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4344816854ラブストーリーで会いましょう〈上〉 (幻冬舎ルチル文庫)
砂原 糖子
幻冬舎コミックス 2009-06-16

by G-Tools

メインカプはどうも物足りなさを感じてしまいましたが…。
脇カプに心奪われた!
【ラブストーリーで会いましょう(上下巻)/砂原糖子/陵クミコ/ルチル文庫(2009年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
女性向け情報誌の編集部で働く上芝駿一は、新しく連載が始まる恋愛ショート小説の担当になった。
その小説を書くのは人気作家の庭中まひろ。
庭中は上芝に、シナリオに合わせて相手役の男性を演じる事を求めてくるが…。

庭中はかなり変わっています。
毎日詳細な予定を立て、その通りに行動しないと気が済まない。
コミニュケーション能力にも問題のある庭中には恋人はおろか、友人すらいない。
でも、完璧主義の庭中の仕事は早くて正確。
人気作家の庭中に対して、出版社側は当然文句は言いません。
だから庭中は自分のズレを直す必要もなく、マイペースに毎日を過ごしているのですが、そこにやってきた上芝はその生活を乱していきます。
元々ネイチャー系の雑誌に興味がある上芝は女性誌には思い入れが無く、庭中の恋愛小説に熱意があるわけでもない。
仕事なので庭中の要望には応えますが、機嫌を伺ったりするような性格ではないので、庭中に対し遠慮無く意見する。
でもそうした中で、上芝は庭中の不器用さに気が付きます。
そして、次第に庭中から目が離せなくなってしまう。
一方の庭中も、生活を乱される事を怒ったりしますが、何故か上芝が気になって仕方がない。
ただ、恋愛小説を書いているのに恋をしたことがない庭中は、その気持ちが一体何なのか理解できません。
その上、そもそも他人との言葉のキャッチボールに慣れていないので、上芝に上手く伝わらない。
ふたりが意識し始める切っ掛けにもなるシナリオを元にした恋愛ごっこですが、結局、それがふたりの気持ちをすれ違わせることにもなってしまいます。
互いに求め合っているのに、シナリオがあるせいで更にややこしい事に。
庭中はこれでよく小説家をやってられますねぇ。
そりゃ経験がなくても書ける事はあるだろうけど、想像を膨らませるにもある程度経験が必要だと思うんですが…。
あと、好奇心とか、周囲に対する興味とか。
過去のトラウマから「予定通りじゃないと落ち着かない」という強迫症に近い状態になっているわけで、そんな庭中が小説家という仕事を選んだことにも何かしら隠れた理由があるように思います。
例えば、自分を抑えている事に対する隠れた欲求…とか?
安易な理由づけは興醒めしてしまう原因にも成り得ますが、結局、上芝と結ばれたことでこの辺りはあっさりと解決してしまっていて、少し物足りなさを感じます。
まぁ、それだけ自分の隣に誰かがいるという事が、庭中にとって大きな事だったということでもあるんでしょうけどね。
うーん、あと上芝については一体どこで庭中に恋に堕ちたのか、いまいちボンヤリしているのが気になります。
終わりよければすべてよしかもしれませんが、振り返ってみると疑問がいっぱいだ…。
あ、でも庭中が外国育ちという所はちょっと納得(笑)

エッチは砂原先生なのでしっかり萌えさせていただきました~。
しかし上巻はまさかの寸止め(笑)
そこで止められる上芝の精神力には天晴れですが、やめられた庭中は溜まったもんじゃないよ!
庭中じゃなくても傷つくと思います…。

と、こんな庭中と上芝の話がメインですが、下巻には脇で登場する八川が主人公の短編も収録されています。
本編中では庭中の小説をバイブルにしている恋愛バカ…というムードメーカー的存在であり、そして恋愛初心者の庭中に渇を入れる重要な役割を果たしている八川。
最初は「隣のアパートのホモ」だったのが最後には「友人」に昇格していて、庭中の成長に欠かせない存在です。
そんな八川の短編は、時系列的には本編の少し前、庭中と上芝が出会う頃に付き合い始めた相手との話です。
ゲイであることで消極的に生きていた八川は、庭中の小説によって前向きになり、何度も恋に破れながら運命の相手を探しています。
いつも笑顔で明るくて、ちょっと軽く見られがちな八川だけど、そんな八川だってやっぱり失恋すれば傷つく。
でもそれを表に出さない八川は次第に精神的に不安定になり、突発的な自傷行為によって入院することになってしまいます。
そこで出会った三角という看護士は他の看護士と違ってにこやかに接してくれるわけじゃないけれど、さりげない優しさに八川は惹かれていく。
私は本編よりこちらの方がすごく好み!
明るい八川の表面と、実は結構繊細な中身とのギャップにやられました。
私、発作とかに弱いんですよね…。
まさか八川に泣かされるとは思いも寄りませんでしたよ。
三角もいい男なんです。
八川の過去とか含めてちゃんと好きと言ってくれてる。
女性率の高い職場だし、相当もててそうなんですけどねぇ。
入院の原因は最悪だけど、八川が真面目で誠実そうな三角と出会えてホントによかった! ホッとしました。
八川の恋愛は不器用だけど、ちょっと羨ましいな。
近所でいちゃつかれたりしたらやっぱりイラッとするだろうけど(笑)
所々に出てくる八川の信念は、単純だけど実行するのは簡単じゃない事ですよね。
なんだか八川を見ていると前向きな気持ちになれます。
…それにしても、その原動力になった小説の作者が庭中のような人だったら…そりゃ相当ショックでしょう…。

ということで、今回は本編より番外編の方に心を奪われてしまったのでした。
八川の威力がすごすぎです!
全体としてはそこそこの満足度なんですが、この番外編が下巻に入っていたことで読後感がかなり変わりました。
この番外が面白かったのはそこまでの本編があったからこそ…と思えば、上下巻2冊を読んだ甲斐があったかな?

4344817117ラブストーリーで会いましょう〈下〉 (幻冬舎ルチル文庫)
砂原 糖子
幻冬舎コミックス 2009-07-15

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■シリーズ
「ラブストーリーで会いましょう(上下巻)」
「ラブストーリーまであとどのくらい?」スピンオフ(滝村×森尾)
関連記事
2009.07.22 00:20 | 砂原糖子 | trackback(0) | comment(0)
            












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