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野ばらの恋 :砂原糖子

4344813332野ばらの恋 (幻冬舎ルチル文庫 す 1-7)
砂原 糖子
幻冬舎コミックス 2008-05-15

by G-Tools

かわいかった~。
でもちょっと消化不良気味…。
【野ばらの恋/砂原糖子/小鳩めばる/ルチル文庫(2008年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
祖父が興し、現社長は父、そしてゆくゆくは自分が継ぐだろう医療機器メーカー・メイプル技研株式会社の社員として働く、椛代永知(25歳・攻)。
社交術に長け、見た目も良い永知は、営業としてそつなく仕事をこなしているが、愛社精神も仕事への情熱も全くない。
そんな永知に、人事部長の叔父は商品のモニターのため、秩父の山奥にある老人保養施設・ロゼットガーデン行きを命じた。
携帯も通じない不便な場所で3ヶ月。
不満を募らせながらも、叔父から聞いた「美人の未亡人」だけを楽しみにロゼットガーデンを訪れた永知だが、その未亡人は男だった。
未亡人・三園史彦(28歳・受)の永知に対する態度は、何故かいつもぎこちなくて…。

将来への不安もなく、特別頑張らなくても何事もそこそここなす永知は、仕事に対する思い入れはありません。
ロゼットガーデンへの出向も、口うるさい叔父の嫌がらせなのかととらえています。
向かった先のロゼットガーデンは、老人ホームとはいえ、不自然なくらいに若者が全くおらず、園長の三園は同性愛者。
しかも元恋人は亡くなった前の園長で、養父である三園草一だと知り、益々興味もやる気もなくなってしまう。
それでも、3ヶ月はここですごすのだからと、三園を自分に振り向かせてみようと企み、近づこうとするのですが…。
三園のぎこちない態度は永知を意識しているからなのかと思いきや、実は三園は若い男性が苦手だったのでした。
ちょっとどころじゃなく、無理に触れられると吐いてしまうくらいの恐怖症。
過去のトラウマが原因なのですが、今まで拒まれる経験のなかった永知にとってはかなりショックな出来事なのです。
でもまあ、永知じゃなくてもこんな反応されたらやっぱりショックを受けるでしょうけどね。
そんなわけで、三園を落とすのは無理だと知った永知ですが、手に入らないと分かると余計に欲しくなるもので、駄目だと分かっても三園から目を離せません。
そして、三園への気持ちが恋愛感情だと自覚します。
一方の三園ですが、恐怖症が原因でこれまで年寄りばかりの狭い世界でしか生きてこなかったために少し感覚がずれていて、もちろん恋愛に関しては全くの初心者。
草一と恋人同士だったとは言うものの、それはプラトニックな関係で、実際には親子の愛情のようなものです。
老人たちの中で生きているからか、三園は温厚で優しいけれど、悪く言うと「枯れてる」んですよね…。
心が凪ぎすぎです。
そんな三園も、永知の告白や態度の変化に心を動かされていく。
二人の気持ちの変化が見所です。

舞台が老人ホームということで、一体どんなカップルかと思いきや、普通に20代の男二人の恋愛でした。
片方は老人(中年?)もオッケーの強者でしたが。
…草一さんが求めてたらそういう行為もやってたのかと考えると、三園の守備範囲の広さに改めて驚かされますよ(笑)
ちゃんと働いているけど、ちょっと世間知らずでトラウマ持ちの受。
かなり美味しい設定だと思うんですが、なんだか私はノリ切れなかったです…。
若い男性に対する恐怖症と言っても、あまり悲壮感がなかったからかな。
三園の抜け具合は私の萌えにはヒットしませんでした。
そして、どうも永知の性格が掴みきれなくて、モヤモヤしてしまった…。
恋を自覚してからの性格が予想以上に真っ直ぐ。
最初は遊びで三園の心を弄ぼうとするような、とても嫌な奴だったのに!
自分の行いを反省し、心を入れ替えるという流れは納得できるけど、こういう男はもっとプライド捨てきれずに素直になれないんじゃないかなぁと思う。
二人の視点が交互に出てくるのですが、結構頻繁に入れ替わるから気持ちを掴みきれないまま話が進んでしまった、というのも私が入り込めなかった理由かな。

しっかし、どんなに枯れた受でも、身体の感度はよいようです(笑)
程良い積極性と羞恥具合。
でも、流石に初心者に騎乗位は難しいんじゃないかな(笑)
顔見たいなら正常位でいいじゃないですかー。
いやもちろん私は騎乗位の方が好きですが…って何告白してるんだ私。
まぁ、永知も私と同じで頑張ってる受が見たいんだろう。きっと(笑)

一応ハッピーエンドだけど、かなり遠距離だし、この先一体どうするんでしょうね。
二人が付き合っていくためにも、三園が狭い世界から足を踏み出すにも、将来的には三園がロゼットガーデンを出なければいけないと思う。
二人にとってはそこが一番のハードルだと思うので、私はそこが気になります。
ラブコメとしてはこれはこれで話がまとまっているのかもしれませんが。
気が付けば今回は辛口の感想になってますね…。
あぁでも、決して面白くないという事ではないんですよ!
最近、砂原先生に対する期待が高くなってしまって、どうしてもその反動が大きくなってしまうんですよね…。
好きになればなるほど、満足するラインも上がってしまう…。
そういう事です。
次の作品を楽しみにしています!
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2008.05.22 01:29 | 砂原糖子 | trackback(0) | comment(0)
            












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