にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

406286603X夏夜のたまゆらに 東景白波夜話 (講談社X文庫 はG- 6 ホワイトハート)
今 市子
講談社 2009-06-05

by G-Tools

東景白波夜話の第2弾。
うーん、嫌いじゃないんですが、毎回印象が一緒なんですよねぇ。
【夏夜のたまゆらに 東景白波夜話/鳩かなこ/今市子/ホワイトハート(2009年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
両親の死後、継母によって蔵に閉じこめられていた与一郎は、ある夜、狐の面を被った少年に助け出された。
甲斐甲斐しく面倒をみてくれたその少年・藤吉と共に、与一郎は「水燕の熊」と呼ばれる帝都で掏摸を取り仕切っている親分の元で生活することになる。
しかしある日、水燕のリーダーであり養父である熊次が警察に捕まり、与一郎は熊次の留守を預かることに。
そして、与一郎と藤吉の気持ちがすれ違い始めるのだが…。

一時的に留守を預かっている与一郎ですが、正式な跡目は藤吉が継ぐべきだと考えています。
藤吉のことを愛している。
でも、熊次が戻ってきたとき、自分は静かに去ろう。
そんな与一郎の考えに藤吉は気付いていて、与一郎を失いたくないが為に警察側に手を貸します。
でもそれは与一郎にとっては裏切りでしかなく、自ら藤吉の前から去ることに。
ここまでが前作までの流れです。
その後与一郎はおりんと共にひっそりと暮らし始めるのですが、1年半後、ふとした出来事を切っ掛けに、再び藤吉と仕事をすることに。
当然与一郎は反発しますが、藤吉への気持ちは変わらずあり、与一郎は揺れます。
そんな中で、与一郎は知り合いの子供を引き取ることになり、家族に対する気持ちが変化していく。
そして、頑なに否定していた藤吉の行動に対しても、次第に変わり始め…。
という展開なわけですが、なんだかふたりとも言葉が足りなすぎるだけなんじゃないかと思えてきて、ラストが物足りなかったです。
そもそも、与一郎は藤吉の行動を怒っているけれど、自分だって無自覚に同じ事してるんですよ。
ふたりとも「相手のため」とか言いつつ、結局それは自己満足でしかない。
与一郎が怒るのは当然ですが、藤吉が怒るのだって当然でしょう。
似たもの同士の意地の張り合いですね。
言葉にしないと伝わらないことだってあるのだから、大切なことはちゃんと言葉にしてください。

鳩先生の話は嫌いじゃないし、雰囲気がいつも一緒なのも、それはそれで個性だと思います。
でも、だからこそキャラに変化をつけて欲しい。
この雰囲気には耐えて忍ぶ恋愛が合っているとは思いますが、たまには恋に暴走するキャラとかいてもいいんじゃないかな…。
執着の強い攻とかなら似合うと思うんですが。
藤吉も執着強いけれど、精神的すぎます。
今回は展開が鳩先生の王道過ぎて、好きならもっと貪欲に求めなさいよ!!と、叫びたくなりました。
あぁぁ焦れったい…!

匂い立つ色気はあります。
気持ちを抑えていた分エッチに突入すると熱い。
口淫後その精液を相手に飲ませる(つまり自分の精液を自分で飲む事になる)プレイって、ダメな人はダメだと思うけれど、私は執着ドロドロのお仕置きという感じが嫌いじゃないです。
このふたりは抑制が強すぎて、その反動ですごく濃いエッチをしてそう(笑)

というわけで、嫌いじゃないけど物足りない読後感でした。
このシリーズが鳩先生初体験だったら、何も考えずに萌えたと思うんですけどね…。
これって続きはあるんでしょうか?
一応区切りは付いているので、ここで終わってもおかしくはないと思う。
この先に興味があるような無いような。
鳩先生の作風は、ハッキリと気持ちの描写があるわけではなく、仕草とか視線でこちらも察していかないといけないので、読むのに結構時間がかかります。
だから気持ちが乗らないとちょっとつらい…。
うー不安もありますが、兎にも角にも次の作品を待とうと思います!

■東景白波夜話シリーズ
第1弾 「暁闇に咲う」
第2弾 「夏夜のたまゆらに」
第3弾 「花の棲処に」
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2009.06.08 00:30 | 鳩かなこ | trackback(0) | comment(0)
            












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