にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

愛で痴れる夜の純情 :鈴木あみ

4592874110愛で痴れる夜の純情 (花丸文庫)
鈴木 あみ
白泉社 2004-10-16

by G-Tools

花降楼シリーズの第二弾。
カップリングはとっても好みです。だからこそ物足りない~。
【愛で痴れる夜の純情/鈴木あみ/樹要/花丸文庫(2004年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!
シリーズ前作はコチラ→「君も知らない邪恋の果てに」
カップリングが違うので、この作品からでも読めます。

【あらすじ・感想など】
吉原にある男の廓・花降楼で双璧と謳われている傾城、蜻蛉と綺蝶。
以前は仲のよかったふたりだが、今では犬猿の仲。
綺蝶を意識しながらも素直になれない蜻蛉だけれど、幼い頃に交わした約束を忘れられずにいて…。

正統派の美しさで、近寄りがたい印象のある蜻蛉と、華やかで砕けた印象の綺蝶。
対照的なふたりは花降楼で毎月お職を争っている。
綺蝶はいつも蜻蛉をからかっていて、蜻蛉はそれに反発してツンツンしているのだけれど、本当は嫌い合ってはいません。
幼い頃は仲がよく、気持ちが通じ合っていた時もあったのだけれど、綺蝶が水揚げされた頃からすれ違っていきます。
それは自分の気持ちを意識するようになった蜻蛉が、その気持ちをうまくコントロールできなかったことが一番の原因なのだけれど、綺蝶もまた自分の気持ちを抑えきれなくて、結果的にふたりの間に距離が出来てしまう。
蜻蛉も綺蝶も素直じゃないんですよねぇ。
でも、そうせざるを得ない状況だったから仕方がないのかな。
好き合っていても、色子同士の恋愛は御法度。
綺蝶はそのことをよく分かっていて、敢えて蜻蛉を突き放し、見守っています。
一方の蜻蛉は、自分の気持ちをハッキリと認識できずにいるけれど、綺蝶のことは気になっていて…という微妙な心情。
元々素直に気持ちを表に出せるタイプではないので、自分の気持ちを持て余して反発してしまい、自らドツボに嵌ってしまう蜻蛉。
一見しっかりしていそうな蜻蛉の不器用さがとても人間くさくて、魅力的でした。
意地っ張りすぎて苛つくんだけれど、でも自分も同じような性格だからよく分かるんですよね…。
分かってはいても、素直になれない。
綺蝶のように理解してくれる相手がいる蜻蛉が羨ましいなぁ

話の方は、綺蝶の周囲で起こる事件に蜻蛉が巻き込まれたことで、少しずつ心が近づいていきます。
でも、綺蝶が花降楼を出て行くと知った蜻蛉は動揺し…。
この辺りから話の展開がとても早くて、無理矢理話を詰め込んだ感じ。
前作もそうだったけど、話の背景が余り語られないんですよね。
その場しのぎのハッピーエンドという印象が、今回は特に強かったです。
まあ、娯楽作品なので、リアリティとか現実の厳しさを追求する必要はないのかなとは思いますがー。
そもそも、これが紛いなりにも現代設定というのが違和感あるし…。
突っ込み始めたらきりがないですよね(^_^;)

前作は甘さいっぱいの話でしたが、今回は大人な感じでした。
色子同士なので、当然他の男ともエッチしているし、ふたりのラブッとしたエッチに到達するまではかなり長かった…。
強引なエッチも、心がすれ違っているわけではないんですけどね。
最後、急ぎ足だったのが残念です。
しっかし、攻も色子というのが新鮮ですよ!
だって普段は受けてるんですもん。
綺蝶が受けている描写はないけれど、どんな風に受けていたのかとても気になる~。
樹先生の挿絵が「美人だけど攻」という綺蝶のイメージにピッタリで、雰囲気がとても掴みやすかったです。
そして、前回同様私の脳内では緑川さんと平川さんの声に変換されていて、更にテンション上がりましたよw
色子同士って百合っぽいのかなと思っていたけれど、全然そんな感じじゃなくて、ちゃんと男同士だったのでホッとしました。

ということで、前作の時から気になっていたふたりの話でしたが…。
ふたりのキャラや関係はとても好きだし、色子同士という特殊な設定には萌えるのだけれど、話としてはちょっと物足りなさを感じてしまいました。
大事なところが急ぎ足だったのが残念。
ただ、このふたりの話は番外編がいくつかあるようなので、その辺りで補完できるといいなぁと思います。
話は残念だけど、このふたりの関係はとっても萌えましたw

■シリーズ
「君も知らない邪恋の果てに」旺一郎×蕗苳
「愛で痴れる夜の純情」綺蝶×蜻蛉
「夜の帳、儚き柔肌」蘇部×忍
「婀娜めく華、手折られる罪」御門×椿
「華園を遠く離れて」蘇部×忍、御門×椿、綺蝶×蜻蛉
「媚笑の閨に侍る夜」
「白き褥の淫らな純愛」
「愛しき爪の綾なす濡れごと」綺蝶×蜻蛉
「たし甘き蜜の形代」

■コミカライズ(樹要先生)
「愛で痴れる夜の純情-禿編-」
「愛で痴れる夜の純情-傾城編-」
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2008.08.25 00:39 | 鈴木あみ | trackback(0) | comment(0)
            












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