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隷属志願 :丸木文華

459285053X隷属志願 (花丸文庫BLACK マ 2-1)
丸木 文華
白泉社 2009-08-20

by G-Tools

このタイトル、期待するなって言うのが無理な話ですよね!
期待した分落胆も大きい…。
【隷属志願/丸木文華/丸木文華/花丸文庫BLACK(2009年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
香月直人は大手総合商社の平凡な営業マン。
ある日、営業先の社長にホテルに連れ込まれそうになった所で、高校時代の同級生・剣持一真と10年ぶりに再会する。
陰気な自分を隠すため、いつも道化の役回りをしていた香月。
その香月にとって剣持は特別な友人だった。
剣持との再会で、香月の日常が崩れていくのだが…。

香月は周囲に馴染むためにわざとバカなキャラになり、陰気な自分を気付かれないように立ち回っています。
高校時代、整った容姿と自由奔放な行動で目立っていた剣持に、香月はそれを指摘され、それを切っ掛けにふたりは接近。
香月はしっかりと自分を持っている剣持に憧れていて、誰ともつるまない剣持が、自分と親しくしていることが嬉しい。
剣持に心酔するようになった香月は、じゃれ合いの延長から始まった剣持との性的な接触も受け入れている。
そんな関係だったのに、剣持は高校卒業後突然繋がりが切れてしまいます。
再会後、香月はそんな剣持に疑問や不満を抱きつつも強引な誘いを断れず、再び剣持中心の生活に。
そしてついに剣持と最後まで関係を持ってしまった香月は、剣持の本当の怖さを目の当たりにすることになり…。
という、香月が剣持に取り込まれていく話です。
香月の弱さが招いた事態とも取れますが、剣持のような存在に憧れたり、依存したりする状況は分からなくもない。
そして、自分がその相手にとって特別な存在になりたいと思ったり、それを手放したくないから相手の機嫌を損なうような事はしたくなくて、言いたいことも言えない状況に陥るのは、香月が特別弱いからではないと思います。
こういう人は普通にいるんじゃないかな。
ただ、男同士でここまでいくのは珍しいのかもしれませんが。
自覚があるという点で、香月はまだ健全な気がします。
そうやって剣持に流されつつも、香月は剣持に女性のように扱われることに抵抗を覚えている。
でも一方で男である剣持に依存していて、相反する自分の性質に戸惑っています。
(女だから男に依存するのか?とか、そういう論議に発展すると収拾が付かないのでここでは置いときます。BLってその辺ややこしい)
多少元々の性格がネガティブだという点はあるにしても、香月は特別病的な所があるわけでもなく、剣持と再会しなかったらのらりくらりと毎日を過ごしていた普通の人間だったんでしょうね。
気の小さい所はあるけど、仕事はそこそここなし、友人もいて、見合い結婚した相手とそれなりに安定した家庭を築いて、きっと平凡でも平穏に暮らしていたんですよ。
フラフラしていると言ったって、このくらいの人はそこら中にいそう。
ただ、剣持に気に入られたのが運の尽き。
剣持はかなり厄介な人ですね…。
BLでオレ様なキャラが登場するのは珍しくありませんが、剣持は倫理観もおかしいし…オレ様というより言葉が通じないストーカー?
特に剣持視点で書かれている後半の『道程』を読むと、そのねちっこい執着が思った以上に病的で吃驚でした。
これは香月に勝ち目はないな…。

長々と書いてしまいましたが、兎にも角にも香月が剣持に捕まってしまう話です。
恋愛…なのかなこれは。
互いに相手を好きなんだろうけど、どちらの心も一方通行な気がします。
香月は諦めてるし、剣持は喰ってるだけだし、理解し合おうとはしてませんよねぇ。
そして香月に同情こそすれ、どちらにも感情移入は出来ませんでした…。
一応、剣持が何故そこに至ったかは、過去の話も入っていて説明はされています。
でも、それと香月の件との繋がりが強引に感じます。
香月の過去もなぁ…。
そこ必要?
それならもっと度を超した性質がある方が納得できます。
うーん、前作「あなたに赤い花を」もそうだったのですが、恋愛に至らないまま終わってしまって、モヤモヤした読後感。
こういう味を狙っているのかもしれません…でも、でも…消化不良だー!!

そしてこれもまた前作同様なのですが、エロが物足りない…!
もっと突っ走って欲しかった。
私、丸木先生の書く変態さんが好きなだけどなぁ。
うー欲求不満デス。

ということで、なんだか読み終わってみると前作と同じような印象でした。
丸木先生+花丸BLACK+このタイトル。
今月ずっと楽しみにしていたんですが…。
確かにこの雰囲気は「BLACK」なのかもしれないけれど、私は違う方向で黒さを期待していたので残念です。
丸木先生は、ねちっこくて重い雰囲気と変態エロが上手く合わせて、読み応えのある萌えエロ作品を書ける作家さんだと思います。
そういう作家さんはなかなかいないんです。
2作続けて不発でしたが、次こそは…!
よろしくお願いしますm(_ _)m
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2009.08.27 00:16 | 丸木文華 | trackback(0) | comment(0)
            












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