にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

不確かな抱擁 :夜光花

4812422450不確かな抱擁 (竹書房ラヴァーズ文庫)
夜光花 雪舟薫
竹書房 2005-07-23

by G-Tools

立て続けに、夜光花先生です。
これは3作目ですね。
私はこの先生の世界に相当引き込まれました。
作家買いはあまりしない私ですが、新作でたら即買いだな。
【不確かな抱擁/夜光花/雪舟薫/ラヴァーズ文庫(2005年)】

オススメ:  久々だわ

↓ネタバレあり、caution!!
あらすじ
変わりたい。昔から、北斗の行く所には災いが起こる。その為、接触嫌悪症を患った北斗は部屋に閉じこもりがちの生活を送っていた。自分を取り巻く不思議な因縁は一体何なのか…。その原因を突き止めるため、北斗は母の故郷、八ツ島へ向かった。七歳の頃その島で記憶を失ったのだ。記憶をたどれば、どこへ行っても疫病神の自分を変えられるかもしれない。しかし、そこで北斗を襲ったのは、再度の記憶喪失だった。島に着いてからの記憶がない北斗の身体には、誰かと抱き合った後のような痕跡が残っていて…。幾重にも折り重なる謎と屈折した人の感情が絡まりあう、エモーショナル・ラブストーリー。



感想など
何かと不幸を呼び寄せる北斗(19歳・受)が、自分の過去を求めて八ツ島へ。
そこで克哉(攻)と出会いますが、島の因習にとらわれ…。
あぁー、この設定を説明するの大変です。
舞台は、「犬神家の一族」みたいな雰囲気の(もっといい例えがあるかもしれませんが、自分の知識がなさすぎ…)、周りから隔絶されて古いしきたりに縛られている島です。
そこに自分のルーツがあると感じる北斗なのですが、あまりに重い過去であるため、記憶を失っています。
この島に着いてからも、過去を思い出したいと思う反面、思い出すたび、精神的に耐えられず再び記憶を失ってしまいます。
その過去が、このお話のオチで、一番大事な所なので伏せておきます。
期待通り、いやそれ以上のオチでした。
北斗の記憶が曖昧なので、なかなか読者も全体像つかめないのですが、最後にはすべて納得させられます。
なんというか…、今時珍しいJuneネタをBLにしてみましたという印象。
雰囲気としては、三田菱子の「鼓ヶ淵」を思い出しました。(ふ、古すぎ…)
こんな設定を、最初の数ページで読者にのみこませるとはー。
つかみはオッケー!って感じで、どんどん世界に引き込まれました。

毎回のごとく、今回の受もおとなしいです(暗い域に達してる?)
で、攻は強引。
王道です。安心ですが。
あとがきで、「暴力的な受も書きたい」とあるので、期待してます。
そしてそして、今回もエロかった!
満足です!
前作「灼熱を呼べ」よりエロは濃い。
いや~、おとなしい受がエロいと萌えますね(笑)
夜光花先生のエロ描写、清潔感あるのにエロエロで大好きです!
(エロ連発)

毎回同じパターンじゃないの?っていうつっこみもあるかもしれません。
確かに、どんな設定であっても、基本構成は同じ。
「起承転結」の基本に忠実です。
最後にでかいオチが待っています。
キャラも似てる。
でも、それはそれで、安心感あってよいのです。
それを飽きさせないのが、作家の力でしょ。

「灼熱を呼べ」と連続して、夜光花先生の作品でしたが、かなりお気に入り。
一発屋かと思いきや、実力派でした。
今のところハズしてない。
今後も期待してます!
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2006.03.01 18:11 | 夜光花 | trackback(1) | comment(0)
            












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[BLS]不確かな抱擁
夜光花&雪舟薫(竹書房ラヴァーズ文庫) 夜光先生はとにかく雰囲気作りが上手い。漂う匂いや空気感などがリアルに感じられる表現をする。背景描写ひとつとっても単語の羅列とその順番で驚くほどストーリーに盛り上がりが生まれるものだとわかります。しかも...

2006.03.06 00:55 | B-Life.SS

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