にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

インクルージョン :崎谷はるひ

4344816838インクルージョン (幻冬舎ルチル文庫)
崎谷 はるひ
幻冬舎コミックス 2009-06-16

by G-Tools

慈英×臣シリーズのスピンオフが文庫化。
でも元のレーベルのせいか、雰囲気は結構違いました。甘い!
【インクルージョン/崎谷はるひ/蓮川愛/ルチル文庫(2009年)】

オススメ:  エロには満足…w

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
大学進学で九州から上京した早坂未紘は、夏休みを前にしても仲のよい友人もおらず、落ち込み気味。
そんな折、以前から悩まされていた痴漢に反撃したのだが、掴んだその手は別人で、弾みで怪我をさせてしまった。
その相手・秀島照英がジュエリーデザイナーで、職人の手を怪我させてしまった事を知った未紘は、夏休みの間照英の工房を手伝うことになるのだが…。

未紘は小柄で女性的な容貌をしていて、そのコンプレックスもあって気が強い性格をしています。
必死に受験勉強をして入った大学生活に違和感があって馴染めずにいた事に加え、地方出身でその気の強さ。
大学で浮いてしまった未紘は気持ちが塞いでいて、そのどうにもならない苛立ちからいつも以上に気が立っていたため、勢いで照英に怪我をさせてしまいます。
状況を知って自分の勘違いから大変なことをしてしまった事に気付き、少しでも照英を助けるべく工房を手伝うことに。
でも、次第に照英を意識してしまう自分に気が付いた未紘は、自分を持て余し気味。
そしてそんな未紘に、照英は「俺のことが好きなんだろう」と言うのですが…。
崎谷作品には時々この台詞を吐く攻が登場しますが、照英の場合ただ単に素直に自分の気持ちを言うのが恥ずかしいという部分が大きい気がします。
攻の性格によってはかなり苛つくこの台詞も、照英なら大丈夫でした。
まぁ、年の差が結構ありますからねー。
30歳の男が18歳の男に向かって「好きだ」と言葉にするのは照れがあるんだろう、というのは分かります。
それに照英は見た目と反して結構可愛いところあるし…。
未紘が自分の気持ちに気付くずっと前から、照英は未紘の事かなり気に入ってます。
っていうか、泣いてる未紘に一目惚れしちゃったんですよね?(笑)
未紘も照英のことをすごく好きで嵌っているけど、それ以上に照英は相当可愛い未紘にメロメロになってる。
表情には出さないようにしているけれど、そんな照英を友人であり仕事の相方でもある久遠はすっかりお見通しなんだろうなぁ(笑)

元々この作品は黒ラキから出ていた事もあり、エロはかなり濃厚。
これだけ分厚いのは…ひとえにエッチシーンが膨大だからです!!
初エッチで60ページくらいある…。
崎谷先生があとがきでも仰ってますが、最近の崎谷作品はこんなにじっくり描写はないので、こうして過去の作品が文庫化される度に作風の変遷を感じます。
でも私は結構こっちも好きですよ?
疲れているときの糖分補給にはもってこい。
深く考えず甘さを堪能できるので、状況や心理描写が少し過剰気味な今の作品よりも楽な気持ちで読めます。
純情そうな未紘がセオリー通りエロい子で、卑猥な言葉を言わされちゃってる姿に当然のことのように萌える。
うーん、それだけ私が崎谷先生の濃厚エッチに順応したということだろうか…。
照英と一緒で、私も可愛い男の子には弱いようです(笑)
あ、ツンツンしているところもポイントです!

