にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

SASRA (1) :Unit Vanilla

486263205XSASRA 1 (1) (B-BOY NOVELS)
Unit Vanilla
リブレ出版 2007-07

by G-Tools

和泉桂先生、岩本薫先生、木原音瀬先生、ひちわゆか先生の4人の作家さんで構成されたUnit Vanilla。
その活動の第一弾は、壮大なラブロマンスでした~。
壮大すぎて気合いの必要な分量になってますよ…。
【SASRA (1)/Unit Vanilla/円陣闇丸/BBN(2007年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!!

【あらすじ・感想など】
壮大なスケールで描かれる恋愛ドラマ。
何度転生しても同じ運命をたどる恋人達の物語です。
短編形式になっているとはいえ、二段組みでフォントも小さめなので読み応えたっぷりですよー。
正直、ちょっと疲れました…(^_^;)
でもいろいろなタイプのカップルが出てくるので、自分好みの話がきっと入っているんじゃないでしょうか。
とりあえず…読んでおく?(笑)

『プロローグ』
大学生の奈良岡蓮は、ある日教授から知り合いの少年をエジプトに連れて行ってくれないかと頼まれた。
昔から砂漠に惹かれ、砂漠に行くためにバイトをしているような生活をしていた蓮は、そんな頼みを引き受けることに。
無口な少年を連れて空港に向かった蓮は、そこで黒田剛将に出会う。
「鳥の羽ばたく音が聞こえる」と言ったことで、剛将は何故か自分に興味を示し、同じ飛行機に乗ることになるが…。

「第一回」のエジプト編から続く輪廻転生の現代編。
この話の続きは、4巻のプロローグに続きます。

『第一回』
エジプトを治めるヘカナクト王の息子であるホルエムアケト。
アケトは背中に鷹の形の痣をもっていたことから、天空の神であるホルス神の加護を受けていると民衆は信じていた。
人々に信頼され期待されているアケトだが、父はそれをよく思っていなかった。
そんな自分の立場に苛立つアケトの心の支えは、ホルス神の神殿で神官として仕えるセシェン。
二人は惹かれ合っていたが、身分の違いに阻まれていた。
父との確執により命の危機にさらされたアケトを救うため、共に神に仕えているティティの神託を聞いたセシェンは、アメン神に捧げられるはずのラピスラズリを盗み出すが…。

状況を考えると、エジプト古王国時代の終わり頃B.C.2500~2000年くらい?
現代まで続く輪廻転生の原点です。
アケトとセシェンの恋愛は悲劇に終わるのですが、その過程でいくつかの神の怒りに触れることになります。
アケトは父親殺しの罪、セシェンは神の元からラピスラズリを盗んだ罪、そしてティティは神の言葉をゆがめた罪。
アケトとセシェンは何度も生まれ変わり、再び恋に落ちるが、その結末はいつも悲劇に。
ティティは老いることもなく生き続け、二人の輪廻転生を見守ることになります。
そして、アケトの生まれ変わりには鷹の痣、セシェンの生まれ変わりには紅い痣、そしてラピスラズリ。この要素が毎回登場します。

このシリーズの元となる部分なので、話の展開がしっかり練られているなぁと感じました。
エロ度、萌え度は低いかな。
個人的に、セシェンのような健気受が苦手なので萌えませんでした。
あ、「萌える」のと「面白い」は別次元だと思ってますよ。

うーん、これは岩本先生かな…? 自信薄。

『第二回』
紅蓮は才能ある細工師だが、貧しい家の生まれであるためにチャンスに恵まれずにいた。
そんなある日、紅蓮は尚書令丞・張鷹峻に出会う。
鷹峻は、幼い頃同じ村にいた物乞いの子だった。
鷹峻に対するコンプレックスで再会を素直に喜べない紅蓮だが、鷹峻が自分に好意を寄せていることを知る。
紅蓮は鷹峻の気持ちを利用し、細工師として成功するのだが…。

舞台は中国。前漢時代(B.C.200~A.D.8)。
顔の痣が元で暗い性格をしている紅蓮、健気キャラかと思いきや、実は結構気が強くて野心家。
自分と同じように貧しい出身なのに、頭が良かった鷹峻は運も味方して高い役職に就いている。
それに苛立つ紅蓮は、鷹峻が自分に寄せる好意を利用してのし上がっていきます。
もー、このシリーズで一番性格悪いですよ。(脇以外で)
セシェンの生まれ変わりなのに…。
もちろんそんな行いをしていてうまくいくはずもなく、紅漣はしっぺ返しをくらうことになります。
自分の気持ちに気が付いたときには、すでに鷹峻はいない。
必死の思いで紅蓮は這いずり回り、ようやく二人は幸せになるのですが、それも長くは続きません。
何度転生しても最後は哀しい結末になるということが分かってはいても、やっぱりこのラストは辛い…。
泣けますね。
話もしっかりしていて面白かったです。
萌えもあって読み応えがありました。

