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481301187X秘書とシュレディンガーの猫 (SHYノベルス)
榎田尤利
大洋図書 2008-12-22

by G-Tools

Pet Loversシリーズ第3弾は「猫」です!
萌えたし楽しいのもいいけれど、私は重さを期待してたのよね…。
【秘書とシュレディンガーの猫/榎田尤利/志水ゆき/SHYノベルズ(2008年)】

オススメ:  満足ラインが上がってますから…。

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
孤独に亡くなった資産家・毬崗老人が残したのは、謎かけのような遺言書。
孫のひとりである舘芳隆は遺産相続の権利があるのだが、その莫大な遺産は「シュレディンガーを正しく指摘したひとり」に与えられると知って愕然とする。
やむなくシュレディンガーを探すため屋敷で寝泊まりすることになった舘は、毬崗老人の秘書だった雨宮という男が気に入らない。
すました顔でとりつく島もない雨宮の態度に舘は苛つくが、雨宮の思いがけない一面を知り、目が離せなくなるのだが…。

屋敷にいる猫は6匹。
その中から“シュレディンガー”を探すという難題に、舘を始めとした毬崗老人の孫たちが必死になります。
ヒントは無口な老人が残した日記だけ。
しかも舘は猫が大嫌いで、アレルギー持ち。
どうにか情報を得るため舘は雨宮を懐柔しようとするのですが、お堅い雨宮は聞く耳を持たず、舘に対して冷たい態度をとり続けます。
一方の雨宮は、慕っていた毬崗老人に全く敬意を払わずオレ様な態度を取る舘に苛立ちが募っていて、舘の挑発につい乗ってしまう。
食おうとしたのに、逆に食われてしまった舘。
でも、普段表情を崩さない雨宮の淫らな姿を見てから、舘は雨宮から目が離せなくなってしまう。
そしてついに“シュレディンガー”を見つけるのですが…。

シリーズのコンセプトを考えれば、“シュレディンガー”は途中で分かると思います。
これ以降ネタバレしているのでご注意くださいませ~。

舘と雨宮の出会いは最悪。
でも意外な一面を知って惹かれてしまう。
その展開も、オレ様な攻とツンとすました受というカップリングも珍しくないです。
テンポが良くて面白いけれど、このまま終わったらインパクトが足りないなぁと思いながら読んでいたのですが…途中からグッと心をつかまれました。
「猫」と人間との関係性を物語に繋げるのが上手い。
Pet Loversシリーズで「猫」が出てくるなら、ツンツンした男の子が懐く話かなぁと思っていました。
予想に違わず懐く話ではあるんですが、切り口はちょっと新鮮。
確かに、飼い主に忠誠を尽くす「イヌ」と違って、「猫」と飼い主は信じ合う必要はないですね。
こちらが愛情を注いでも、それが返ってくることは期待してないですし。
「イヌ」と飼い主は上下関係があるけど、「猫」と飼い主にはない…というよりも、本編にあったように「飼わせて貰っている」という感覚は確かにあるなぁ。
でもその関係が虚しいかと言うとそうではなくて、コミュニケーションがなくても、一緒に同じ空間にいるという事で十分癒されるんですよね。
もちろんいろいろな性格の猫がいて、飼い主だって様々なので一概にこうだと言うことは出来ませんが、そんな猫に対する気持ちが随所に盛り込まれていて「そうなのよね」と何度も頷いてしまいました。
「猫」はすべてを赦される存在。
それが本編の内容に上手く繋がっていて面白かったです。
無条件に赦せる相手がいるというのはステキなことですね。

雨宮と舘の恋愛については、かなり分かりやすい展開になっています。
気持ちが変化する切っ掛けとなる出来事が派手なので、テンポがいい。
周囲の人間たちも個性的で、猫を絡めたドタバタにも笑わされました(笑)
踏ん張っている時の猫の顔は確かに苦悶の表情してますヨ。
真剣な顔で一点を見つめてます(笑)
猫好きには溜まらない猫描写がいっぱい~。
そんなこんなで読んでいて楽しかったのですが、個人的にはもう少しじっくり進めて欲しかった。
このシリーズはイロモノっぽいけど実は重いという展開が続いていたので、いつ泣かされるかとドキドキしながら読んでいたのに…あれ? 意外とぬるい?
ちょっと拍子抜け。
もちろん雨宮の過去は重いし、毬崗老人の寂しい人生にも胸が痛むけれど、既刊に比べたら全然ですよ。
コミカルな場面がシリアスさを打ち消してました。
うわーん、もう少しボリュームが欲しい~。
軸になっている部分は好きなので、二段組みでガッツリ読みたかったです!

あ、忘れちゃいけないエロですが…。
襲い受万歳…!!!
うはぁぁぁぁ雨宮さんエロいよ!
志水先生の挿絵も萌えます。
序盤でこんなエロがあるとは思わなかったので、なんだか得した気分。
…でもその後最後までエッチはないんですけどね。(全然得してない)
エロもガッツリ読みたかった!

ということで、Pet Loversシリーズ第3弾は「猫」でした。
切り口は面白いし、ネコ好きとしては共感できる部分がいっぱいあったのですが、今までの2冊と比べると物足りないです。
シリアスさがもっと欲しい!
そしてもっと掘り下げて欲しかった…。
次はどんなペットが出てくるのかな?
今回はオーナーの仁摩が登場しましたね~♪
こういう一筋縄ではいかないタイプの男の人がどんなペットを飼っているのか…気になるところです!

■Pet Loversシリーズ
「犬ほど素敵な商売はない」 轡田×倖生(犬)
「獅子は獲物に手懐けられる」 真(ライオン)×鶉井
「秘書とシュレディンガーの猫」 舘×雨宮(猫)

「蛇とワルツ」
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2008.12.27 01:45 | 榎田尤利 | trackback(0) | comment(0)
            












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