この話の中でスパイスとなっているのは下田という工房の見習いが起こす事件です。
下田は鬱屈した性格で攻撃的な人物なので全然好感は沸きませんが、でも未紘に対する事件を起こしてしまったのはちょっと同情する面もあるかな。
だって未紘を含めて4人しかいない職場で、自分以外の3人が自重することなくいちゃこらしてるんですよー。
そりゃイラッとしてもしょうがないんじゃないだろうか…。
若くて恋愛経験値の低い未紘は仕方ないとしても、大人で所長という立場でもある照英はもっと気を遣わなきゃだめじゃないのかい?
その辺りは全然反省していないようなので、新しく入れる社員が肝の据わっていそうな女性なのは正解ですね(笑)
きっと普通の人じゃやってられないよ…。

あ、書き忘れましたがこの作品は一部方言が使われています。
私は未紘の可愛い見た目とのギャップが最初は気になっていたのですが、途中からは可愛く思えてきました~。
博多弁には全く馴染みがないので、音として認識が出来ないし、意味も分からないので所々ルビが振ってあるのは助かりました。
ただ、これは今現在若者に一般的に使われている博多弁なのかな?
私には判断できないのですが、やっぱり地元の人だと抵抗があるかもしれませんね。
自分が名古屋弁とか中部圏の作品を読んだらきっと落ち着かないです。
無駄に間違い探しをしてしまいそう…。

ということで、黒ラキから出ていたノベルスの文庫化作品。
私は旧版を持っているものの未読のままで、今回新装版で初読みでした。
挿絵が新田先生から蓮川先生に替わってます。
今回登場した照英は慈英×臣シリーズの慈英の従兄で、元は別の出版社から出ていた同じ世界観の作品がルチル文庫で統一された事になるので、挿絵は蓮川先生の方が個人的にはしっくりきました。
でも、話の雰囲気が違うので、慈英×臣シリーズのスピンオフという意識で読むとちょっと違和感あるかもしれませんね…。
一応慈英の存在は出て来ますが、そちらのシリーズとは深く絡んでいません。
慈英たちの話より甘さを前面に出した内容で、重い過去とかトラウマとかそういった所はなく、修羅場があるわけでもない。
全体的に甘いふたりのやりとりで終始していて、このふたりにとって大変なのは現実が戻ってくる未紘の夏休み後からなんじゃないかと思うので、そういった意味では物足りなさを感じます。
でもそこまで書き込まれたら、それはそれで胸焼けがしてくるかも…。
萌えエロを楽しむ話だと思えば大満足ですよ~。(そもそも元のレーベルの主旨はそこなんだから間違ってはいない)
サクッと読めて甘さを楽しむ作品でした♪
私は最近疲れがたまっていたので、エロ濃厚な崎谷作品は疲れが吹き飛んでちょうどよかったです(笑)
関連記事
2009.06.28 01:02 | 崎谷はるひ | trackback(0) | comment(2)
            

またまたおじゃまします!。

私、最近お疲れ気味だったので、にゃんこさんのブログを拝見し、何か糖分補給できそうな本を…と探してまして、コレを読んでみました!!。


確かに甘いですね…。
しかも難しいことや深刻な感じもなく、ひたすら甘さを堪能できる一冊ですね!。

面白いか面白くないか、と言われると正直面白くはないと思ってしまうのですが…(すみません、辛口で…)。

糖分補給目的として読むなら、文句なしでした。

年上攻めの年の差カップルはあまり好物ではないのですが、これは受の子が痴漢にあったり、容姿にコンプレックスがあったり、環境変化に戸惑ってたり悩んでたりで、甘い作品にありがちな、あっけらかんとした可愛いだけの子じゃなくて、好感がありました。

でも崎谷先生の作品なら、もう少し情緒があるお話の方が好きかなぁ。

2009.07.20 21:47 URL | 雪兎 #- [ 編集 ]

雪兎さん、こんばんは~

疲れたときって糖分補給したくなりますよね!
私も時々飢えて、何か無いかなと探しちゃいます(笑)
崎谷先生は作品によって激甘な時と、甘いけどしょっぱい時があるので、見極めてから読まないと逆に疲れてしまう事もあるんですが…。
これはそういう意味ではピッタリですね♪

私ももう少し読み応えがあるほうが好きだなぁ。
あ、今月の新刊は、エロもあり、可愛さもありでお手頃な感じで良かったです~。

コメントありがとうございます!嬉しいです!
それではまた~

2009.07.21 22:23 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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