この話は木原先生だと思います。
紅蓮の性格の悪さが木原先生っぽい(笑)

--
ということで、第一巻。
現代まで続く輪廻転生の原点が紀元前のエジプト…ということは、かれこれ4000年くらい続いていたってことですか…。
恐ろしく長い(笑)
まだまだ続きます…。

■シリーズ
「SASRA (1)」
「SASRA (2)」
「SASRA (3)」
「SASRA (4)」
関連記事
2007.08.26 12:02 | Unit Vanilla | trackback(2) | comment(4)
            

にゃんこさん こんにちは~♪

4冊全部読めました?(笑)お疲れ様です~。

>あ、「萌える」のと「面白い」は別次元だと思ってますよ。

これよくわかります~!
逆に設定はすごく萌えなのに面白くないとかありますもんね(T∇T)あ、SASRAでってことじゃないですよ?
このユニットはみなさんそれぞれ人気もおありの作家さんで、萌えじゃなくても読ませるストーリィ盛り沢山でしたから確かに読むだけでけっこう疲れるかもしれませんねw
読んでる間は一気なんだけど(笑)

また引き続き感想楽しみにしてます。TBも後日よろしくお願いしますね♪

2007.08.27 12:35 URL | ゆちゅらぶ♪ #- [ 編集 ]

ゆちゅ♪さん、こんにちは~

いやぁ金曜日に向けて急いで3,4巻読んだんですが、そこまで辿り着きませんでしたね(笑)
でも色々と語れて楽しかったです!
で、せっかく読んだことだし、語るために読み返したりしていたらテンションも上がってきたので、遅ればせながら感想をあげてみました~。

>逆に設定はすごく萌えなのに面白くないとかありますもんね
あるある(笑)
でもそれはそれで読めます。
「萌え」も「面白さ」もないと…痛いです(^_^;)

まだあと3冊もありますが、引き続きお付き合いいただければ幸いです!
コメントありがとうございました。
ではまた~

2007.08.27 15:32 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]

にゃんこさん、こんばんは!

にゃんこさんの感想を楽しみにしておりました♪

スケールが壮大過ぎて大変だったかと思いますが、読了お疲れ様でした。

>「萌える」のと「面白い」は別次元だと思ってますよ。」

ゆちゅ♪さんとも被ったコメントになってしまいますが、私も、萌えと面白さは別次元のものだと思います。

このSASRAも、作品毎の萌えや面白さの度合いが違って当然だと思いますが、試みとしては面白いものですよね。

偏った萌えに盛り上がっている私の感想とは違い、必ず冷静な視点での感想が入れられているにゃんこさんの感想、今後も楽しみにさせて頂きますね♪

ではでは、TBさせて頂きました!

2007.08.27 22:24 URL | ハスイ #MMIYU.WA [ 編集 ]

ハスイさん、こんにちは!

先日は皆さんと語ることが出来て楽しかったです!
また是非~。

>萌えと面白さ
どちらも大切な要素ですが、この二つは別次元ですよねー。
SASRAは4人の作家さんによるアンソロジー形式になっているので、いろいろな味が楽しめるという事も魅力だと思います。
テーマはは一緒でも「萌える」話であったり、「面白い」話であったり。
色々な味があって面白いです。

感想、というかあらすじの部分がだらだらと長くなってしまい、結局1冊ずつ感想を上げてしまってます(^_^;)
コメント、TBありがとうございました!
ではではー

2007.08.28 10:57 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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SASRA 第1巻
【内容紹介】金色の砂、灼熱の太陽。夢に見た砂漠へ旅立つ蓮は、怪しげなアートディーラー・剛将と出逢う。初対面なのに、なぜか彼と蓮だけが共有した、鷹の羽音の幻聴──それは遙かな昔に始まっていた、運命

2007.08.27 22:12 | +synapse∞type-bee+

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SASRA 1 (1) (B-BOY NOVELS)Unit VanillaSASRA 2 (2) (B-BOY NOVELS)Unit Vanilla近頃は寄る年波のせいか睡魔に負けっぱなしで読書もままならないような状態だったのですが、久々にアドレナリンが睡魔をぶっ飛ばすほどのめり込みました。…気付けば朝の訪れとともに台風は去

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