切なくなったり微笑ましかったりする場面がいくつかあって、心を掴まれました。

このちなつの可愛さを引き立てていたのが、夏乃先生の挿絵!
私は以前Charaの全サでチラッと番外編を読んだくらいしかないのですが、それが今回と同じように女装ものだったんですよね。(花舞小枝で会いましょう)
それを読んで面白そうだなぁと思っていたので、本屋で表紙を見たときは関連作か何かなのかと少し考えてしまいました(そもそも出版社が違うけど)。
今回ちなつが女装姿含めてとても可愛く、惹かれたので、夏乃先生のコミックスが俄然気になってきました。
早速探してみよう♪
あ、ちなみにちなつは女装してますが、本人の趣味ではないし、その手のプレイもありません。
あくまでふたりが知り合う切っ掛けという使われ方でした。

「大正浪漫堂」を舞台に、ゆっくり穏やかに進展していく雰囲気はとてもいいなぁと思ったのですが、最後が少し駆け足になってしまっていたのが残念です。
いつもエロだなんだと叫んでいる私が言っても説得力に欠けるかもしれませんが、この話は朝チュンでもよかったんじゃないかと思います。
その場面の描写で急に淫靡な雰囲気になるのが気になってしまう。
そこだけ読むといつのも遠野調エロなので気にならないんですけどね。
今回そこまでがいつもより爽やかなので違和感がありました。
「大正浪漫堂」のその後も…うーん。
エッチ以降がとっても遠野調です。

ということで、遠野先生の新刊はとても可愛い話でした。
仔猫なちなつが悶えそうに可愛くて、桂一と同じく、私も「可愛い」を連発してしまった…。くどくてすみません(笑)
話的に後半残念な部分はありましたが、このちなつのキャラと挿絵の効果で私は充分萌えをいただいたので満足です。
私はつくづくツンデレ猫タイプが好きなのだなぁと再確認させられました。
遠野先生は個人的に当たり外れがある作家さんなのですが、この手の可愛い話だったら比較的安定して楽しめそうです。
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2009.09.06 00:18 | 遠野春日 | trackback(0) | comment(0)
            












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