にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

妓楼の戀水 :橘紅緒

4813011462妓楼の戀水 (SHY NOVELS 178)
橘 紅緒
大洋図書 2007-03

by G-Tools

ドロドロした作品が続きましたが、今回は爽やか(笑)
橘先生の文章は惹きつけられますね。好きです。
【妓楼の戀水/橘紅緒/宮城とおこ/SHYノベルズ(2007年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!!
男でありながら遊女顔負けの美しい容姿を持つ節。
郭で生まれ育った節にとって、人の情などその日によって変わるもので、
戀など現の世迷いごとのようなものであった。
そんなある日、東和財閥の御曹司、東和柾臣が浮雲花魁の客として遊廓を訪れた。
遊廓をしらず、礼儀正しく振舞う柾臣の優しさに触れ、節は生まれて初めて知る
感情に戸惑い、傷つきながらも、どうしようもなく戀に囚われて・・・



【あらすじ・感想など】
大阪一の青楼・乙部遊廓。
その中でも質実ともに一番の格式を誇る鼓楼・近江楼で育ち、女に引けをとらない中世的な容姿を持つ節(18歳・受)。
近江楼から解放されるために、節は身体を売ってはいないがその容貌で客から小遣いをもらっていた。
そんなある日、近江楼に客として現れた大財閥の御曹司・東和柾臣(攻)に、節は目を奪われる。
柾臣の綺麗な心に惹かれていくが、節は柾臣は近江楼一の人気花魁・浮雲を目当てに訪れている事を知っている。
節は初めての恋に戸惑うが…。

節は遊廓で育ったからか、男臭さがないですね。
一応BLですが、節は女の子の設定でも全然違和感ないんじゃないでしょうか。
初めは色事を駆け引きとしてしか見ていない節ですが、柾臣に惹かれ、初めての恋に落ちると駆け引きどころではなくなってしまう。
遊廓を冷めた目で観察していた節が、その遊廓で恋に翻弄されている姿が可愛いです。
そして、その相手・柾臣は大財閥の御曹司で、遊廓には似つかわしくないほど誠実で、清潔感あふれる人物です。
浮雲に興味を示しつつも、節に優しく接します。
浮雲を身請けしようとしますが、それにはある理由が…。
柾臣、どこまでもいい人なのですねー。
遊廓という場所なのに、思った以上に純粋で爽やかな恋のお話でした。

遊廓モノはなんといっても襦袢ですね(え?)
今回もなかなか効いてます。
赤襦袢って萌えるなぁ。
それにしても橘先生、前回読んだ『私立櫻丘学園高等寮』でもそうだったんですが、最初の絡みをあっさり省略しますね(笑)
濃い絡みになれてしまっている自分がおかしいのかもしれませんけど(苦笑)
潔さを感じます。
でもまあ、そのあとの絡みは十分楽しませてもらいました!
途中で和志が入ってくる場面が大好きです。
柾臣もやるなぁ(ニヤリ)

脇が存在感あります。
近江楼の客の葛城。
金持ちで男前の葛城は色事に長けていて、節の虚勢とかを分かっているうえでからかっているなかなかの曲者。
そしてもう一人、近江楼の内儀・菊代。
あー、この人も大好き。
意外と重要人物ですね。
私は最初その名前忘れていたので、「なんで節分かるんだ?」と思ってました。
この人の過去も気になります。
来年この話のリンク作が出るようですが、この二人も出して欲しいなぁ。
できることなら葛城×和志を希望!
節を散々弄ってた葛城なのに、自分も恋に落ちたらやっぱり悩んでた、っていう姿が見てみたい(笑)

赤襦袢萌え…ですが、『萌え』度はそこまで高くなかったかな?
それよりも、話が面白かった。
萌えが無くても十分面白いです。
橘先生の文章は惹きつけられますね。
時々ズキッと痛くて好き。
ドロドロとした作品が続きましたが、たまには私だって爽やかな感想を書かないとね!(実行できたかは微妙ですが…)
リンク作も楽しみです。

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2007.04.09 02:45 | 橘紅緒 | trackback(1) | comment(2)
            

にゃんこさん、今晩は!

>遊廓という場所なのに、思った以上に純粋で爽やかな恋のお話でした。

本当にそうですよね。遊郭の設定描写も丁寧に書かれていた上に、作品全体に流れる空気が澄んでいたような気がします。

登場人物によっては、色々な悩みを抱えてもいるし、時には汚い部分が出てしまってもいるのでしょうが、それがまた、血の通った人間らしさの表れにもなっていましたしね。

メインだけではなくて、脇役達の存在感も作品に対しての必要性が感じられて良かったです。

萌えやエロが少なくても、BLと言う以上に、ひとつの小説として楽しむ事が出来ました♪

ではでは、TBお返しさせて下さいね!

2007.04.09 21:04 URL | ハスイ #MMIYU.WA [ 編集 ]

ハスイさん、こんにちは。

>作品全体に流れる空気が澄んでいたような気がします。
そうそう、そうなんですよね!
橘先生の作品を読んだのはこれが2作目ですが、前回も同じ空気を感じました。

>メインだけではなくて、脇役達の存在感も作品に対しての必要性が感じられて良かったです。
葛城も菊代も和志も、登場時間はそんなに長くありませんが、存在感がありますね。
リンク作は誰が主人公でも面白そうです。

TB&コメントありがとうございました。
それではまた!

2007.04.10 16:56 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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妓楼の戀水
【内容紹介】男でありながら遊女顔負けの美しい容姿を持つ節。郭で生まれ育った節にとって、人の情などその日によって変わるもので、戀など現の世迷いごとのようなものであった。そんなある日、東和財閥の御曹司、東和

2007.04.09 20:53 | +synapse∞type-bee+

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