にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

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イルミナシオン :ヤマシタトモコ

4776794969イルミナシオン (mellow mellow COMICS)
ヤマシタ トモコ
宙出版 2008-08-27

by G-Tools

好みは分かれそうですが、私は嫌いじゃないですよ。
モヤモヤした読後感が後を引く。
【イルミナシオン/ヤマシタトモコ/mellow mellowコミックス(2008年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
『イルミナシオン』
幹田氏(29歳・公務員)、洲戸清寿(24歳・バーテンダー)、小谷直巳(29歳・八百屋家事手伝い)。
幼馴染みの直巳の事を密かに想っている氏。
どうにもならない想いに投げやりになった氏は、偶然知り合った洲戸と関係を持つのだが…。

氏と洲戸の関係を知った直巳はショックを受け、氏をなくさない為なら関係を持ってもいいとまで思うようになります。
だったら想いが通じてハッピーエンドなのかと思いきや、始まったら終わりがあるという事を恐れ、氏が逃げ腰に。
そして、洲戸は氏に想いを寄せるようになっていて、3人の関係は膠着状態。
三人それぞれの視点から描かれていて、どうオチをつけるのかワクワクしていたのですが…。
そこで終わり…?!
吹っ切れている二人が気持ちをぶつけてきているのに、いつまでもうだうだしている氏が正直ちょっと鬱陶しいなぁ…(-_-)
余韻に浸る話にするなら、もう一声欲しい。

『ラブとかいうらしい』
彼氏と別れた主人公が、好きな相手にその顛末を語る話。

…こう書いてしまうと何が面白いのかって感じですね。
上手く言葉に出来ないけど、主人公の気持ちが何となくわかる気がする。

『ばらといばらとばらばらのばらん』
中久(女)は、同じクラスの十亀が自分と同じように赤井を好きなことに気付く。
赤井に虐められている十亀を、中久は放っておけなくて…。

女の子視点で描かれている話は、以前もヤマシタ先生描いてましたね。
恋愛がメインではなくて、心の交流と言ったほうが近いのか。
その時、その相手と偶然波長が合ったから、言葉を交わさなくても分かり合える。
そんな瞬間って理屈じゃなくて実際あると思うんだけど、それはその瞬間だから成立していただけで、時間が経ったときに同じ条件を揃えても再現できない。
だから、その瞬間を大切にしたいって私は思うんだけど、それに似た気持ちをこの話を読んでいて思い出しました。
…この話の趣旨とは違うけど。
過去を振り返って後悔する事ってあるけれど、「こうしれいれば」と何も起こさず後悔するよりも、やって後悔した方が諦めがつくな、と私も常々思ってます。
でも、高校生の時、中久のように考えて行動できる人は少ない気がする。
作者が高校時代を振り返ったことがあるからこそ描ける話なんだろうなぁ。

『あの人のこと』
数人が「ある人」の事を回想している話。

『ばらと~』と似たニオイ。
意味不明だと思って読み進めたら…不覚にも泣いた。
自分との思い出を他人がどれだけ大切にしているんだろうか?
覚えているのは自分だけかも?
…なんて事を時々悶々と考えてしまって、無性に寂しくなるときが私はある。
洋平は幸せ者だなぁ。

『神の名は夜』
暴力団に所属し、幹部候補である三ヶ島。
三ヶ島は、友人の域を超えた関係を続けている須賀という男を突き放せないでいた。
組のゴタゴタで三ヶ島は選択を迫られるが…。

甘さゼロの渋い話でした。
このコミックスで唯一ハッキリ気持ちが通じ合ってるカップルですよ…これでも。
これが多分デビュー作ということですが…。
浮ついた感が全然無くて、絵の雰囲気も今と少し違う。
このくらいシリアスな話も好きです。

『separation?セパレシオン?』
『イルミナシオン』の番外。
『きみはばらよりうつくしい。』
『ばらといばらとばらばらのばらん』の番外。
『NOBODY BUT GOD KNOWS』
『神の名は夜』の番外。

書き下ろしは、どれも本編とは違ってテンション高くコメディ調。
モヤモヤしていた気持ちが、ちょっと晴れた。
落ちた気持ちを上昇させてくれる話で締めくくってあってよかった…!

--
ということで、ヤマシタ先生4冊目のコミックスは今まで以上に変化球だらけでした。
BLという括りで収まりきらない話も多い。
ヤマシタ先生は普通の恋愛モノより、少し斜め視点の話の方が好きなんだろうなぁ。
恋愛に拘らず、瞬間瞬間の気持ちの変化に焦点を当てている印象がある。
主人公が女の子だったら、一般向けの漫画としていけそうですね。
今回のコミックスは終わりが曖昧で、余韻というよりモヤモヤの残る話が多かったんですが、波長が合う時に読むと同調させられてしまう妙な力がある気がします。
面白く思うかどうかは、その時の心理状態にかなり左右されそう。
私は好きですよー。
これはこれでありかな。
BLではないけど、特に『あの人のこと』の最後にやられた。

--
余談ですが。
先日、名古屋で行われたヤマシタ先生のサイン会に行ってきました!
しかし緊張してこのコミックスについて全然触れられなかった…。
「小説の挿絵も好きです!」と、ずれた事を言ってしまったよー(^_^;)
いや、ホントにヤマシタ先生の挿絵は味があって好きなんですが。
で、渡されたアンケートに好きなキャラとその理由を書く欄があったんですが、すごく悩んで悩んで書いた答えは……「中久さん」
ってそれ女の子だし! 
一応BLコミックスなのに!
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