にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

4344815823オレンジのココロ―トマレ (幻冬舎ルチル文庫)
崎谷 はるひ
幻冬舎コミックス 2009-02

by G-Tools

相変わらずとっても分厚いです…。
でもこのシリーズ、エロ薄めなんですよねぇ。
【オレンジのココロ -トマレ-/崎谷はるひ/ねこ田米蔵/ルチル文庫(2009年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
シリーズ前作はコチラ→「アオゾラのキモチ -ススメ-」

【あらすじ・感想など】
美術系の専門学校に通う相馬朗。
相馬の最近の悩みは、就職に関して周囲と意見が合わないこと。
ごく普通の会社でサラリーマンとして働きたい相馬に対して、周囲は才能があるのだから積極的に挑戦してみろとうるさい。
担任の栢野志宏からもコンペに応募しろと言われ続けているが、相馬は栢野にいつも反発してしまい…。

相馬は一見、明るくて元気なごく普通の若者です。
大人しくて真面目な親友・史鶴とは対照的で、ムードメーカー的な存在。
相馬は明確な夢に向かって突き進んでいる史鶴やその彼氏・冲村、友人のムラジとは違い、才能で食っていこうという気合いはなく、安定した生活を望んでいます。
画を描くことは好きだけど、趣味でやっていきたい。
そう考えるのは、相馬を取り巻く環境が複雑で、母親を一番に考えたいから。
でも、それは相馬が自覚している表面的な部分でしか無くて、本当は小さな頃のちょっとしたトラウマとか、周囲に対する劣等感とか、いろいろな気持ちが絡み合ってます。
相馬の周りの大人たちは、体が弱くいつ死ぬか分からない母親を中心に成り立っていて、子供の頃から相馬はその枠の中にいる。
愛されてはいるけれど、いつも一番は自分じゃない。
もちろん母親にとっては一番なんだろうけど、相馬が我が儘を言える状況にはない。
周囲に愛は溢れているのに、相馬は愛情に飢えています。
誰にも悪気はないけれど、その状況が知らず知らずのうちに相馬を雁字搦めに。
そしてそれが就職を考える時期になって相馬を揺るがせることとなり、そんな相馬を栢野は放っておけなくなってしまう。
相馬は反発しながらも栢野を意識するようになり、次第に惹かれはじめます。
無意識に気持ちを抑え込んで、周囲の望む子供であり続けようとした相馬が、恋愛を通して自分らしさを取り戻していく話…かな。
うーん、一応中心は恋愛なんですが、土台を堅めることに熱中しすぎて、肝心なところにまで手が回らなかったという印象ですよ…。
こんなに分厚いのに、状況説明にかなりのページを費やしている気がします。
元々崎谷先生はこうした作風ですが、今回はとってもその傾向が強かった…。
もちろん、親を始めとした周囲の大人との関係がその人の性格に影響しているのだから、複雑な環境にいる相馬の背景を語ることは必要だと思います。
若者が夢に向かって切磋琢磨するのも素晴らしいことだと思う。
でも、流石にちょっと説明過多でお腹一杯です。
うーん、自分自身もう将来に夢を持つ年ではないから余計疲れるのかも。
このシリーズに出てくる若者は眩しすぎました…。

影が薄くなり気味ですが、相馬と栢野の関係自体は割とスムーズです。
多少相馬が勘違いとかしてますけどね。
恋愛初心者で緊張気味の相馬を、年上の栢野が上手くリードしてくれてます。
っていうか、栢野が化けてる(笑)
スマートな大人に見せかけて、実は相当恋愛体質。
冲村に匹敵しますが、大人な分手に負えないですよ!
過去の事件もさもありなんといった感じです。
でも、相馬にはこのくらい押しの強い相手が合ってるんだろうなぁ。
栢野には素直にぶつかってますもんねー。
最後少し急ぎ足で先が気になりますが、その辺りは次巻で触れてくれるのかな?
あ、喜屋武についてもまだ色々とドロドロした部分が出て来そう…。

えーと、このシリーズは分厚くてエロ薄いというパターンなのでしょうか。
こんなに分厚いのに、エロが…エロが薄いよ…!
数ページしかないなんて…。
多すぎると胸焼けするけれど、少ないのは物足りないデス。
相馬みたいなタイプがはじけるのが好きなのに!
栢野の手で大人になる場面とか、細かい萌えはあったんですけどね。
もっと読みたかった…。

ということで、信号機シリーズ第2弾は相馬編。
読み応えはあったけど、正直ちょっと疲れました…。
前作の感想で「一緒に住んでる昭生との関係はとっても気になります」と書いたんですが、お相手は担任の先生でしたね。
先生といっても専門学校だし、生徒の相馬はもう成人しているので、先生×生徒の背徳感は殆どありませんが。
昭生の話は次のようです。
うーん、今回予想以上に昭生がヘタレてて、いまいちキャラが掴めていない…。
昭生と伊勢、どっちが攻なのかもよく分からず。
でもカップリング的にはこれまでの二組より大人だし、駆け引きの面白い話になりそうで楽しみ!
エロも濃いめだと尚嬉しいです(そこ重要)

■シリーズ
「アオゾラのキモチ -ススメ-」
「オレンジのココロ -トマレ-」
「ヒマワリのコトバ -チュウイ- 」
「プリズムのヒトミ -ヤスメ- 」
「ミントのクチビル -ハシレ- 」

アオゾラのキモチ―ススメ (幻冬舎ルチル文庫) オレンジのココロ―トマレ (幻冬舎ルチル文庫) ヒマワリのコトバ―チュウイ (幻冬舎ルチル文庫)
プリズムのヒトミ―ヤスメ― (幻冬舎ルチル文庫 さ) ミントのクチビル―ハシレ― (幻冬舎ルチル文庫)
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2009.02.23 00:20 | 崎谷はるひ | trackback(0) | comment(0)
            












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