にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

ターニング・ポイント :久能千明

4048736167ターニング・ポイント
久能千明
角川書店 2005-05-27

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グレイ・ゾーンシリーズの第3弾。
話の内容としては、1作目の「グレイ・ゾーン」の続きです。
既刊本と比べると不完全燃焼気味ですが、続きへの期待は高まりますよ!
【ターニング・ポイント/久能千明/蓮川愛/角川書店(2005年)】

オススメ:  続編への期待をこめて…

↓ネタバレあり、caution!

【あらすじ・感想など】
キャリアで県警本部捜査二課に所属する香坂譲(23歳・受)と、元キャリアで今は私立探偵として働く片桐亜久利(28歳・攻)。
とある目的から裏社会に入り込んでいる亜久利の仕事と、犯罪を取り締まる側である譲の仕事は相容れない。
知れば見て見ぬふりはできないけれど、亜久利と離れることもできない譲は、亜久利に隠し通すよう求める。
そうして恋人として付き合い始めた譲だが、事件の鍵を握る少年・エイの帰国情報に胸が騒ぎはじめ…。

紆余曲折を経て、秘密を抱えながらも恋人同士となった二人。
弁護士である由利潤一郎と亜久利は表向き探偵事務所を開いていますが、実は警察の隠密として動いています。
利権が絡んでいるために表だって捜査ができない警察組織の裏となり、密かに仕事を請け負う。
そして二人の一番の目的は、「ブラック・ウイドウ」という新手のドラッグの流通を阻止すること。
このドラッグの合成データを持つのがエイという少年で、エイとの経緯は前作「グレイ・ゾーン」に書かれています。
接触はしたものの何の証拠も残さないエイを逮捕することは出来ず、再び姿を消したエイを追っていた亜久利と由利。
二人は香港での動きを掴み、ブラック・ウイドウを手に入れようとする香港マフィアの公証人・瀏秋藍と接触する。
一方、エイの帰国情報を得た譲は、亜久利たちが動き出そうとする事を予期し、亜久利を失わないために自ら動き出します。
しかし、亜久利は由利すらを欺き、ある計画を実行しようとしていて…。
私は健気で、自らを犠牲にした行動を取ったり、無謀な行動を取るタイプが苦手で、譲はそのニオイを漂わせていたので警戒していたのですが…。
本当に無茶をするのは亜久利の方でした。
まさか亜久利がこんな決断をしていようとは…予想外。
譲という、亜久利にとっては「守る」存在ができてしまったことが原因なんでしょうけど、ちょっと頑張る方向が違うんじゃないでしょうか。
譲は当然怒っていますが、私も吃驚です。

以下、かなりネタバレ含むのでご注意くださいませ。

亜久利の決断は、自分と引き換えにデータを得ること。
人格的に問題のあるエイが譲に手を出すことを恐れ、自らを犠牲にして決着をつけようとします。
以前から思っていたんですが、亜久利は見かけによらずかなりヘタレてますよね…。
男らしくて行動力があって、一見強い人間に見えますが、精神的には弱い。
相手を思っての行動も、結局自分が苦しみたくないというのが本心。
自覚はないんでしょうけど。
譲はそんなことを望んではいないし、亜久利を失いたくないと必死に訴えていた自分の気持ちが伝わっていなかったことにショックを受けます。
そりゃそうですよ…。
自分は守られるだけの存在じゃないと反発する譲の気持ちもとても分かる。
不安を抱えながらも亜久利を信じ、前を向いて歩いている譲の方が、よっぽど強い人間なんだと思います。
譲は確かに危なっかしいかもしれませんが、亜久利にはそろそろ共に歩んでいく覚悟を決めて欲しいですよ!

今回は譲の兄で亜久利の親友である明良が登場して、良い具合に掻き回してくれてます(笑)
そして、その明良の同僚であるシュウこと瀏秋藍が譲、亜久利、由利の前に現れ、このシュウが曲者なのかと思いきや…。
影が薄かった…というか、弱すぎて逆に同情されているような気が…。
冒頭の強気な姿勢はどこへやら。
明良の方がよっぽど肝が据わってますよね。
今回の話では活躍していませんが、明良もシュウもキャラが立っているので、スピンオフがあったら面白そうですね。
それなりにフラグも立っているんじゃないかと思いますが、どうでしょう。

かなりバタバタした印象がありますが、事件自体は結果的に進展しています。
でもまだエイとは決着がついていないし、ドラッグの問題も残ったまま。
不完全燃焼ですよ! 
そして今更ですがどうも私にはエイの不気味さがリアルに感じられなくて、実は今回の亜久利の行動もシュウの反応もいまいち共感しきれなかったというのも大きかったです…。
エイの過去や室生財閥について、そして辰巳との関係を含めた背後関係を知りたい。
完結までには先が長そうな気がしますが…。
続編、出ます…よね?
由利が、由利が気になります!

■グレイ・ゾーン シリーズ
第1弾「グレイ・ゾーン」
第2弾「ボーダー・ライン」
第3弾「ターニング・ポイント」
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2008.04.23 00:56 | 久能千明 | trackback(0) | comment(2)
            

にゃんこさん、こんばんは♪

4冊目はいつでるのでしょうか~?
久能さんは別のシリーズでも2年以上待たされております…。
一体、いつ続きが出ることやら~。
亜久里と譲より由利と佳也をなんとかしてくれ~!!というのが本音です(笑)

秋藍の話は同人誌の方でやってます。「白夜」というタイトルのこの前の冬コミの新刊のやつです。
これも続くようなのですが…。
グレイの同人誌は冬しか出ないので、これもかなり待たされそうな気がします…。
長期戦覚悟で待つしかないですね…。

ではでは、お邪魔しました♪

2008.04.23 23:09 URL | はーこ #- [ 編集 ]

はーこさん、こんにちは!

私も由利と佳也の方が気になりますよー。
由利を早く楽にしてやってくれ…。

秋藍と明良の話はやっぱりあるんですね!
でも同人誌ですかー。
このシリーズに嵌ってから、機会があるたびに探しているんですけど、なかなかみつかりません…。
古いものを一冊だけ友人から借りて読めたんですけど。
久能さん&蓮川さんの別のシリーズも気になって、とりあえず中古で見掛けたら買うようにしてます。
…でも、そっちも長いんですよねぇ。
新しめのは手に入ったんですけど、前の部分がないと読み始めることもできません…。
うー、欲求不満がたまります。

この「ターニング・ポイント」が2005年なので、そろそろ…。
そろそろでないかなぁ…。

コメント&情報ありがとうございました!

2008.04.24 16:44 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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