にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

SASRA (4) :Unit Vanilla

4862632289SASRA (4) (B-BOY NOVELS)
Unit Vanilla
リブレ出版 2007-08

by G-Tools

長い旅もようやく…。
これまでの感想はコチラ→ 1巻2巻3巻
【SASRA (4)/Unit Vanilla/円陣闇丸/BBN(2007年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!!

【あらすじ・感想など】
次第に前世を感じるようになった二人ですが…。

『第7回』
関東大震災によって唯一の肉親である母親を亡くした京介。
その後京介は、浅草一円を仕切る博徒の息子である竜に拾われ、育てられた。
幼い頃から竜に憧れていた京介だが、成長するにつれ、その気持ちが恋愛感情であることに気が付いていた。
そんなある日、豊原子爵が京介の父親であることが明らかに。
拒絶する京介を、竜は強引に追い出すが…。

舞台は日本。大正から昭和にかけて(A.D.1930頃)
ヤクザ受です。
バックから攻められている挿絵で、思わず「えろとじ」の英田先生の短編を思い出してしまいました。
エッチになだれ込む状況も似てますね(笑)
BLでは珍しくないヤクザですが、この話の舞台は大正時代なので、現代モノの経済ヤクザとは違い「任侠」という言葉がピッタリな硬派なヤクザです。
竜もまたそんな世界に生きていて、若いながらも皆に信頼され男惚れされるような男。
そんな竜が自ら京介に身体を預けるんですが、そこに至までには相当な葛藤があるわけですよ。
攻視点だし、甘い言葉は全然口にしない竜なのでハッキリとは描写されていませんが、その行動だけで京介に対する想いがすごく伝わってきます。竜の潔さが格好良い。
そしてヤクザといえば入れ墨!
P31の挿絵がステキです。
尻萌え…!
ここで京介が思わず自慰をしてしまうところに共感してしまった(笑)

これは和泉先生だろうか?
何気に「美味しい」というセリフも出て来ましたしね(笑)
言ってるのは攻ですが。

さてさて、恋人達の旅もそろそろ終盤になり、記憶が戻りつつあります。
危険を知らせる羽の音も聞こえています。
お互いの身に起こる不思議な体験や記憶が共通していることに気が付き始めますが、決定的なところまでには至っていません。
そして現代へ…。

『エピローグ』
1巻の「プロローグ」で飛行機事故に巻き込まれた蓮、剛将、そして少年。
飛行機は無事不時着したものの、そこは一面の砂漠。
そこで蓮は白昼夢のように前世の記憶を取り戻す。
そして、そんな蓮に剛将が語ったのは、蓮が前世で愛していた男の記憶だった。
二人はようやく自分たちの置かれた状態を知ることになるが…。

前世の記憶を取り戻した二人は、自分たちが成すべき事を理解します。
何千年の時を経て神の怒りを解くことが出来、ティティもまた解放されることになるのでした。
ふー、長かったですねぇ。
4000年近くかかってますよ…。
その間生き続けたティティも驚きですが、蓮と剛将に転生する間に辿ってきた人生の記憶が蘇ったというのも凄いですね。
原点となったエジプト時代の記憶があるだけでも凄いのに、7人分(この本にあるだけしか転生していないとして)の人生の記憶があるというのは…一体どれだけの情報量ですか…。
頭がパンクしそうです。

『Last Story』
前世の記憶を取り戻した二人。
お互いに求め合っていた過去を知ったことで蓮は剛将を意識するものの、それが本当に自分の気持ちなのか、それとも前世の記憶の名残なのか分からない。
剛将の自分へのアプローチも、それが「剛将」の気持ちなのかどうか判断できない。
そんな想いを抱えたまま、蓮は一人日本に帰国するが…。

神の怒りは解けたけれど、二人にはやり残したことがあります。
それは「幸せになること」。
前世と同様に二人は惹かれ合っていますが、過去を知っている蓮はその気持ちに対する迷いがあります。
現世の意志なのか、前世の意志なのか。
そんな気持ちのまま剛将と離れた蓮ですが、思わぬトラブルに巻き込まれ、自分や剛将の気持ちを知ることになるのでした。
相変わらずの剛将の下品さに驚かされますね(笑)
ホントにアケトの生まれ変わり…?
まあでも、慎重派の蓮相手にはちょうどよいのかもしれません。
カップリング的には特別私が萌えるタイプではないですが、明るい未来のあるハッピーエンドという意味では良かったと思います。
ただね…、初エッチはベッドの上が良かったなぁ(笑)

このカップルの話は…ひちわ先生?

