にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

4344814703ミスター・ロマンチストの恋 (幻冬舎ルチル文庫 す 1-8)
砂原 糖子
幻冬舎コミックス 2008-10-15

by G-Tools

イロモノかと思いきや、とっても純粋な恋のお話でした。
千野の乙女度を分けてもらいたい…。
【ミスター・ロマンチストの恋/砂原糖子/桜城やや/ルチル文庫(2008年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
生徒会長でテニス部のエースで成績優秀、容姿端麗。
文句なくもてる千野純直だが、男らしい外見とは裏腹に実はとても乙女な男の子。
密かに片思いを続けている相手は、スポーツ大会で一目惚れした有坂和志だ。
ただ遠くから見つめるだけの千野だったが…。

千野は所謂「オトメン」な男の子です。
あ、「オトメン」は別に乙女な趣味を持っているというだけで、「オトメン=ホモ」な訳ではないですよ。
少女漫画を読んだり、占いを気にしたり、ラブレターを書いたり、食堂でコッソリ見つめてドキドキしていたり、千野の行動パターンはとても乙女です。
女の子になりたい訳じゃないけど、可愛いと言われたいとは思ってる。
女装はしてませんが…もし千野が藤木のような外見だったら、チャレンジしていたかもしれませんね。
それはそれで面白そうw
千野はそんな乙女な性格をしてますが、それを知っているのは幼馴染みの藤木だけ。
藤木は千野とは正反対で、可愛らしい外見に男らしい性格をした男の子です。
藤木の後押しもあって、千野はそれまで話すこともなかった有坂と知り合う切っ掛けを掴み、どうにか友達という関係にまで近づくまでになる。
でも、ある時想いを抑えきれず、寝ている有坂にキスをしてしまう千野。
それによって、有坂に気持ちを知られてしまうのですが…。
遠くから見てドキドキしていただけだったのが、運良く友達にまで接近することができた千野ですが、それによってまた別の悩みを抱えることになります。
というか、そこからが本当の片思いですよね。
有坂がテレビの中のアイドルみたいな存在ではなく、生身の人間なんだと気が付く場面があるんですが、そうやって千野が片思いしている最中に段々と成長していくのがとても微笑ましかったです。
上手く気持ちが伝えられなくて失敗したり、些細なことで舞い上がったり、恋愛初心者の千野は振り回されっぱなし。
当然落ち込んだりもするんだけど、それが切なくて胸が痛かった。
なんだか懐かしい気持ちにさせられます。
例え片思いでも、恋愛は相手と関わる事なんだよなぁと、改めて思ったり。
一生懸命恋愛している千野が眩しかったです。
有坂は元々ノーマルで、千野を恋愛対象として見ていないんですが、有坂が千野を好きになる過程に無理が無く自然で、すんなり理解できました。
だって本当に千野の行動や表情が可愛いんですよ!
自分よりよっぽど千野の方が乙女だ。

そんなこんなで、千野と有坂の気持ちが通じ合うまでの話が表題作の『ミスター・ロマンチストの恋』。
その後、恋人同士としての紆余曲折を経て、ようやく初エッチするまでが『ミスター・ロマンチストの手紙』
加えて、書き下ろしの甘い後日談が『ミスター・ロマンチストの恋人』と『ミスター・ロマンチストの春休み』という構成になってます。
恋人同士になってからの方が、このふたりは大変でしたね。
千野は自分が可愛らしさの欠片もないガタイのいい男であることにどうしても引け目を感じてしまって、有坂に対して常に遠慮がちな態度を取ってしまいます。
そこに有坂の元カノが現れて、ますます不安に。
有坂は男であることを含めてちゃんと千野の事を受け入れているのに、有坂は自信が全然持てない。
多少ならいじらしく感じられても、度が過ぎると悲しくなってしまいますよね。
有坂が怒るのも当然ですよ。
私も苛ついた…。
まぁ、結果的に雨降って地固まりますが、一番活躍したのは…藤木ですね(笑)
よい友達を持ってよかったね、千野!
最後、卒業式のくだりは泣けました。
いろんな意味で、この卒業式は千野にとって区切りの時なんですね。
手紙もすごく効果的で、最後の「前略ー」にやられます。

しかし藤木…。
結構意味深な行動を取ってます。
まさか泥沼展開か?と、ドキドキしてしまいましたよ!
実のところは…どうなのかなぁ? ふふふ。
ツンツンした藤木がとても可愛くて、お気に入り。

エロはですね、このふたりらしく微笑ましいエッチでしたw
千野の反応が初々しくて、やたらと可愛く感じてしまうんですが…。
端から見たらでかい男ふたりの絡みなんですよね(笑)
そして受のナニが大きいとか!
そんな描写なかなかBLで出てこないですよ(笑)
砂原先生は時々変わった描写を入れてくるんですが(早漏とかー)、それがまたツボに嵌るから不思議。
自分のが大きくて恥ずかしがる千野に萌えましたw

「オトメン」設定ということで、どんな女々しい男が出てくるのかと心配してましたが、すごく純粋な高校生の恋愛でした。
切なくて、懐かしい。
一生懸命恋愛している千野がよかったです。
それにしても、この話の初出は2001年なんですねぇ。
しかもこれが初掲載作品らしい。
その当時「オトメン」なんていう言葉はなかったと思うし、こういう発想自体珍しかったんじゃないだろうか。
時代先取りだなー。
そんな設定含め、とても楽しめました。
面白かったです!
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2008.10.26 02:13 | 砂原糖子 | trackback(0) | comment(0)
            












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