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陰猫 :水原とほる

4877249567陰猫 (ガッシュ文庫)
水原 とほる
海王社 2008-11-28

by G-Tools

意外にも水原先生の文章と草間先生の挿絵が合っていました。
キレイに話がまとまっていて面白かったです!
【陰猫/水原とほる/草間さかえ/GUSH文庫(2008年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
結婚を間近に控えていた北村雅幸だが、ある日婚約者の美紀が姿を消してしまう。
マンションを購入するための600万円の貯金も消えていた。
雅幸は美紀の唯一の肉親である弟・綱紀を訪ねるが、綱紀は姉のことなど知らないと言い…。

大人しくて真面目な会社員である雅幸は、美人な美紀が自分に好意を寄せる事に戸惑いながらも、平凡でも温かな家庭を築きたいと言う美紀との結婚を決めます。
でも、結婚式直前に美紀は姿を消してしまう。
周囲は結婚詐欺だと言いますが、雅幸にはどうしても信じられない。
美紀に直接会って理由を聞きたい雅幸は、美紀の弟である綱紀に僅かな望みを託し、美紀を捜すように頼みます。
でも、幼い頃に両親を亡くし苦労した姉弟は、そんな日々の中で仲がこじれ、現在では犬猿の仲。
綱紀は文句を言いながらも雅幸に協力してくれることになりますが、何故か綱紀は雅幸に興味を示し、身体を求めてくる。
拒みきれずに関係を持ってしまった雅幸は、次第に綱紀の孤独に触れ、惹かれていくのですが…。
状況的に見てどう考えても騙されているのに、そんな相手を信じて探そうなんていう雅幸の不器用さが焦れったい。
綱紀も、友人の当山もそんな雅幸の行動に呆れてるんですが、それを放っておけない雰囲気が雅幸にはあるんですよね。
ボヤッとしているように見えて実は結構雅幸は頑固で、ヤクザ紛いの仕事をしている綱紀の脅しにもめげません。
10年来の友人である当山の告白にも、流されることなくハッキリと断ってます。
なのに綱紀の好意は何故か拒めず、ズルズルと関係を続けてしまい、雅幸の中で綱紀の存在がどんどん大きくなっていく。
美紀に対してもだけど、雅幸は綱紀の抱えている寂しさを無意識のうちに感じ取ってるんでしょうね。
母性でまとめてしまうのは乱暴だけど、雅幸はそういう相手と一緒にいると守ってあげなきゃと思うし、自分の存在にも納得できるからしっくりくるのかな。
恋愛においてどういう関係が正しいのかなんて答えはないのだから、雅幸と綱紀の関係もそれはそれでいいんじゃないかと思います。
最後、雅幸が美紀に自分の考えを話す場面があるのだけれど、とても雅幸らしかったし、好感が持てました。
美紀はどんな悪女だと思ったら、話を聞いてみると美紀は美紀なりに苦しんでいて、意外にも嫌な印象じゃなかった事に吃驚。
その辺りの背景がしっかりしていたので、雅幸らしい清潔感漂う読後感がとってもよかった!
綱紀も口は悪いけど中身は結構いい奴で、何気に雅幸に甘えまくってるのが可愛かったです(笑)
仲間とかには絶対そんな姿を見せないんだろうけど、雅幸にはかなり心を許してるんだなぁと思うと微笑ましい。
…一番可哀想なのは当山でしたねぇ。
何年も密かに想い続け、漸く訪れたチャンスに勇気を振り絞って告白したのに、既に雅幸の心は綱紀が攫ってしまっている。
あげく綱紀にはあんなもの聞かされー。
実は私、途中まで裏で糸ひいているのは当山かと思ってたし(笑)
いい人そうなのに全然報われてない…。

エロは普通です。
水原先生にしては暴力もほとんどないし、流血もしてない。
綱紀は強引だけど、戸惑いつつも雅幸は受け入れてるし、控えめながらもちゃんと応えてるので、痛い場面はなかったです。
草間先生の挿絵の効果もあってか、いつもとは雰囲気が違う印象ですねぇ。
読む前は「水原先生と草間先生の組み合わせってどうなの?」と思ってましたが、読んでみると意外と相性がよくて吃驚。
あ、流石に暴力沙汰の痛い話だと微妙かも知れませんが。
水原先生の文章って割と淡々としてるし、セリフが口語にしてはちょっと堅すぎるなぁと思うときがあるのですが、草間先生の挿絵だとそのくらいがちょうど合うのかも?

ということで、個人的に当たり外れの大きい水原先生ですが、今回は好きです!
ただ、挿絵が違ったらこの作品の印象もずいぶん変わってくると思いますが…。
挿絵との相乗効果で萌えもあり、キレイにまとまっていたし、読後感もよかった。
今年は沢山水原先生出ましたねぇ。
今年の締めはなかなかよかったので、来年も期待してます!
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2008.12.16 00:35 | 水原とほる | trackback(0) | comment(0)
            












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