にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

4576070436ドアをノックするのは誰? (二見シャレード文庫 は 3-6)
鳩村衣杏
二見書房 2007-03-29

by G-Tools

評判を聞いて読んでみました。
派手ではないけど地に足が付いた作品でした。
大満足!
【ドアをノックするのは誰?/鳩村衣杏/佐々木久美子/シャレード文庫(2007年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!!

【あらすじ・感想など】
最首頼久(33歳・受)は、ある日突然、通っていた社会人向け講座の講師である甲田尚臣(41歳・攻)に告白された。
驚く頼久だが、その場で快諾。
長年親のように育ててきた双子の弟妹が独立し気持ちを持て余していた頼久は、生き甲斐を求めていたのだ。
そうして甲田と頼久との関係は始まり、甲田の望んでいたように、二人は同棲し甘い生活を送るようになった。
頼久との身体の相性も良い。
頼久は常々自分の世話を焼いてくれる。
でも甲田は、頼久が自分に恋していないことに気が付いてしまった。
初めは遊びのつもりがいつの間にか頼久を本気で愛していた甲田は、耐えきれず頼久の前から姿を消すが…。

頼久は甲田に優しいようで、実は甲田に心を開いてはいません。
生き甲斐を無くしていた頼久にとって、甲田は目の前の山でしかない。
山があるから登る。
それに意味はない。
酷いようですが、頼久に悪意があるわけではないのです。
無意識のうちに働く自己防衛反応。
まだ子供のうちから弟妹を育てなければいけない状況を強いられ子供でいられなかった頼久は、自分の感情をずっと押し込めたままだった。
だから甲田によって感情が乱されても、それに気が付かない。
何事も頼久にとっては「自分のため」ではないのです。
天然で甲田をかなり振り回してますが、ここまでくるともう頼久が可哀想です。
誰が悪い…あえて挙げるなら両親亡き後、頼久の周りにいた大人なのでしょうが、元々いい人であった頼久がこうなってしまったのはもう仕方がないのかなと思います。
そして、さらに自分を責めてしまう。
そんな頼久ですが、甲田が去り、弟妹の自立を目の当たりにして、だんだんと心を取り戻します。
感情を押し込めて他人に心を開かない、というキャラは珍しくないかもしれませんが、この頼久が徐々に自分の感情に気が付いていく段階が丁寧で、説得力がある。
こうして頼久に焦点が当たってますが、甲田もちゃんと存在感がある。
鳩村先生、初めて読みましたけど巧いですね。
他の本も読んでみたいです。

書き下ろし分の二人のその後の話『Irresistible』もよかった。
頼久が“嫉妬”という感情を知って、その衝動を自分で押さえきれない姿が可愛いです。
そして、それを喜んでいる甲田も。
甲田はずっと頼久の尻に敷かれるんだろうな(笑)
ようやく自分のための人生が始まった頼久。
そしてそんな頼久を大切にする甲田。
この二人なら、お互い支え合って生きていけそう。

話も面白いのですが、さらにエロも萌えますね。
感度の良い受は大好きです。ムフ。
私、言葉が硬いのが苦手なのですが、この二人の会話については大丈夫でした。
礼儀作法はしっかりしてるけど、布団の中ではちょっと乱れちゃうのもまた一興。

気が付けば、ひたすら褒めまくってますね(笑)
期待が大きかったのに、それを裏切らない面白さでした!

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2007.05.08 00:48 | 鳩村衣杏 | trackback(2) | comment(2)
            

にゃんこさん、こんにちは!

私にとっても大好きな作品なのですが、お仲間が増えて嬉しいです♪

「遊び人」の甲田と、真面目一辺倒な頼久。

二人が成長し、恋愛が成立して行く過程において、甲田以上に、頼久の方に「大きく変わる事」が求められた辺りが特に面白かったです。

シリアスとコメディとのバランスも良かったですねえ。どちらの場面にも、きっちりとした見せ場があるから、退屈する事なく読めてしまいました。

>話も面白いのですが、さらにエロも萌えますね。
感度の良い受は大好きです。ムフ。

初めて甲田を受け入れる際に、やたらと準備と用意周到だった頼久には、爆笑しつつ萌えてしまいました。(笑)

本当に隅々まで楽しめる作品だったので、作品を読み終えた後には、大きな充足感を覚えてしまいました♪

予定されているCD化も楽しみですね♪

ではでは、TBさせて下さいまし!

2007.05.08 14:10 URL | ハスイ #MMIYU.WA [ 編集 ]

ハスイさん、こんにちは!

私はシャレード文庫ってあまり読まないのですが、これはハスイさんはじめいろんなブログで絶賛されていたので買ってみました。
期待して読むとなかなか期待以上!という読後感にならないのですが、この本は期待以上に面白くて大満足です。

>二人が成長し、恋愛が成立して行く過程において、甲田以上に、頼久の方に「大きく変わる事」が求められた辺りが特に面白かったです。
確かに、甲田の方が遊び人で悪い(悪かった)男なのに、一見常識人の頼久に難があるとは…って感じでしたね。
カラダは健康だけど、精神的には不健康…という頼久が変わっていく様子がよかったです。

>初めて甲田を受け入れる際に、やたらと準備と用意周到だった頼久には、爆笑しつつ萌えてしまいました。(笑)
一体どんな顔で調べてたんだ~と想像するとにやけます(笑)
この天然っぷりは凄い威力ですね!

ドラマCDも楽しみです☆
TBありがとうございました。
ではでは!

2007.05.08 15:05 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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2007.05.08 13:54 | +synapse∞type-bee+

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