にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

4344810198紅楼の夜に罪を咬む (リンクスロマンス)
和泉 桂
幻冬舎コミックス 2007-08

by G-Tools

清澗寺家シリーズ・第5弾。
浅野編&伏見×和貴です。
浅野が意外とドSじゃなくてちょっと残念…。
【紅楼の夜に罪を咬む/和泉桂/円陣闇丸/リンクスロマンス(2007年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!!

【あらすじ・感想など】
『紅楼の夜に罪を咬む』
国貴の事件から5年後の昭和2年。
陸軍省東京憲兵隊本部に所属する浅野要(32歳・攻)は、中国共産党、そして抗日運動を探るため上海に潜入した。
浅野はそこで出会った梁天佑(28歳・受)という男に目を奪われる。
天佑の経営する妓館「紅閨楼」が運動家と繋がっているという情報を得た浅野は、天佑に近づくが…。

天佑にはある出生の秘密があり、日本の領事館も迂闊に手を出せません。
上海でも特別な存在である天佑が抗日運動を助けているのは、弟のように愛している来宝の為。
でも浅野が現れたことでその関係は崩れ始めます。
抗日運動を探っている浅野はもちろん天佑の敵なのですが、惹かれ合う二人は憎しみながらも愛し合い、やがてその関係は二人を追い詰めることになり…。
社会情勢などかなり複雑.
ここで説明するのは早々に諦めました(^_^;)
すみません…。難しいです。
それにしてもすごく背景がしっかりしている。コレ本当にBL?
大正~昭和初期のこの時代について今一番詳しいBL作家さんは間違いなく和泉先生なんじゃないでしょうか。
ということで、そのあたりはスルーさせて頂きますが、兎にも角にも浅野と天佑の関係は敵対しています。
でもお互いに一目で相手に惹き込まれ、憎み合いながらも相手を渇望する。
そして相手を切り捨てられなかったことで居場所を失っていく二人が選んだ道は…。
この二人は甘さとは無縁の所にいるので、こんな愛し合い方しかできないんでしょうね。
甘さに不安を覚えてしまう浅野と天佑…かなり末期です。
この二人はこの後どんな道を辿るのか。
かなり不安…。

浅野編ということで、私はドSな浅野が見られるのかとワクワクしていたのですが…意外と絡みはノーマルでした。
残念!
萌えで言ったら浅野×国貴の方が圧倒的に好きです。
浅野の気持ちが報われない所もまたよし。
まあでも、今回は相手が天佑なので、ドSっぷりを発揮する余裕もなかったんでしょうけど(笑)
油断したら喰われちゃいますからね。
そんな緊張感も、それはそれで美味しかったです。

『凍える蜜を蕩かす夜』
父・冬貴の淫蕩な生活により、悪評の絶えない清澗寺家。
和貴(14歳)の唯一の心の支えだった兄・国貴は全寮制の陸軍幼年学校へ進み、家へは滅多に帰ってこない。
同じく寮生活を送っている和貴はどこにも居場所を見つけられず、父にそっくりな自分の存在を認められずにいた。
自分は父とは違う。
それを確認するため、和貴は父の愛人・伏見を誘うが…。

和貴、14歳ですよ…!
父親の生活を目の当たりにし、世間の冷たい視線に晒されている和貴。
こんな環境で自分が父親に似ていて、理解者もいない。
自分がこの先どうなっていくのか、それに絶望した和貴は伏見に助けを求めます。
そして伏見はそんな和貴にある『魔法』をかけ…。
和貴、可哀想すぎます。
国貴の態度も酷いですね…。
幼い頃からこうして苦しみ、そして深沢を得てからも自分の身体の淫蕩さに罪悪感をもっていて。
この清澗寺一族で一番の被害者は間違いなく和貴ですよ。
伏見だけがそれに気が付いていて、和貴が冬貴と同じ道を辿ることのないように『魔法』をかけます。
伏見は共犯者だけど、悪人ではありません。
一番の曲者であることは間違いないけど。

14歳(しかも相手は30半ばの伏見…)ということで、年齢的には私の許容範囲外なんですが、清澗寺家に関してはもうそういった常識やモラルは通用しません(笑)
激萌えでした…。
可愛すぎます和貴。
そんな和貴が可哀想であればあるほど嗜虐心が刺激されてしまいますよ…。
伏見、羨ましすぎる…。

--
久々の清澗寺家シリーズですが、今回は番外編2作です。
ちなみに、浅野が登場する国貴編は「この罪深き夜に」、和貴編は「夜ごと蜜は滴りて」
どちらの感想もブログ初めて間もない頃に書いたのですが、今読み返してみたらあまりのへっぽこ具合に羞恥プレイのようでした。(いや、今もたいした感想が書けてませんが…)
その後このシリーズは同人誌の方で沢山読み、特に和貴については感想を書いた頃よりどっぷり嵌っています。
清澗寺家の中では和貴が一番好き。
ボス(というか諸悪の根源…?・笑)はもちろん冬貴ですが、この冬貴の血を色濃く受け継いだ和貴が苦しみながらも自分に向かい合っていくという大きな流れがこのシリーズにはあると思います。
他の面々も存在感ありますけどね。
伏見が思った以上に影響力大でした。
今後も暗躍しそうです。

次の第6弾でシリーズ第1部が完結するということですが、ということはこの先第2部もあるって事ですか。
予想以上に長いですね。
将来的に、上海で兄弟鉢合わせとかあるんだろうか…?
今後も楽しみです!

■このシリーズの感想
第1弾「この罪深き夜に」長男編
第2弾「夜ごと蜜は滴りて」次男編
第3弾「せつなさは夜の媚薬」三男編
第4弾「罪の褥も濡れる夜」父編
第5弾「紅楼の夜に罪を咬む」浅野編
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2007.09.19 01:01 | 和泉桂 | trackback(0) | comment(0)
            












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