--
ということで、SASRA完結です。
個人的には最終巻が一番萌えが少なくて残念ですが、全体としては満足度高いです。
途中の激萌えで異常に盛り上がった為に、現世カップルの影が薄くなってしまったのかもしれません(笑)

歴史物としても面白かったです。
フィクションとはいえ史実も織り交ぜて書かれているので、世界史が好きな私(だからといって詳しい訳ではないけど)としてはその部分も楽しく読めました。

4人のユニットということで、誰がどこを書いているのかという点も気にしながら読んでしまいました。
おそらく何人かで直しはしていると思うし、プロットと実際書く人が違ったりしてたりするかもしれないので、「これは誰」と言い切れないかもしれませんが。
各話担当が一応あるのだと仮定して予想を立ててみました。
うーん、難しいですね。
全体のバランスや消去法で考えている所も多々あるので、自信はないです。
こうして予想をしながら読んだことで、作家さん達の個性を改めて考えることにもなり、それもまた楽しかったです。
和泉先生、木原先生は何冊も読んでいるのでなんとなく雰囲気は分かるんですけど、岩本先生は1冊、ひちわ先生は2冊しか読んだことがないので、考察できる程の知識があるわけではないんですけどね…。
自己満足の世界です。
…でも、いつか正解を教えて欲しいなぁ(笑)

Unit Vanillaはこの作品限りではなく、継続的なユニットみたいですね。
冬にはヤマダサクラコ先生によるコミカライズも予定されているようなので、今後も楽しみです!

--
3,4巻を並べると↓こんな感じ。またしてもステキ。
sasra1.jpgsasra1.jpg

■シリーズ
「SASRA (1)」
「SASRA (2)」
「SASRA (3)」
「SASRA (4)」
関連記事
2007.09.01 00:44 | Unit Vanilla | trackback(3) | comment(6)
            

にゃんこさん こんにちは~♪

私も歴史萌え~(*´▽`*)
4冊読んだ中には正直設定だけに萌えたものも逆に好みじゃないのに面白かったものも取り混ぜてありますが、全体的には読み応え十分で満足です~(*´▽`*)
挿絵を通して円陣さんが描かれていたのも大きいなー♪カラーもモノクロも美しかったですねっ!(≧∀≦)

ただ予想はもう、ホントに難しいです…後半二冊は特にわかりづらいし、私けっこうもういいや、面白ければそれで!と投げやりになりつつあります(笑)

にゃんこさんはもう大阪に向かわれてる頃でしょうか~?
体調に気をつけて、楽しんできてくださいね(*´▽`*)
TBはまたまとめてお願いします~♪

2007.09.01 12:57 URL | ゆちゅらぶ♪ #- [ 編集 ]

にゃんこさん、こんばんは!

立て続けに4作の感想、お疲れ様でした!

流石に全4巻構成の作品は読み応えがありましたね!色々な設定の作品が収録されているだけあって、好みから外れる事もありましたが、第3回と第6回で「異様な萌え」に出逢う事が出来て良かったです。(笑)

作家さんの予想も楽しかったですが、あくまでも予想の範囲を超えないので、いつか正解を発表して貰えると嬉しいですね♪

ではでは、TBさせて下さいね!
大阪へもお気をつけていってらっしゃいませ!

2007.09.01 20:19 URL | ハスイ #MMIYU.WA [ 編集 ]

ゆちゅさん、こんにちは~

大阪、楽しかったです!
また腐女子の階段をひとつ上がった気がします(笑)

>挿絵を通して円陣さんが描かれていたのも大きいなー♪
これは大きいですよねー。
萌え度もいろいろでしたけど、円陣さんのイラストがあったからこそ楽しめた作品もあると思います。
話の雰囲気にもピッタリでしたね!

予想、難しいです。
今度また皆さんがどう予想されていたのか聞かせてくださいね!

TBお待ちしてます。
ではまた~

2007.09.03 16:37 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]

ハスイさん、こんにちは!

>第3回と第6回で「異様な萌え」に出逢う事が出来て良かったです。(笑)
確かに「異様な萌え」でした(笑)
これは悶えますねー。
好みから外れる話があっても、この二作の萌えで乗り切れた気がします(笑)

>あくまでも予想の範囲を超えないので、いつか正解を発表して貰えると嬉しいですね♪
正解発表は難しそうですが、せめてヒントでももらえると嬉しいなぁと思いますよー。
分かる人には分かる的な。

TB&コメントありがとうございました!
ではでは。

2007.09.03 16:43 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]

にゃんこさん、こんばんは!
半ばせかすように、にゃんこさんに3、4巻を読んでもらったのに、肝心の後編はスケジュールの都合がつかなくて申し訳なかったです…。
お詫びというほどではありませんが、今回TB送らせて頂いた拙ブログの記事で、私以外の方のコメントにも少し触れましたので、雰囲気だけでも伝われば…。

次は小冊子が届いた頃にでも、また語りましょう♪
ではでは!

2007.09.03 22:40 URL | tatsuki #1AqkR7Yg [ 編集 ]

tatsukiさん、こんにちは~

いえいえ、勢いがないと多分読み始められなかったので、企画に誘っていただけて嬉しかったですよ~
予想することで普段より読み込めて、面白さ倍増でしたしね!
後半参加できなくて残念でしたが、またゆちゅさんに会った時にでもその時の話を聞きたいと思います。
また是非誘って下さいね!

小冊子、忘れないように応募します!
コメント&TBありがとうございました。
ではまた~

2007.09.04 15:47 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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