にゃんこのBL徒然日記

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その指さえも :崎谷はるひ

4829622016その指さえも (プラチナ文庫)
崎谷 はるひ
プランタン出版 2003-03

by G-Tools

「大人は愛を語れない」で気になっていた中垣×律の話は、既に出ていたのですね!
情報を頂いたので早速読んでみました♪
【その指さえも/崎谷はるひ/櫻井しゅしゅしゅ/プラチナ文庫(2003年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
友人の湯田直海に頼まれ『韋駄天』という居酒屋でバイトをすることになった水江律は、そこで中垣遼太郎に出会う。
自分とは違い、何でも器用にこなす中垣。
そんな中垣と一緒に働く内に、律は中垣に惹かれていくのだが…。

律は人当たりのいい穏やかな性格をしていますが、その実何対しても執着することがなく、今時の大学生らしい奔放な生活を送っています。
寝る相手も拘りはなく、女でも男でも大丈夫。
所謂バイセクシャルである律は、好みの容姿であった中垣に初対面の時から惹かれています。
最初は無愛想な中垣に戸惑いますが、一緒に働くようになると、中垣の面倒見の良さや自分とは違う何事にも真面目に取り組む姿勢にどんどん影響されていく。
律は毎日のようにバイトするようになり、緩かった生活から一転して充実した生活を送るように。
一方の中垣は『韋駄天』のバイトの古株で、オーナーの宮本が突然旅に出てしまった為に、大学卒業までの三ヶ月余り、実質店を取り仕切ることになってしまいます。
当然かなり忙しい日々を送ることになり心の中では面倒だと思っているのですが、中垣は手を抜くことなく、自分に与えられた事をこなしていく。
器用に見えるけれど、それは本人の努力があってこそ。
律はそんな中垣に想いを寄せながらも、気持ちを伝えることができません。
でも、大学を卒業し、就職する中垣と働ける時間は限られていて、ついに最後の日を迎えるのですが…。
崎谷先生だったら、この内容で文庫一冊ガッツリ書いてもおかしくないんですけど、今回は意外にあっさりまとまっています。
普段のしつこさも嫌いじゃないけど、続けて読むと胃もたれが…。
このくらいの手軽さも、たまにはいいんじゃないでしょうかー。
あ、でもエロはしっかりありますよ(笑)

二人が付き合い始め、中垣が就職したあとの話が『週末には食事をしよう』。
大きな問題もなく働き始めた中垣ですが、佐藤という強烈なキャラの登場で、中垣の平和な社会人生活は一変します。
佐藤は中垣と同じ会社の女性社員で、面の皮の厚いストーカーです。
何を言われてもどんな態度を取られても全く動じず、ひたすら中垣に執着し、追いかけ回してくる佐藤に生活を乱される中垣。
ストレスを感じながらも、そんな事を律に愚痴るわけにもいかないと思っている中垣は、ひとりでどんどんイライラを溜め込んでしまう。
そしてついに限界を迎えてしまうのですが…。
律は中垣の苛立ちを敏感に感じ取るのですが、自分に何も言ってくれない事に寂しさを感じています。
愚痴りたくないという中垣の気持ちも理解できますけどね。
言葉にすると余計に意識してしまうというのもあるし、こんな事を愚痴るのは格好悪いと思うのも分かります。
でも、中垣のような男がストレスを溜めているなんてきっと相当な事なのに、何も言ってくれないのは自分が信頼されていないようで悲しいですよね。
無自覚に律に甘えた行動を取っているのに、肝心なところで距離を取ろうとするから、律も戸惑ってしまいますよ。
中垣が、律の強さを知る話でした。
そして、思わぬ中垣のヘタレっぷりが露呈してしまう話(笑)

話の雰囲気は比較的あっさりしているんですが、エロはとても濃厚でしたw
なんだか予想外に萌えたんですけど、一体何が自分に刺さったんだろうか…。
律の反応がよかったのかなぁ?
理由はともあれ、萌えエロでしたよー。
御馳走様でした!

ということで、「大人は愛を語れない」の最後にフラグが立っていると思った中垣と律の話は、5年も前に既に文庫になっていました。
予想通りこのシリーズではこの中垣と律のカップルが一番好みです!
思っていたより律が経験豊富だったので吃驚しましたけど(笑)
でもやっぱり律は優しくて気遣いの出来る男の子で、ホッとしました。
「大人は愛を語れない」の二人も登場しています。
先にこの「その指さえも」を読んでいたら、「大人に~」の二人に対する見方も違ったのかもしれません。
「大人は愛を語れない」で中垣と律が気になった方は是非こちらもどうぞ~。

情報を教えていただいたメルさん、ありがとうございました!

■シリーズ(刊行順)
「その指さえも」
「絵になる大人になれなくても」
「大人は愛を語れない」
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2008.06.26 09:14 | 崎谷はるひ | trackback(0) | comment(4)
            

こんにちは~
この話かわいいですよね。
これくらいの雰囲気ならば崎谷作品も読むのためらわないのになぁ(笑)

「大人に~」の方は読んだことがないので、あっちのストーリーは知らないのですが。もうこれだけで満足(コラコラ)

中垣の微妙なへタレ具合がとてもツボです。
TBさせていただこうと思ったのですが、スクリプトをWordPressに変えてからずっとfc2ブログさんにだけTBが出来ません…解決方法を探さなきゃ~

と言うことでコメントのみで失礼します。
では、また。

2008.06.26 11:37 URL | 高坂 みき #l/VZmCVM [ 編集 ]

そうだったのですね!
初めて知りました。
私も中垣と律が気になっていたのでさっそく読んでみます。

しかし、出版社が違うとはいえ、あとがきにでも書いて欲しかったですね。
そういうところも含め、「大人は~」は(劇団の話が多いこともあって)妙に内輪受けで私の中ではイマイチです。

2008.06.27 16:28 URL | きく #- [ 編集 ]

高坂さん、お久しぶりです!

崎谷先生の作品は今まで結構読んだのですが(と言っても、多作な作家さんなので未読本もいっぱい~)、この作品はちょい軽めな感じですね。
何と言っても、律が可愛いので読みやすかったです!
「大人に~」はこれよりエロは控えめですが…説教クサイかな…(^_^;)

コメントありがとうございました!
また後日にでもTB挑戦してみてください~
それではまた!

2008.06.27 21:04 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]

きくさん、こんばんは!

やっぱり中垣と律気になりますよね!
崎谷先生の古い作品はあまりチェックしていないので、私も教えていただくまで全く知りませんでした。
きくさんも、是非見かけたら読んでみてくださいw

確かに、「大人~」は内輪ウケのニオイが…(^_^;)
私も感じます。
そういう雰囲気って話の外にいる人にはちょっと疎外感を与えますよねぇ…うーん。
その意味でも、こちらの中垣×律編の方が面白いと思いました。

コメントありがとうございました(^^)
ではでは~。

2008.06.27 21:13 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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