にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

4344814959アオゾラのキモチ―ススメ (幻冬舎ルチル文庫)
崎谷 はるひ
幻冬舎コミックス 2008-11-17

by G-Tools

エロ補給しよう!と意気込んでいたら、いつもより大人しい話でした…。
でも面白かったです! 満足~。
【アオゾラのキモチ -ススメ-/崎谷はるひ/ねこ田米蔵/ルチル文庫(2008年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
大学を中退し、美術専門学校のアニメーション科に通う北史鶴は、長い前髪に眼鏡、地味な服装で目立たない存在。
しかしある日、「オタク」を目の敵にしているようなファッション科の数人と揉め、冲村功という男と出会う。
派手な容姿の冲村と地味な史鶴は、同じ専門学校にいても交わることのない存在だったけれど、ある事件を切っ掛けに冲村は史鶴に懐いてきて…。

「オタク」に偏見を持ち攻撃してくるような冲村とその友達。
史鶴の冲村に対する第一印象は最悪で、まさか友達に…そして恋人になるなんて思いも寄らない相手。
しかしどうやらその態度には理由があるらしいと言うことが分かり、誤解が解けてみれば素直な冲村は史鶴の才能に心酔し、懐いてきます。
最初はそんな冲村に戸惑うけれど、次第にそのまっすぐな性格に惹かれる史鶴。
でも過去に恋愛で傷つき臆病になっている史鶴は、もう恋愛なんかしたくないと最初から諦めてます。
そんな中、冲村は史鶴を好きだと告白してきて…。
改めて読み返してみると、冲村のこの告白は、セリフ的に私の許容範囲ギリギリのラインでしたよ。
私、「俺のこと好きになれよ」とか「俺とつきあえよ」とか、そいういう上から目線のセリフは嫌いなんです…。
崎谷先生はたまにこの手のセリフが出て来ますね。(「絵になる大人になれなくても」はそのセリフが決定的にダメだった)
でも冲村は裏表のない素直な性格で、逃げ腰になっている史鶴にストレートにぶつかっていった結果のセリフなので全然気になりませんでした。
史鶴相手にはこのくらい直球じゃないとね!
若さ故という事もあるんでしょうが、冲村のように相手の懐に飛び込んでいくようなキャラって好きです。
っていうか、憧れに近いかな?
自分がそうありたいというのもあるし、身近にこんな人がいたらいいなぁとも思う。
史鶴と冲村は両極端な性格ですが、どちらの気持ちにも共感できる部分があるので感情移入しやすかったです。

最初は誤解から始まるけれど、仲良くなってからはどんどん距離が近づいて、冲村の告白を受け入れて初エッチ…とトントン拍子に事は運ぶのですが、ここで史鶴は新たな悩みを抱えることに。
相手の気持ちを察するのが上手い冲村は、なにやら事情がありそうな史鶴の過去をあえて追求はしないんですが、史鶴はどんどん過去に縛られてしまいます。
過去に負い目を感じている史鶴は、史鶴が経験の少ないのだと思っている冲村に、過去を知られたくないと思ってる。
そして、男同士であることに引け目を感じることなく、臆面もなく史鶴を大切にしてくれる冲村にそれが知られてしまったら、嫌われてしまうかもしれない…。
別に過去の恋愛なんて話す必要は無いと思うんですが、史鶴の場合肉体的な問題もあるので、それを晒したくないばかりに冲村と最後までエッチしたいのに出来ない!という状況に陥ってしまいます。
そして、今まで裏切られてきたから、幸せな現状を受け入れるのが怖いんですよね。
冲村の健全で真っ直ぐな愛情表現に慣れていない史鶴は、付き合い始めて嬉しい反面、いろいろな悩みを抱えることに。
そんな中再び事件が起こり、史鶴はどんどん追い詰められていきます。
史鶴は冲村より年上で、ヘビーな経験もしてるから精神的に落ち着いているんですが、決して強いわけではないです。
過去を乗り越えたのではなくて、ただ無関心を装っているだけ。
他人とも自分の気持ちとも距離を取る事で平静を装っているんですが、恋愛はそんなスタンスじゃ成り立たない。
事件を通して史鶴は冲村に自分を晒して、冲村も本音をぶつけて、ふたりは本当の意味で恋人同士になるのでした。
すれ違いはもどかしいけれど、どちらの気持ちも分かるんですよね。
何やってるの史鶴!と思いながらも、身につまされる部分が沢山ありました。

