にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

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4576040685天国が落ちてくる 1 (シャレード文庫)
高遠 琉加
二見書房 2004-04-28

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面白かった!!
音楽っていいなぁ。ライブに行きたくなりました。
【天国が落ちてくる(全3巻)/高遠琉加/祭河ななを/シャレード文庫(2004年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
邦楽ロック&ポップスの雑誌『GARISH』の編集兼ライターをしている湊秋広は、若干18歳の人気ロック歌手・新條カオルにインタビューをすることになる。
しかし、極端に露出の少ないカオルには、ある持病があった。
何故かカオルに気に入られ、その持病を知ってしまった湊。
振り回されながらも、湊は次第に惹き込まれていくのだが…。

ふたりの出会いは雑誌のインタビュー。
何故かカオルに「うさぎちゃん」と気に入られ、気まぐれに呼びつけられる湊ですが、腹を立てながらもインタビューのために必死です。
でも、そんな我が儘放題のカオルが垣間見せる弱い部分、そして何よりカオルの声に、湊は惹き込まれていく。
そんな中で、湊はある秘密を知る事に。
カオルは圧倒的な人気を誇るロック歌手ですが、不定期に突然声が出なくなるという持病を抱えています。
そして、その持病を発症したカオルは湊の部屋に転がり込み、そこで湊のピアノと出会う。
湊は元々ピアニストを目指していて、音大も卒業していますが、ピアニストとして致命的な問題があり挫折したという過去がある。
カオルのために弾くピアノは、湊の心も、カオルの心も変化させていくことになるのですが…。
上手くあらすじをまとめられないのですが、簡単にまとめると過去やコンプレックスを抱えたふたりが、音楽を通して触れあっていく話…といった所でしょうか。
生い立ちも性格も重ならないふたりが、音楽で繋がっている。
音楽が理屈抜きで心に突き刺さってくることってありますよね。
もちろん、受け取る側の精神状態とかにも左右されるものだとは思いますが。
ここまで規模が大きくないにしても自分にも覚えのある感覚なので、ふたりが近づいていく過程が自然と心に入ってきました。
言葉では上手く説明が出来ないけれど、言葉よりも素直で嘘のないところで繋がっているってすごいなぁと思います。
でもやっぱり言葉も必要なんですけどね。
感覚的には惹かれ合っているふたりですが、だからと言ってすんなりと恋人同士になれるわけではありません。
男同士だし、年齢も離れているし、人気歌手と地味な雑誌編集者という組み合わせだし、カオルの過去や湊のコンプレックス。
そういった問題がふたりの間には山積みで、特に湊は自分のカオルに惹かれる気持ちがどんな種類のものなのか、なかなか自覚できません。
カオルも湊も、その過程でそれぞれ抱えている過去と向き合っていくことになる。
そこが痛いんだけど、一緒に生きていくためには必要な痛みなんですよね。
その部分がしっかり掘り下げらているので読み応えがあります。
途中、湊がカオルの過去を知って戸惑ってしまう場面があるんですが、そういう所がただの「いい人」ではなく等身大の20代の人間で、一気に好感度上がりました。
相手をすべて受け入れるなんて理想論だと思う。
もちろん否定したらふたりの関係は成り立たないけれど、好きな相手と言ったってそれまで違う人生歩んできたわけだし、戸惑う所があって当然でしょ。
その違いを認めた上で、そこから切磋琢磨しながら一緒に生きていくものなんじゃないかなぁと思うので、このふたりのすれ違う過程があってよかったです。
焦れったいんですけどね!

エッチシーンは3冊という分量の割には描写少なめなのかもしれませんが、途中からはこのふたり結構熱いです。
湊が意外にも積極的。
でも男なんだし、恋人同士なんだからこのくらいが自然なんじゃないかと思います。
っていうか、エッチに限らず湊は結構恋愛体質ですよねぇ。
年上で普段は理性的な行動をする湊なのに、付き合い始めてからどんどんカオルの存在が大きくなっていっていて微笑ましいw
本編はずっと湊視点で、3巻の最後の話がカオル視点なんですが、これがまた美味しかったです~。
攻視点のエッチは萌える!

ということで、高遠先生だし、なんか重い過去を抱えていそうだしで、かなりビクビクしながら読んでいたんですが…。(痛いの好きだけど心の準備をしていないと反動が大きい…)
確かに痛いけれど、ちゃんと補修もしてくれる話だったのでホッとしました。
読み応えあるし、読後感もいい。
でも音楽業界が舞台ということで、痛さとは別の意味で少し不安でした。
クラシックは好きだけど、どうもバンドとかの話って苦手意識があるんですよねぇ。
最初は嵌っていた「NANA」も途中離脱してしまったし…。
でも今回は大丈夫でした!
華やかな世界を舞台にしていても、話の中心は意外にも身近に感じられるところにあって、丁寧に気持ちが描写されているので説得力があります。
私は普段音楽がかかっていると集中して本を読めないんですが、今回は無性に音楽が欲しくなりました。
ライブに行きたくなる!
面白かったです~♪

4576041479天国が落ちてくる(2) (シャレード文庫)
高遠 琉加
二見書房 2004-08-30

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4576042165天国が落ちてくる(3) (シャレード文庫)
高遠 琉加
二見書房 2004-11-27

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関連記事
2009.06.10 00:10 | 高遠琉加 | trackback(0) | comment(4)
            

私もこのストーリーは大好きです。なんだかカオルの中に尾崎豊を感じるんですよね。個性は違うけれど、身を削って音楽を作っているっていう感じがどこかで同じ匂いをかもし出している。

傷ついた事のない人生なんてないだろうし、辛さを乗り切るのは大抵じゃなくて、壁をまえに壁伝いに歩くってことや、立ち尽くす事も多いけれど、そんな時、寄り添ってくれる人がいる幸福。そんな幸福をこの本を読んで感じました。

どこか榎田先生の初期の頃の作品を思い出しました。辛いし、寂しいし、苦しいし、でも人は一人ぼっちじゃないっていうどこかに暖かな思いがある。救いがあるのが、高遠先生のよさですよね。その点、木原先生はようしゃないけすけどね。

いつか神経衰弱な男達の批評もお願いします。私はアレも大好きなんですよ。

2009.06.16 21:58 URL | mudanahibiwokasanete #- [ 編集 ]

mudanahibiwokasaneteさん、こんばんは~

私もこれを読んで尾崎豊を思い出していました!
歌う曲の雰囲気は違いそうですが、私も音楽に対するスタンスみたいなものが似ているのかなぁと思います。

カオルのようなタイプは、ひとりだと自分自身のパワーに自滅してしまいそうです。
それを湊が緩衝材になることで、うまくコントロールできてるんでしょうね。
ふたりが出会うことが出来てホントよかったなぁと思います。

「神経衰弱~」は別の友人からも勧められているので、今度探してみようと思っています!
オススメしていただき、ありがとうございました(*^_^*)

2009.06.18 00:44 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2009.06.28 17:31  | # [ 編集 ]

Aさん、こんばんは!

音楽はすごく身近で、例え自分に特別な才能がなくても、聴いていると表現者のパワーを感じられますよね。
だから音楽業界という自分とは違う世界の話でも、すんなりと感情移入できるのではないかなぁと思いました。
あ、私はピアノをやっていたのですが、才能の方は全くで…(^^;)
才能のある人に憧れます!

コメントありがとうございました!
好きな作品なので、コメントいただけてとても嬉しいです(*^_^*)
それではまた~

2009.06.30 00:44 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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