にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

4813011802硝子の騎士 アーサーズ・ガーディアン (SHY NOVELS 212)
Unit Vanilla
大洋図書 2008-09-27

by G-Tools

お金の使い方間違ってますから…!!
辛口な感想ですが、まぁそれも愛情の裏返しって事…かもしれない。
【硝子の騎士/Unit Vanilla/蓮川愛/SHYノベルズ(2008年)】

オススメ:   

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
経済学者の高嶺・レイモンド・加治川は大学の準教授だが、アーサーズ・ガーディアンに所属している。
アーサーズ・ガーディアンは、「恒久的な世界平和」を目指し、救いの手を求める人々に手を差しのべる秘密組織。
研修を終え、ガーディアンとして任務を遂行することになった高嶺は、ある人物の心を開くという任務を与えられた。
その人物・柚木双葉は、ある条件を満たす人物以外と上手くコミュニケーションが取れないらしい。
双葉の心を開くため、高嶺は奔走することになるのだが…。

高嶺はこんな組織に所属していながら、ボランティア精神に溢れる人物という訳では全くありません。
堅物の経済学者で、常に合理性を求めながら行動するような男。
ただ友人と恩師の勧めで興味を覚えたから参加しただけで、人を救いたいという気持ちよりも、相対する行為(例えば戦争とか)を無駄だと思うから賛同しているだけ。
格好良くて頭脳明晰でお金持ちだけど、実は相当変わった人です。
対する双葉もまた一癖ある人物で、極度のメガネフェチ。
まぁ、フェチというより依存かな。
過去に受けた精神的な傷が原因で、裸眼の人に対して拒絶反応が出てしまい、自分も含めて眼鏡をかけていないと上手く接することが出来ません。
大企業の御曹司で、ゆくゆくは会社を継ぐことになるだろう双葉。
そんな息子を心配した父親がアーサーズ・ガーディアンに依頼し、高嶺がこのミッションを担当することになります。
双葉にはミッションを秘密にして、陸の孤島と化している屋敷で共同生活を送ることになるふたりですが…。
一応断っておくと、今回はまさかの(?)コメディです。
SHYノベルズで挿絵が蓮川先生なのに何故コメディ…。
しかも、なんだか設定がとっても怪しげなのに、この設定でシリーズ4冊も出しちゃうんですか? ホントにそれでいいの?
「恒久的な世界平和」を目指しているのに、何故一個人の悩み解決を請け負っているのか?…私には全然納得できないんですけど…。
しかもこのアホみたいなお金の使い方が理解できませんよ。
「双葉の心を開く」というこのミッションに、一体どんだけ金使ってるんだ!?
そんなお金があるなら、どこかに寄付した方が有効に活用してくれるのでは…。
話の途中で高嶺が双葉に「食べ物を粗末にするな」という説教をしてますが、君たちこそお金を粗末にするなと言ってやりたい。
そんな事を言うなら、発展途上国にそのお金で食べ物を援助したらどうですか?
そもそも、双葉の親も金持ちなんだから、こんな慈善団体に頼むのはどうなのか。
もっと助けるべき人は沢山いるだろう。
言い出したらきりがないんですが、とにかくもうこの設定に突っ込みどころがありすぎて話に集中できませんでした…。
この話が楽しめるかは、この設定を「コメディだからね」とスルーできるかどうかにかかっている気がします。
ごめんなさい。私は…無理でした…。
「リアルライフゲーム」のように、強引な展開でもそれが萌えに繋がるなら楽しめたのかも知れないなぁと思います。

すみません、根本的な部分を否定しちゃいましたね。
えーと、こんな設定だったこともあって、王子様がトラウマ持ちの男の子を優しく救ってあげる話なのかしら…と思ったんですが、この予想もまったく当たってませんでしたよ(笑)
堅物で他人に無関心な高嶺に与えられたミッションプランは、「眼鏡で信用させておいて、実は悪い奴→眼鏡の人でも悪い人はいる→眼鏡へのこだわり解消」というショック療法。
でも、嫌われようとして高嶺が取る言動が、徹底したポジティブシンキングの双葉には全く効きません。
そして次第に双葉に惹かれていった高嶺は、組織の方針に疑問を感じるように。
このミッションは双葉に対してではなく高嶺を試す意味が強いもので、結果的に双葉のトラウマも解消してよかったね…という話でした。
な、なんだか双葉が可哀想な気がするのは私だけなんでしょうか…。
双葉の性格があまりに天然のダメッ子でイラッとさせられましたが、実は結構根深いトラウマを抱えているわけですよ。
それなのにこの扱い…。
なんだか「恒久平和」とかでかいこと言ってるけど、ただ単に「ごっこ」遊びがしたいだけなんじゃないかと感じてしまいました…。

エッチは最後だけ。
双葉は…もうちょっと色気があるといいですね(笑)

あ…結局辛口コメントしかしてないよ…!
これが初読みの作家さんだったら「ふーん」と思えたかもしれないんですが、Unit Vnillaのプロジェクトだったからこそ複雑な心境です。
期待が大きい分、その反動も大きい。
このシリーズはあと3冊出るようですが、この設定が引き継がれるわけですよね?
もうその時点で…微妙だ…。
でも木原先生だったらこんな設定でもパンチを効かせられるかもしれないな…と思うと、他の3冊を読むべきだろうか。悩みます。


余談
「ノブレス・オブリージュ」や「ミッション・コンプリート」という単語にドキッとしてしまったのは、きっと私だけじゃないと思うんですが…。
洗脳されすぎ(笑)

■シリーズ
「硝子の騎士 アーサーズ・ガーディアン (1)」
「密林の覇者 アーサーズ・ガーディアン (2)」
「胡蝶の誘惑 アーサーズ・ガーディアン (3)」
「追憶の獅子 アーサーズ・ガーディアン (4)」
関連記事
2008.10.19 12:57 | Unit Vanilla | trackback(0) | comment(2)
            

言いたいことを全部言ってくださってありがとうございます!

もうほんと、設定から主人公カップルの言動から突っ込みどころ満載のうえ、まったく萌えられず、期待が高かった分かなりがっかりしました。
書いた人が設定に振り回されていた印象??


ある意味、2冊目がどうくるか楽しみですよね。

2008.10.21 22:56 URL | ちば #- [ 編集 ]

ちばさん、こんばんは~

よ、よかった…。
賛同していただけてホッとしました(笑)
あまりにモヤモヤしたので勢いで感想書いてしまいましたが、こういう辛口なものは反応が気になってしまう小心者です(^_^;)

どうやって分担しているのか分かりませんが、きっとメインの担当は1冊ずつあるんじゃないかと思うので、どれかは当たるかも…?
そう思うと続きを読むか迷いますが…。
うーん、その期待だけでこの設定を乗り切れるかどうか。
今月の新刊は手に取ってみて考えようと思います!

コメントありがとうございました!
とっても勇気づけられました(笑)それではまた~

2008.10.21 23:30 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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