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4062865637帝都万華鏡たゆたう光の涯に (講談社X文庫 はG- 4 ホワイトハート)
鳩 かなこ
講談社 2008-09-03

by G-Tools

一応これで一区切りなのかな?
知りたかった琢馬の熱い部分を感じられてとてもよかったです。
【帝都万華鏡 たゆたう光の涯に/鳩かなこ/今市子/ホワイトハート(2008年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
前作はコチラ→シリーズ第1弾「帝都万華鏡 桜の頃を過ぎても」
スピンオフ:シリーズ第2弾「帝都万華鏡 梔子香る夜を束ねて」、第3弾「帝都万華鏡 巡りくる夏の汀に」

【あらすじ・感想など】
詩人・石木琢馬と、雑誌編集者の高市京介。
高校時代からの友人であったふたりは、紆余曲折を経て恋人同士となった。
亡き妻・せつ子とは違う愛の形に琢馬は戸惑いながらも、もう京介の手を離すことは出来ない。
しかし、琢馬はある不安を抱えていて…。

高校の時に詩の才能を見いだし、その後雑誌編集者となって琢馬を支え続けた京介は、ずっと琢馬に想いを寄せています。
せつ子の死によってふたりのバランスが崩れますが、結果的に京介の想いを琢馬が受け入れる形となり、ふたりの関係は友人から恋人へ。
ここまでがこのシリーズ1作目の「帝都万華鏡 桜の頃を過ぎても」で、今回はそんなふたりのその後が書かれています。
肉体関係もあり、気持ちも通じているふたりですが、まだ琢馬は戸惑っています。
京介に対してではなく、自分の気持ちが整理しきれていない。
静かで優しいせつ子に対する愛情とは違い、今まで経験したことのない心が乱されるような熱さを秘めた京介への愛情に戸惑い、それと同時に琢馬は自分の醜い部分や弱さに対峙しなくてはいけなくなる。
それに加えて、今まで湧き出るように出てきていた言葉が出てこなくなってしまう。
琢馬にとって、詩を書くということは息をするのと同じくらい自然な事だったのに、その詩が書けない。
詩を書けなくなった自分は京介にとって必要のない存在なのではないか。
そんな不安に押しつぶされそうな琢馬の前に京介の大学時代の後輩・美作が現れ、二人の関係を乱していきます。
そして琢馬はある事件に巻き込まれ…。
鳩先生の文体は冗長で言葉が堅いので、慣れないとちょっと疲れます。
琢馬の性格が大人しいから、尚更に焦れったい。
グルグル悩むならさっさと本人にぶつかってしまえ!と、無粋な事を考えてしまったりするんですが…。
でもその個性は、時としてとても効果的に雰囲気を盛り上げますね。
今回は、序盤の焦れったさが、後半の盛り上がりに繋がったのだと思います。

前作はどちらかというと、京介が琢馬に気持ちを伝える事がメインだと思います。
京介はその過程の中で、琢馬に対する己の立ち位置や、覚悟を決めている。
一方の琢馬は、京介の気持ちを理解し、受け止めることがまずは第一の壁だったので、まだその先の壁を乗り越えてません。
本人はそれを漠然と感じているのだけれど、気持ちの整理は出来てない。
今回は、自分にとって京介の存在は何なのか、どんな関係でいたいのかをいくつかの出来事を通して考え、琢馬が本当の意味で京介の愛情を理解する話…といったところでしょうか。
前作では最終的に琢馬は京介に好意を持っているし、京介の気持ちを受け入れる事を自分の意志で決断しているんですが、どうしても私には琢馬が流されているように感じてしまっていたんですよねぇ。
なので、今回琢馬が本当に京介を欲していることがよく分かって、モヤモヤしていた気持ちが晴れました。
私、言葉が足りずにすれ違う話は結構イライラしてしまいますが、そんな無口さもたまにはいいかな(笑)
大人しい受の男が自分から相手を求める姿にドキリとさせられる。
抑えていた本音が、ふとした切っ掛けで決壊してしまった場面にやられました。
それを目の当たりにしたのが伊部というのがまた切ない。
気持ちって、言葉にしてしまうと形を持ってしまいますよね。
それは悪い方向に転がることもあれば、良い結果に結びつくこともある。
なんだかそれに改めて気付かされる話だったなぁと思いました。
…このふたりはもうちょっと言葉にして伝えるべきだよ!

既に最初から恋人同士なので、エッチも当然してます。
初っぱなから濡れ場でドキドキしちゃいましたよw
その次は最後までないので、かなり焦らされますが(笑)
琢馬みたいな草食動物っぽい、肉欲が余り感じられない受が燃えてる姿って、なんだかとてもエロティック。
受の男らしい一面に萌えます。
鳩先生の硬質な文体がまたいいんだな!

ということで、帝都万華鏡シリーズの第4弾。
またグルグルと悩んでもどかしい気持ちにさせられる話なのかしら…と思いきや、読みたかった琢馬の熱い部分を知ることが出来、私は満足です。
スッキリしました。
一応今回でこのシリーズは一区切り付くようですが、あとがきによるとスピンオフがあるっぽいですね。
ずっと匂わせていた大介と伊部の過去かしら…。
そこは読みたいような、妄想で萌えていたいような…微妙な気持ち。
それよりも、美作のような情熱的な受(希望)の話が読みたいです!
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2008.10.14 02:09 | 鳩かなこ | trackback(0) | comment(0)
            












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