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BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

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4813011780獅子は獲物に手懐けられる (SHY NOVELS 210)
志水 ゆき
大洋図書 2008-08-28

by G-Tools

Pet Loversシリーズの第二弾。
このシリーズは予想以上に重いですね~。
【獅子は獲物に手懐けられる/榎田尤利/志水ゆき/SHYノベルズ(2008年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
医師の鶉井千昭は、ある日男に突然襲われる。
その男は「Pet Lovers」という会員制デートクラブから派遣されてきたシン(蔵王寺真)と名乗り、千昭の義兄である深井に頼まれたのだと言う。
ある理由で深井の執拗なまでの暴力から逃れられない千昭は、真とセックスする事になるのだが…。

「犬ほど素敵な商売はない」の世界観が、Pet Loversシリーズとなって登場。
シリーズですが、話は独立しています。

「あなたを癒すペットをお届けします」
そんなコンセプトを掲げる「Pet Lovers」は、男娼を動物でカテゴライズし、客の希望に合った「ペット」を派遣する秘密の高級会員制デートクラブ。
それまで暴力で千昭を虐げてきた深見ですが、今度は性的に虐待しようと考えつき、「ライオン」である真に千昭を襲わせます。
深見に逆らうことの出来ない千昭は同意するしかなく、真とセックスすることになりますが、気持ちが通じ合っているわけではない。
でも、抵抗することを諦め投げやりになっている千昭は、真の優しいセックスで乱れ、今まで知らなかった自分の一面を知ることに。
仕事上の事とは言え、真は千昭が放っておけなくなり、千昭は自分にはない輝きを持っている真に惹かれていく。
しかし、これを切っ掛けに深見の虐めがヒートアップ。
そして訪れた悲劇に、千昭はついに限界を迎え…。
予想以上に痛い展開ですね。
千昭が深見に対して持っている負い目は、確かに簡単には逃げ切れるものではなくて、こういった暴力は一度始まると止まらない。
そして負のスパイラルに陥って、雁字搦めになって動けなくなる。
千昭のそんな状態は、読んでいる自分まで苦しくなります。
それにしても、千昭と真の心が近づく過程も読み応えありましたが、悪役の深見が容赦なく黒くて悪党で吃驚ですよ。
深見の暴力は、かわいさ余って憎さ百倍というかわいげがあるものじゃない。
一方的な暴力で自分の力を誇示しようとする深見に沸々と怒りがわいてきます。
最後の方は殺意すら覚える悪党ぶり。
対極にある深見が突き抜けていたおかげで、千昭と真の話が際だっているのかもしれないけど、ちょっと分かりやすすぎやしないか?
…なんて、榎田先生の作品だと思わず粗探しをしてしまうんですが(満足ラインが他の作家さんより高いから)、何のかんの言いながら夢中になって読んでいた自分がいるという事は面白かったんですよね(笑)
シリーズのコンセプトでもある「ペット」というネタは、誰もが抱えている寂しさのような弱い部分に訴えかけてくるので、とても共感しやすいです。
前回の「イヌ」はストレートにそうだし、今回の「ライオン」は共感とはちょっと違うかもしれないけど、動物に例えることで分かりやすくなってる。
まあ、そもそも「ライオン」は「ペット」の域を超えていて身近な存在ではないんですが、この話のようなドロドロした話にはピッタリなのかも。
そんな「ライオン」である真を目の当たりにした千昭は、自分がどれだけ非力な存在なのか思い知ることとなり、真に惹かれていく。
その心の動きが分かりやすく伝わってきました。

この手の話は、普段抑圧されている自分をセックスの時に解放している事が多くて、その必死さに萌えますw
盛り上がってもどこか胸が痛むようなエッチが好き。
「ライオン」に喰われた千昭もドップリと溺れていて、そそられました。ムフフ。

ということで、榎田先生の新刊は思った以上にシリアスで痛い話でした。
このシリーズは、イロモノ的なネタなのに反して中身は重いですね。
私は好きです。
それにしても、志水先生のイラストで重さは少し軽減されてますが、こんなに容赦のない展開って、榎田先生にしては珍しいんじゃないかな?
その後の二人とか、真の事とか、もう少し突っ込んだ所が欲しかったなぁと思いますが、SHYノベルズのボリュームだとこれが限界か。
「コレ!」という部分は特別無かったけど、エロはエロいし、勢いとメリハリのある話で、最後まで一気に読んでしまいました。
このシリーズはまだ続くようですが…。
「ペット」ってかなり私の泣きツボが潜んでいるので、そのうちガツーンと泣かされそうな予感がしますよ。
今ちょっと泣いてスッキリしたい気分なので、期待してますw

■Pet Loversシリーズ
「犬ほど素敵な商売はない」 轡田×倖生(犬)
「獅子は獲物に手懐けられる」 真(ライオン)×鶉井
「秘書とシュレディンガーの猫」 舘×雨宮(猫)

「蛇とワルツ」
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2008.09.02 08:40 | 榎田尤利 | trackback(0) | comment(0)
            












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