にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

花の残像 :夜光花

4812438241ラヴァーズ文庫 花の残像
夜光花
竹書房 2009-05-25

by G-Tools

凍る月シリーズのスピンオフ。
ふたりの関係が甘すぎてどうしようかと思ったら…あぅぅ。
【花の残像/夜光花/高橋悠/ラヴァーズ文庫(2009年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
どんな怪我を負っても治癒してしまう身体を持った巴。
その力の研究のために、幼い頃から巴は施設に隔離されている。
ある日、その施設に閉じこめられている獣を見つけた巴は、同じ境遇の獣が気になり毎日のように会いに行くようになった。
しかし、暴れ出した獣に襲われてしまい…。

「凍る月」シリーズの番外編です。
今回の主人公は、「餌」の巴と「獣人」の須王。
須王は本編で光陽たちと対峙する組織のリーダーとして登場しています。
この話の時間軸は、3作目「灰色の衝動」の1年~半年前くらい。
組織のリーダーが須王に交代するまでの話です。

餌の能力は一般には知られていないので、巴は研究対象として隔離されています。
その研究所にいた獣が須王で、襲われたというのは実は契約の行為だった。
なので、巴は須王と契約していることになりのですが、巴本人は全く知りません。
脱出の際巴を連れて行くことが出来なかった須王が、居場所を捜し出し、再び巴の前に現れるのが5年後。
須王は巴を自分の組織に連れて帰り、命の恩人として大切に扱いますが、餌としては手を出さない。
次第にその優しさに不安を感じるようになる巴は…という流れ。
契約によって身体の成長が止まっていたとは言え、巴は22歳とは思えないくらい小柄で、そしてずっと外の世界を知らずにいたのでとても無垢です。
だから、他人の感情はもちろん、自分の感情も上手く処理できずに戸惑ってしまう。
須王は巴に惚れているのですが、巴の戸惑いをちゃんと分かっていて、優しく見守っています。
そんな生活が続く中、次第に巴は須王への特別な気持ちを自覚するようになり、ふたりの関係は一気に進展することに。
でも、それは同時に巴の立場を危うくすることにもなってしまう。
須王は能力も人望もあり、次のリーダとして期待されている獣人です。
ということは、敵も多い。
須王が周囲を憚らず愛情を注ぐ巴の存在は、当然弱点と見なされ危険な目にあったりするのですが、一番危険なのは身内でした…。
組織内で須王はとにかくもてまくりです。
恋愛感情だけじゃなく、妄信的に慕ってくる人もいる。
須王の身近にいる獣人は、蓮、相模、ヨハン、忍という4人。
蓮、相模は性格も穏やかで巴に優しく接してくれますが、忍は攻撃的な問題児、ヨハンは無愛想で掴み所のない人物です。
皆それぞれ須王に忠誠心を持っているけれど、過度の傾倒は時として排他的な思考に陥る事にも繋がる事に。

以下、ラストの展開に触れているので、未読の方はご注意くださいませ。

もうね、須王と巴の関係が余りにも甘くて、これはこのまま終わるわけがないよね…と逆にどんどん不安になりながら読みました。
案の定…いや、予想以上に切ない展開にため息が出ましたが、でもこれは未来があるってことですよね?
その辺りが、このシリーズの結末に大きく影響するような気もします。
しかしこんな巴をひとりにしちゃって大丈夫なのか…?
光陽もハラハラさせられるけれど、巴は光陽とはまた違い、生活能力とかそういう所からして心配です。
ふと考えたら光陽より年上なんですけどね…。

ということで、「凍る月」シリーズのスピンオフ。須王×巴編でした。
ふたりの関係については、純愛路線&萌えエロいっぱいなので、問題なく楽しめる内容だと思います。
しかし最後に待ち受けていたこの展開…。
この先が気になるんですけど!
えーと、本編を読まなくても多分話は理解できますが、世界観を掴むためにも是非既刊3冊を先にどうぞ。
特に、これは「灰色の衝動」と合わせて読むと面白さ倍増だと思います!!
復習のためにちょっと見返すだけのつもりだったのに、思わずじっくりと読み込んでしまいましたよ!
何故須王が光陽に優しかったのかが今回よく分かったし、組織の人間関係を把握すると本編が益々面白い。
敵も味方も、忍でさえ(笑)愛着が沸きました。
本編の行方も気になるけれど、番外編ももっと読みたいなぁ。
銀とか黒澤、蓮、相模などなど気になるキャラがいっぱい!
続きを楽しみに待ってます♪

ラブコレにも番外編が収録されています
481243825Xラヴァーズ文庫 ラブコレ~5th anniversary
夜光花、ふゆの仁子、森本あき
竹書房 2009-05-25

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■シリーズ
スピンオフ含めてひとつの話になっています。順番にどうぞ。
「凍る月~漆黒の情人~」(梁井×光陽)
「凍る月~紅の契り~」(梁井×光陽)
「凍る月~灰色の衝動~」(梁井×光陽)
「花の残像」(須王×巴)
「花の慟哭」(須王×巴)
「銀月夜」(佐倉×銀)
「凍る月~七色の攻防~」(梁井×光陽)
「凍る月~瑠璃色の夜明け~」(梁井×光陽、須王×巴)
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2009.06.03 00:20 | 夜光花 | trackback(0) | comment(0)
            












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