にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

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4043428022聖母(マドンナ)の深き淵 (角川文庫)
柴田 よしき
角川書店 1998-03

by G-Tools

RIKOシリーズ第2弾。
ついに麻生さん&練の登場ですよ。
主役を喰ってます。
前作はコチラ→「RIKO -女神(ヴィーナス)の永遠-」
【聖母の深き淵/柴田よしき/角川文庫(1998年)】

↓ネタバレあり、caution!!
一児の母となった村上緑子は下町の所轄署に異動になり、穏やかに刑事生活を続けていた。その彼女の前に、男の体と女の心を持つ美人が現れる。彼女は失踪した親友の捜索を緑子に頼むのだった。そんな時、緑子は四年前に起きた未解決の乳児誘拐事件の話をきく。そして、所轄の廃工場からは主婦の惨殺死体が…。保母失踪、乳児誘拐、主婦惨殺。互いに関連が見えない事件たち、だが、そこには恐るべき一つの真実が隠されていた…。ジェンダーと母性の神話に鋭く切り込む新警察小説、第二弾。


【あらすじ・感想など】
父親が分からないまま一児の母となった緑子。
出産後新宿から下町の辰巳署に移動となった緑子は、大きな事件とは無関係の静かな生活を送っていた。
そして、安藤は緑子の部屋に通い、日々父親になっていく。
そんなある日、緑子は磯島豊に出会い、人捜しを手伝うことになった。
磯島が探していた親友の由香。
4年前の乳児誘拐事件。
主婦の惨殺事件。
いくつかの点は、やがてひとつの線となり…。

一児の母となり、悩みつつもそれなりに安定した生活を送っていた緑子ですが、またしても事件に巻き込まれます。
その過程で緑子は、共に働いたこともある麻生に再会します。
やり手の刑事だった麻生が警察を辞め、しがない探偵事務所を開いていることに驚きを隠せない緑子。
そして緑子はその周辺に春日組の気配を感じていたのですが、事件を探るうちに自身も春日組の若頭・山内練に関わることになってしまいます。

えー、今回は初っぱなから腐女子視点で感想を書かせていただきます。
事件以外の部分においてネタバレしますので、ご注意くださいませ。

事件の解決がこの話の大筋であることは確かなんですが、麻生と練が登場した後はもうこの二人の独壇場ですね。
主役の緑子を喰ってます。
「聖なる黒夜」で二人の過去を読んでいるので、麻生や練の言葉や行動の意味が分かって痛い…。
「聖なる黒夜」ではハッピーエンドだと思っていたんですが、そう簡単に麻生と練の関係はうまくいくはずがないのでした。
麻生は、辞めて探偵してるとはいえ元刑事。
そして練は、春日組と深く関係している企業舎弟もどきだったのですが、韮崎の亡き後結局若頭になってます。
この作品の時点では、麻生が退職して1年弱くらいかな?
麻生は“ヤクザ”を受け入れる事が出来ず、練との間には距離が出来てしまっている…。
相容れない立場になってしまっている事に、麻生、そして練も苦しんでいます。

麻生が緑子に“愛する人”について語る場面。
緑子の質問に対する、練の回答。
これだけでも、この本を読む価値がありますね。
麻生さん、相手を特定していないとはいえ、緑子相手にすごく熱く語ってますよ。
「天使になる」
…!
あ、麻生さん…!!
意外にロマンチスト。
すごく練の事を愛しているんだなぁというのが伝わってきます。
そして、ラストの麻生の行動…。
うぅ、涙なしでは読めません。
「聖なる黒夜」のラストからここに至る過程をもっと知りたい。

それにしても、この本、麻生と練がメインになっているように感じるのは、私が腐った視点で見ているからなんでしょうか。
普通の読者がどうとらえているのかが気になりますよ…。
前回に引き続き、ホモ臭が漂ってます。
この二人以外にも、トランス・ジェンダー、所謂性同一性障害の男性が出て来たりもしますし。
性同一性障害って、今でこそ法律も出来たし認知度も上がったと思うんですが、この本が出た頃にはそこまで知られてなかったんじゃないかなと思うんです。
それを扱うところがまた柴田先生のこだわりを感じる所ですね…。

すっかり感想が麻生と練一色になってしまいましたが…。
えー、緑子もしっかり頑張ってます。
相変わらず貞操観念は稀薄というか、肌を合わせることで相手を理解しているというか…。
もちろん、緑子が望んでいない場合だってありますが、結果的に肉体関係ができてるんですよ。
こうして過去も含め暗い部分を抱えている緑子だからこそ、練のような人物を無意識のうちに引き寄せているんでしょうねぇ。
事件を呼び寄せる体質なんですよ…。
そして再び緑子は喪失を味わいます。
柴田先生、容赦ないわ。
持ち上げて一気に墜としますね…。
コレはもう泣くしかない。

「聖なる黒夜」の二人のその後が垣間見えるこのシリーズ。
2作目以降に登場する麻生と練を知ると、この二人の過去である「聖なる黒夜」をより深く味わえると思います。
登場する他の刑事達との関係も楽しめますしね。
次巻も麻生と練出張ってます!
練がステキなのですよ、むふふ。
感想も続きます!

