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BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

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氷面鏡 :水原とほる

4199005072氷面鏡 (キャラ文庫)
水原とほる
徳間書店 2008-12-12

by G-Tools

双子で近親相姦~。
ドロドロしすぎず、萌えもあって美味しかったです!
【氷面鏡/水原とほる/真生るいす/Chara文庫(2008年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
幼い頃家庭の事情で離れて育った双子の兄弟・郁と陸。
ふたりは離れてた時間を埋めるかのようにお互いを求め合い、いつしか身体を重ねていた。
その関係は日常となっていたけれど、次第に郁は不安を覚えるようになり…。

両親の離婚が原因で10数年間離れて暮らしていたふたりは、普通の兄弟とはちょっと違う繋がりで結ばれています。
身体の関係を持っているけれど、それは恋愛感情ではなく、互いを自分の半身のように思っていて、欠けた部分を埋めるという意味合いが強い。
でもやっぱりそんな関係は不自然なのだと兄である郁は感じ始め、ふたりの関係が崩れていきます。
そして、その気持ちは郁が見城という大学講師に出会ったことでハッキリと形になってしまう。
恋人と別れたばかりの見城は寂しそうで、日常生活を不器用にこなそうとしている。
郁はそんな見城を放っておけず、そして見城の優しい言葉に救われ、次第に惹かれ始めるのですが、そんな郁を陸は離そうとしません。
郁はかなり泥沼に嵌ってます。
郁は陸との関係をじゃれ合いの延長のように捉えてますが、陸は恋愛感情に近いんでしょうね。
陸は自分と同じ気持ちを持っていると思っていた郁が何故離れようとするのか理解できないし、腹立たしく思う。
しかも郁には自分より好きな相手がいるのだと知り、益々追い詰められていきます。
そんな陸を郁はもちろん大切に思っているのだけれど、郁にとってそれは肉体関係を伴うような愛情ではなくて、普通の仲のよい兄弟に戻りたいと思っています。
でもそれを伝えるのは陸に対する裏切りのようで後ろめたい。
逃げ道がなくて悩む郁にとって唯一安らげる場所である見城への気持ちは募るばかりだけれど、心変わりを察した陸は追い詰められ、強行手段に出ることに。
近親相姦モノって好きです。
近親相姦の行く末は、「禁忌に溺れる」か「依存関係を抜け出して外の世界に出る」かどちらかな訳ですが、どちらも美味しい。
大概ドロドロの愛憎劇ですし!
もちろんラブコメの場合もあるけれど、小説だとその葛藤が話の中心になることが多いので読み応えがあります。
で、今回の双子の場合は後者でした。
水原先生は近親相姦ネタ何度か書いてますよね。
「青水無月」は兄弟で泥沼。
「異母兄のいる庭」は兄弟モノだけど執着薄め。
どちらとも前者のパターンです。
今回は今までとは違って元々合意の上で関係を持っているので、精神的な暴力は少ないのです。
でも、だからこそ余計にこの関係から抜け出すのが難しいですね。
郁も陸も苦しんでいて、出口が見つからなくてどんどん追い詰められていく様子が、読んでいてとても伝わってきて切ない。
幼い頃の体験もあって、陸は郁よりも自分の手を離される事に対してとっても臆病。
だから陸が郁に執着してしまう気持ちも分からないでもないんですよ。
陸には郁みたいに心を許せる相手もいないし。
郁を手放したくなくて必死になるのは当然で、でもそこを乗り越える事はふたりにとって必要な過程なんだろうと思います。
新しい一歩を踏み出した陸に、いつか安らげる場所が見つかったらいいなぁ。

あ…すっかり双子の話になってしまいましたよ…。
見城ももちろんいい人です。
影薄いし、エッチも薄いですが…。
でも郁の相手はこういう、落ち着いているけど完璧じゃない見城みたいな相手がすごく合ってると思います。
郁の苦しみをちゃんと理解してあげるにはそれなりに人生経験のある大人じゃないとなぁと思うけれど、郁に優しさを与えてくれるだけの相手ではここまで上手くいかなかったんじゃないかな。
郁に自分で考え行動させる距離感を取っているんだけど、郁が見城に必要とされていることも感じさせるその匙加減がいいなぁと思います。

郁と見城の恋愛部分より双子の関係の方がこじれてるので、エッチ描写も郁と陸の方が多いです。
キレた陸の攻め方がなかなかのドSっぷりでウハウハしちゃいました(笑)
まさかの失○&剃○…!
思わずキャッとなってしまったわ。萌・え・る。
あ、このふたりは受攻自由自在なのでリバってます。
でも容姿のそっくりな双子だからか、その辺は全然違和感なし。
どちらでもふたりの精神的な関係は変わらないですしね。
見城は郁相手には攻めてるけど、今まではどうだったんのかなぁ。
どうも受クサイので、郁と見城はその内逆転してもおかしくないと思います。
っていうか、成長して青年になった郁がおじさんになった見城を攻めるって結構美味しい…(腐女子的に)
数年後が垣間見てみたいですよw

ということで、水原先生の作品は当たり外れ多いのでドキドキしながら読むのですが、今回はかなり好きです!
(期待しすぎないからいいのかも…・笑)
近親相姦モノでそれなりに痛い場面もありドロドロもしてるけれど、前向きな結末なので重苦しい読後感ではありません。
双子のふたりが若いから、今回傷ついた陸もちゃんと立ち直れると思うし、外に出たことで健全な関係に戻れる日も遠くないんじゃないかな。
郁の相手の見城も好感もてました。
程良く抜けている所がいいなぁ。
萌えもあり、読み応えもあって面白かったです!

今年は水原先生沢山本出ましたねー。
勝率は五割くらいかな…。
でも後半上り調子だったので、来年もこの勢いでお願いします♪
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2008.12.24 00:20 | 水原とほる | trackback(0) | comment(0)
            












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