にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

脱がない男(上下巻) :木原音瀬

4862631347脱がない男(上) (ビーボーイノベルズ)
木原 音瀬
リブレ出版 2007-03

by G-Tools

うーん、インパクトのあるネタと思いきや後半失速。
もうひと押し欲しかったです。
【脱がない男(上下巻)/木原音瀬/志水ゆき/BBN(2005年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
「Don't Worry Mama」のスピンオフ。
単独でも十分楽しめます。

【あらすじ・感想など】
化粧品会社の営業促進部で働く甲斐谷安和。
縁故で入社した事もあり、化粧品に思い入れもなく、仕事が出来るわけでもない甲斐谷は、いつも上司の藤原康人に怒られてばかり。
新製品のチームに加わることになり、そのストレスは募る一方で…。

甲斐谷は仕事が出来るわけではないですが、特別鈍くさいという事もないというくらいの人物です。
ただ、神経質な藤原は、体育会系の甲斐谷の身だしなみが気になって仕方ない。
服装や寝癖など細かいところを注意するので、甲斐谷にとっては天敵のような存在になっています。
それが、一緒のチームになり、意見が対立したことで益々関係が悪化。
売り上げ重視の保守的な藤原に自分の努力を一蹴された甲斐谷は、怒りのあまり藤原の弱みを握ろうと、ある計画を立てます。
それをネタに藤原を脅し、さらに、思いがけない展開で甲斐谷は藤原と肉体関係を持ってしまう。
そうして藤原の内面を知っていくうちに、甲斐谷は次第に気持ちが変化していくのですが…。
甲斐谷の計画はかなり酷いです。
肉体的なコンプレックスが藤原にあると知って、それをネタに脅すなんて…。
しかもそれは藤原にとって大きなコンプレックスなんですよ。
藤原は当然反発するけれど、そのネタを前にはどうすることも出来ません。
甲斐谷は最初は藤原憎しという勢いでやってますが、途中から藤原の事を真剣に好きになっていきます。
藤原もそんな甲斐谷にほだされていきますが…。
面白いが納得出来ん!!
甲斐谷が藤原の弱い部分を知り、エロい姿を知り、惹かれていくのはまぁ分かる。
でも、藤原は甲斐谷の行いを何故そんなあっさり流せるのか、そこの所が私には理解できないまま話が進んでしまいました。
自分の隠していたコンプレックスに甲斐谷にずかずかと踏み込まれ、結果的に藤原は自分を解放できるわけなので、自分を取り繕わなくてもいいという気楽さはあると思います。
しかも、性欲旺盛な藤原がアナルセックスの良さに目覚め、甲斐谷がそれを満たしてくれるのだから、藤原にとって甲斐谷は特別な存在なのでしょう。
だから、強引でも自分の中に飛び込んできた甲斐谷に藤原が恋愛感情を抱く、という事自体は理解できる。
でも、恋愛感情を自覚していない時点で、すでに藤原は優しいんですよ。
甲斐谷の告白も、藤原は受け入れていないのになし崩しにセックスに傾れ込まれ、何故か付き合うことになっているし。
それがなんだか気持ち悪くて、でも木原先生だし、もしかしたら大どんでん返しがあるんじゃないか…などと悶々としながら読み進めました。
が、結局何もオチはなし。
喧嘩はしてますが、ただの痴話喧嘩でした。
うーん、私の読みが甘いだけ?
もしかして丁寧に読み込めば、心の機微が理解できたのか…?
これが木原先生じゃなければすんなり受け入れられたのかも知れません。
木原先生だから変に期待しすぎてしまいました。

タイトルの「脱がない男」は、藤原が肉体的なコンプレックスが原因で、女性とのセックスの時に服を脱がない男だったという所からきています。
えー、ネタバレしてしまうと、甲斐谷に脅されるネタにもなったそのコンプレックスは…睾丸がひとつしかないこと、でした。
意外に大したことないと思うのは、私が女性だから?
少なくとも私はそんな事気にしません。
そんなわけで、片玉はそんなに重要か?!と最初思ってしまいましたが…。
こんな過去があるなら仕方ないですね…。
そりゃコンプレックスになるでしょう。
ネタ的にはインパクトがありますが、話の軸としては違うところにあって、これはただの取っ掛かりです。
この話は「Don't Worry Mama」と人物がリンクしているのですが、この肉体的なコンプレックスが絡んでいるという所も被っていますね。
まぁ、誰しも大なり小なりコンプレックスは持っていて、それを晒せる相手というのは、特別な存在なのだろうと思います。

エロは…とても萌えました!
藤原さんエロすぎます…ww
性欲の強い受ってステキですね!!
はー、それにしても、某ゲームをプレイした後ということもあって、藤原が遊佐さんの声で脳内再生されますヨ…。
益々萌え。

ということで、場面場面は面白いし、甲斐谷がどんどんしっかりしていく様子も面白いのですが、藤原の気持ちの変化がどうしても掴みきれなくて消化不良です。
キャラ的には好きなんですけどね。
上巻と下巻で話の軸が少し変わってしまったように思います。
木原先生なのに痛くないし…。
甲斐谷に何かしっぺ返しが来るんじゃないかと構えてしまったじゃないですか!
気を取り直して別の作品にいってみます。

■シリーズ
「Don't Worry Mama」
「脱がない男」
「男の花道」

Don’t Worry Mama (新装版) (ビーボーイノベルズ) 脱がない男〈上〉Don’t Worry Mamaシリーズ (新装版) (ビーボーイノベルズ) 脱がない男〈下〉Don’t Worry Mamaシリーズ (新装版) (ビーボーイノベルズ) 男の花道―Don’t Worry Mamaシリーズ (ビーボーイノベルズ)
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2009.05.29 00:43 | 木原音瀬 | trackback(0) | comment(0)
            












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