■シリーズ
「RIKO -女神(ヴィーナス)の永遠-」
「聖母(マドンナ)の深き淵」
「月神(ダイアナ)の浅き夢」

■番外
「聖なる黒夜」
※これ以外にも他のシリーズと世界観が被ってます。
関連記事
2007.07.19 00:18 | 柴田よしき | trackback(1) | comment(4)
            

こんばんは!
にゃんこさん、ついに読まれましたか!

聖なる黒夜を読み終わったときは、この二人にはラブラブ新婚生活が待ち受けていると思い込んでいたので、もうすっごく切なかったです。しかも、聖なる~では天然魔性男麻生がすごく誠実でかっこよくて…。最後のシーンは泣きますよね。不覚にも練の想い描いた通り麻生が堕ちてきてくれたけれど、練は結局一層辛い思いを抱えることになったんじゃんないかなぁ…。

「天使になる」
名言ですよね!あの麻生が(笑)
うん、この場面はすごく読んでて幸せでした。

「聖なる~」から「聖母」の間は携帯小説でちょろっと読めますヨ。ラブラブです(笑)
もし機会があれば読んでみてくださいなv

P.S.当ブログのTB設定を厳しくしていたせいかうまく受け付けていなかったみたです。ごめんなさい。解除したので次からは大丈夫だと思います。

2007.07.19 22:34 URL | puri #- [ 編集 ]

puriさん、こんにちは!

読みましたよ~。
コメントでオススメして頂かなかったら、きっと手に取らなかったと思います。
ありがとうございます!

>練は結局一層辛い思いを抱えることになったんじゃんないかなぁ…。
ヘタレ麻生が侠気を見せてくれたのは嬉しいんですが…。
puriさんの仰るとおり、練はこれで麻生に対してさらに負い目を感じてしまい、自分を追い込んでいってしまうのでしょうね。
あぁもうこのどうにも身動きできない状態に陥っている二人を見ていると、切なくてたまりません。

>携帯小説
うーん、やっぱり手を出さざるを得ないですねこれは(笑)
中毒になりますね。

TB&コメントありがとうございました!
それではまた~。

2007.07.20 11:07 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]

こんにちは。にゃんこさん。
いろいろこのシリーズの感想などを読んで、「聖なる黒夜」の二人(練と麻生)の後を知ってしまい、へこんでいます。(涙)
他でRIKOシリーズ3弾の感想も読んで、私はまだ本を読んでもないのに本当痛々しかったんです。
私はこんな救いなしの話は受け止めきれないですね。感想移入しやすくて(汗)...
あの後の二人はハッピーだと思い込んでいたのに、作家先生容赦ないですね。(苦笑)
購入をまた躊躇っているセナでした。v-309

今韓国は鬱々な天気の続きです。日本は地震だと聞いたのですが、にゃんこさんのところは大丈夫ですか?

2007.07.20 17:13 URL | セナ #mQop/nM. [ 編集 ]

セナさん、こんにちは!

あぁ二人のその後を知ってしまったのですねー…(>_<)
確かに今の時点では悲しいことになっていますが、きっと今後多少なりとも救いがあるんじゃないかなぁと、密かに期待しています。
いや、願望ですが。

二人の事を考えると辛いですが、ミステリーとしての出来もすごくよいので、どれから読んでも、読み始めると夢中になれると思いますよ!

日本も今雨が続く季節で、今日も天気が悪いです。
早く天気がよくなるといいですね!
地震は影響ありませんでしたが、被災地の方は大変そうです。
天災は怖いです…。
お気遣い、ありがとうございます!

ではでは~

2007.07.20 17:27 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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聖母(マドンナ)の深き淵 柴田よしき
聖母(マドンナ)の深き淵柴田 よしき麻生と練のその後が読めるということで購入しました。ちらっと垣間見れたらいいかなぐらいに思っていたら、麻生は美味しいとこどりのキーパーソンだし練も要所要所に登場するしで嬉しい誤算でした。二人の恋愛面も強烈な印象をもって描か

2007.07.19 22:35 | BL Diary

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