分厚いし、挿絵がねこ田先生だしで「どんなエロかしら~」とワクワクしながら読んだんですが、珍しくエロが薄かったです。
史鶴の肉体的にもかなりエロだと思ったんだけどなぁ(笑)
あ、でも薄いと言ってもそれは崎谷先生基準でそう思うのであって、一般的に見たら普通のレベルだと思いますよ!
崎谷先生の作品としては、説教臭さ「やや強」、エロ度「低」ってとこですね。
重い過去があったり事件があったりしますが、基本20歳そこそこの若者の恋愛なので、真面目な中にも青臭さがあって微笑ましくもなりました。
脇の相馬とムラジもいい味出してますね!
私はムラジの方がお気に入りですw
絶対メインキャラにはならないけど…っていうか、なって欲しくないな。
女の子とホワーンとした恋愛をムラジにはして欲しい!

あとがきにシリーズ化とあったけど、次は相馬がメインなのかしら?
一緒に住んでる昭生との関係はとっても気になります。
相馬の話は結構萌えそうな予感です♪ 楽しみ!

■シリーズ
「アオゾラのキモチ -ススメ-」
「オレンジのココロ -トマレ-」
「ヒマワリのコトバ -チュウイ- 」
「プリズムのヒトミ -ヤスメ- 」
「ミントのクチビル -ハシレ- 」

アオゾラのキモチ―ススメ (幻冬舎ルチル文庫) オレンジのココロ―トマレ (幻冬舎ルチル文庫) ヒマワリのコトバ―チュウイ (幻冬舎ルチル文庫)
プリズムのヒトミ―ヤスメ― (幻冬舎ルチル文庫 さ) ミントのクチビル―ハシレ― (幻冬舎ルチル文庫)
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2008.11.23 01:55 | 崎谷はるひ | trackback(0) | comment(2)
            

久しぶりです(^O^)

私も崎谷さん&ねこ田さんだから、どんなエロ作品になるかな~と思ったんですが、意外にエロ薄でしたね。
あっ、でも内容は面白かったですが……
私も、若い青春の青臭さい感じがしました。2人の恋に対しての必死さが、とっても伝わってきて、爽やかで良かったです。
言われてみれば崎谷さんの作品て、エロいけどちょっと説教臭いかなぁと、にゃんこさんの感想読んで私も思いました。
でも、やっぱエロだから期待しちゃうんですよね~

シリーズだから、次もこのカップルなんでしょうかね?それとも相馬かな?
次も同じなら、史鶴はインランちゃん要素アリだからもっと進んで欲しいです。私は崎谷さんの受けではショタぽいものより、年上で経験豊富なちょっとスレたキャラの方好きなので、史鶴はドンピシャだから、今後期待大です!!

2008.11.24 01:10 URL | ホスニ #n4jaW67w [ 編集 ]

ホスニさん、こんにちは~

崎谷作品!っていうだけで、どんだけエロなんだと期待してしまいます(笑)
でも、エロ以外の部分もしっかりしているので、今回のようにエロ薄くても楽しめますよね!
個人的には時々説教クサイのが鼻につきますが…それは自分の精神状態によって受け止め方が変わってきます。

シリーズってこのふたりで続くのか、別カップルのスピンオフなのかよく分からないんですが、どっちも面白そうなので楽しみです!
相馬も気になりますが、史鶴に本領発揮して貰いたい(笑)すごそうですね。ムフフフフw

コメントありがとうございました!!

2008.11.24 12:49 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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