にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

スポンサーサイト :スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | TB(-) | コメント(-)
4576090380唇にキス 舌の上に愛 ~愛と混乱のレストラン3~ (二見シャレード文庫 た 2-13)
高遠 琉加
二見書房 2009-04-23

by G-Tools

待ちに待った完結編!
何はともあれ、幸せになってくれてホッとしました…。
【唇にキス 舌の上に愛 -愛と混乱のレストラン3- /高遠琉加/麻生海/シャレード文庫(2009年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
既刊本の感想はコチラ↓
「愛と混乱のレストラン」
「美女と野獣と紳士 -愛と混乱のレストラン2-」

【あらすじ・感想など】
フレンチレストラン『ル・ジャルダン・デ・レーヴ』の復活のため奔走する若き支配人・鷺沼理人、29歳。
鷺沼はシェフの久我と反発しあっていたが、レストランはなんとか軌道に乗り始めて、ふたりの距離も次第に近づき始める。
だがある日、過去の真実を知り不安定になっていた鷺沼を、久我は激情のまま抱いてしまう。
そして失ったものの大きさを知る久我だが…。

必死に前に進む鷺沼の原動力になっていたのは、レストランに対する反発心と、父親に対する複雑な感情です。
父親については、捨てられた事で鷺沼は憎しみを抱いているけれど、もしかしたら再会できるかもしれないという期待も心の隅にある。
それは、施設で自分に援助をしてくれていた足長おじさんの存在があったから。
でも、その僅かな希望は、信頼していた上司・叶の告白によって打ち砕かれます。
そしてそんな状態の所にやってきた久我がもたらした嵐によって、鷺沼の心は更に追い詰められてしまう。
久我は反省しますが、時既に遅し。
鷺沼は叶の元に…という所までが前巻の内容です。
今回の話は、鷺沼が過去から抜け出す過程が中心ですが、久我が自分にとって料理とは何なのかという原点に戻る話でもあります。
その先にふたりの恋愛がある。
久我と叶によって一旦鷺沼は破壊されるのだけれど、それは鷺沼にとって必要なステップで、その後再構築されていくことでようやく前に進めるわけです。
ゆっくりと時間をかけて、鷺沼の心が復活していく。
その姿は痛々しくもどかしくもあるけれど、久我の言葉にもあるように、私も「しあわせになってほしい」という気持ちでいっぱいになりながら読みました。
その過程で傷ついた人もいるのだけれど、新しい世界に踏み出すためには、決断しなければいけない事もあるんですよね…。
叶の「さよなら」が切なかった。

久我はひとりの人間として鷺沼の心を揺らす存在で、しかもトラウマである「レストラン」に繋がる料理人でもあり、鷺沼にとってキーマンとなる人物。
久我を受け入れるには過去を乗り越えなければいけません。
もちろんそれが出来たのは鷺沼自身が変わろうとしたからだけど、それだけじゃなくて、久我や『ル・ジャルダン・デ・レーヴ』の人々、そして叶の支えがあったから。
鷺沼は他人に頼ろうとしない人だけど、実際はたくさんの人に支えられているんですよね。
ただの恋愛話じゃなくて、鷺沼が自分の鎧を脱ぎ捨て、居場所を見つけていく過程がしっかり掘り下げられていて読み応えがありました。

それにしても、あんなに自信家で傲慢だった久我が、自分の不甲斐なさを嘆く日が来ようとは(笑)
一見完璧そうな男が実は不器用だったり、傷ついたり悩んだりしていると、一気に愛着が沸きます。
自分を省みることの出来ない男はどうかと思うので。
この最終巻で、一気に久我の株が上がりました。

うーん、思い入れがある作品の感想を書くのは難しいなぁ。
感じたことはいっぱいあるのだけれど、それを上手く言葉に出来ない…。
まとまりのない感想ですみません。
とにかく、鷺沼が『ル・ジャルダン・デ・レーヴ』の料理を美味しいと感じられる日が来たことに、ホッと胸をなで下ろしました。
久我と幸せになれた事ももちろんだけれど、それよりも鷺沼の目が未来に向いた事が何より嬉しい。
このシリーズは、ふたりのキャラクターがとても魅力的ですよね。
壊れそうな強さにハラハラさせられたり、揺るぎない強さの中に弱さを垣間見たり、随所で人間くささが感じられるのがいいと思います。
そして、話の方は胸が締め付けられるような痛さで泣かされたり、その先にあたたかさに優しい気持ちにさせられたり、良い意味で心が振り回されました。
面白かった。
大満足です。

あー、私も美味しい料理を食べに行きたくなったヨ…!!
料理の描写がすごく多いんだもの~。
幸せな気持ちになれる、ステキなレストランに行きたい!

スピンオフでパティシエの話が出るそうなので、そちらも楽しみにしています♪
…絶対泣きそう。→「甘い運命」

■シリーズ
「愛と混乱のレストラン」
「美女と野獣と紳士 -愛と混乱のレストラン2-」
「唇にキス 舌の上に愛 -愛と混乱のレストラン3-」
番外編
「甘い運命」
関連記事
2009.04.28 00:10 | 高遠琉加 | trackback(1) | comment(2)
            

こんにちは、miru-haと申します。
緊張の初コメント、させていただきます。

大傑作のシリーズでした。もう本泣きしちゃって…。

>思い入れがある作品の感想を書くのは難しいなぁ
も、ほんとその通りです!!
今でもグルグルしてます。

今年のベストに間違いなく入りますよね♪

2009.04.30 18:40 URL | miru-ha #- [ 編集 ]

miru-haさん、こんばんは!

このシリーズ、私は乗り遅れて既刊本を読んだのは最近なのですが、すっかり嵌ってしまいました。
乗り遅れたけれど、完結編を待つ時間が短かったのはよかったのかも(笑)
上手く言葉に出来ませんが、すごく好きです。
好きな作品って感想書くの大変ですよね。
でも好きだと叫びたい!というジレンマ。

もちろん、今のところ今年のベスト候補ですよ!
まだスピンオフもあるということなので、そちらも楽しみにしています~

コメントありがとうございました(^^)
それではまた!

2009.05.01 01:21 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://macnyanko.blog22.fc2.com/tb.php/699-03690281

唇にキス 舌の上に愛―愛と混乱のレストラン〈3〉/高遠 琉加
フレンチレストラン「ル・ジャルダン・デ・レーブ」のシェフ・修司は自分がその道を選んだ理由を回想する。スペインで文無しになり流れ着いたフランスで、行き倒れた彼を救ったものは、小さなカフェのスープだった。 父親に遺棄された場所はフレンチの老舗・ゴルド。それ...

2010.03.17 01:21 | ◆小耳書房◆

最近の記事

プロフィール

Author:にゃんこ
漫画も読むけれど、やっぱり小説が好き! 小説を中心にBL本の感想を書いています。

このBlogについて:Read me

日記&一言感想
→ にゃんこ雑記
お知らせ用twitter
お知らせ
中の人はこちら
つぶやき

Twetter

RECOMMEND

参加させていただいています!

【このBLがやばい!2019年度版】
(漫画中心に小説、CD含めBL全般)

【はじめての人のためのBLガイド】
(ほぼ漫画のみ)
はじめての人のためのBLガイド

作家さん別感想記事リスト

Comment

Trackback

サイトリンク

BL Novels TB

BL Comics TB

BL×B.L.People


お役立ち


with Ajax Amazon

メールフォーム

基本的にレスは雑記の方でしています。数日経っても応答がない場合は送信エラーの可能性があります。「取扱説明書」を参照してください。

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSフィード

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。