にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

スポンサーサイト :スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | TB(-) | コメント(-)

この血の果てに :月上ひなこ

4344809688この血の果てに (幻冬舎ルチル文庫 つ 1-4)
月上 ひなこ
幻冬舎 2007-03

by G-Tools

この暗さ、大好きだなぁ。
好き嫌いは分かれるかもしれないけど、私は大好物のネタでした。
【この血の果てに/月上ひなこ/奈良千春/ルチル文庫(2007年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!!

【あらすじ・感想など】
福岡から大学進学のために上京してきた木下葉月(28歳・受)は、風邪を引き怪我をしたところを日本画家の一ノ瀬蒼(37歳・攻)に拾われる。
火事で家を無くし、世話になっていた友人宅にもいられなくなっていた葉月は、モデルをする条件で蒼の家にしばらく住むことになった。
蒼は淡々と日々を送っているが、毎日のように女を連れ込みセックスをする。
そんな蒼を意識し始めてしまった葉月は、手を出してきた蒼を拒めず関係を持つようになるが、蒼の生活は変わらない。
そんなある日、蒼の家に入った泥棒と鉢合わせてしまった葉月は、逆上した相手にナイフで斬りつけられてしまうが、蒼によって助けられた。
その事件を境に、蒼は葉月に執着し始めるが…

タイトルから感じられる通り、このお話暗いです。
でも、序盤はそこまで重さを感じないので、ラストのドロッとした雰囲気が効いてますね。
明るいハッピーエンドではないですが、私は大好きです!

以下、ネタバレ前提なのでお気をつけ下さいませ。

葉月は普通の大学生ですが、いろんな事情が重なり住む場所が無くなってしまいます。
まだ学生なのだから家を頼ればいいのですが、過干渉気味の母親から逃れるために東京にやってきた葉月は、連れ戻されるのを恐れて連絡するのを躊躇う。
そんな背景があり、蒼の家に世話になることになるのですが、葉月は蒼に惹かれ、身体の関係を持つようになってしまう。
事件を切っ掛けにさらに葉月は蒼に近づいたと感じますが、突然蒼は葉月を突き放します。

原因は蒼の過去と、葉月の出生。
蒼は姉と恋に落ち、それによって姉を自殺に追い込んでしまった過去に傷つき無気力に生きています。
父親とその妹の近親相姦の末に生まれたのが蒼であり、姉は異母兄姉だったという事実を知った蒼は、子供を作らず一人で生きていくことを決断していたのでした。
その蒼の前に現れた葉月は、蒼にとって唯一熱くなれる相手であったのに、さらに真実は残酷で…。
蒼が葉月を突き放そうとする理由は、確かに重いです。
負のループを抜け出したはずが、いつの間にか再び囚われてしまう。
痛いなぁ。
そして、一方の葉月もいつしかそのループに巻き込まれます。
でも、葉月にとってその真実は幸せだったのかもしれない。
逃れられない繋がりが、二人にある。
自分が求めているように、蒼も自分を求めていた。
それを受け入れて、貪欲に蒼を手に入れようとする葉月が、潔くて好き。

救いようがないラストかもしれないけど、二人にとっては幸せな結末なんでしょうね。
まあ、下世話なことを言ってしまうと、近親相姦であろうと男同士だから子供ができるわけでもないし、二人の中で完結してしまっても問題ないよね、とは思います(笑)
でも、葉月が蒼を選んだことで、母親との関係は修復されることはないだろうし、おそらく家族も捨てることになる。
理一と和人という理解者はいるけれど、この先閉じた世界で生きていくだろう二人の関係が感じられる、暗いラストがよかった。

暗くてネットリした血の繋がり。
私はこの手の話が大好きなので、大満足でした!

★購入する?→ Amazonbk1
2007.03.19 12:51 | 月上ひなこ | trackback(3) | comment(8)
            

はじめまして。私は韓国人で、韓国に住んでいるセナと申します。^^
BLの大ファンで、この作品を購入しようかと、ほかの方の感想を求めてここに来ました。

この血の果てにがハッピーエンドか気になっていましたが、ちょっと暗いハッピーエンドでしたね。でも彼らなりにはハッピーでよかったけど...この頃はハッピーエンドばかり読みたいので悩んでいます。(涙)

にゃんこ様のいろいろ感想ありがとうございます!本当に助かりました。

これからも遊びに来ていいですか?^^

(私の日本語まちがってないかな~心配ですね、すみません。涙)

2007.03.24 12:49 URL | セナ #MgIxvhDQ [ 編集 ]

セナさん、今晩は!

遙々韓国からお越しいただき、ありがとうございます。
とても嬉しいです!

この作品のラストは明るくはないですが、閉じた世界で求め合う二人が私は好きです。
万人受けはしないかもしれませんが、機会があったら是非どうぞ!

私の知り合いの韓国人の方もそうなのですが、日本語お上手ですね。
日本語全然おかしくないですよ!
自分の方が変な日本語を使っているのではないかと心配になります(^^;)
稚拙な感想で恐縮ですが、よろしければまたおいで下さいませ~。
それではまた☆

2007.03.24 21:43 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]

こんばんわ。
コメントを書くのは初めてでちょっとドキドキです。

私的には苦手な組み合わせなのですが、何だかんだと言ってのめり込むように読んでしまいました(;^^)
近親相姦って同性というリスクにさらにプラスリスクを背負うので何とも言えないモヤモヤした気分にさせられるのですが、このモヤモヤ感がいいのかもしれませんね。

TBさせていただきますね。

2007.04.14 23:58 URL | 時路 #- [ 編集 ]

時路さん、こんばんは&いらっしゃいませ!

>近親相姦って同性というリスクにさらにプラスリスクを背負うので何とも言えないモヤモヤした気分にさせられるのですが、このモヤモヤ感がいいのかもしれませんね。
近親相姦は、私は背徳感で盛り上がります。
私は男女だと近親相姦は好きじゃないんですが、男同士だと何故か大好物なんですよね。
まあ、男女よりホモが好きだから当然と言えば当然ですが。
男同士で後ろめたいなら、さらにそれが親兄弟でも今更関係ないような気もしてきます…。
兄弟だと親が可哀想ですが、親子だったらそれもないですし…(苦笑)

TBありがとうございました!
それではまた。

2007.04.15 00:36 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]

本日二度目ですが失礼します^^

先ほどは兄弟もので、今度はこれかよ!ですが血縁もの大好きなんです><
普通、愛など芽生えない関係で、それでも愛してしまう・・・そんな所にほの暗く激しい執着を感じて惹かれてしまってます☆
血って素敵v(変質者のようですね^^;)

今回の作品は、ちょっと葉月が痛々しかったですが、最後の閉ざされた世界に酔わせてもらいましたv
本当、ねっとり濃い血の繋がりでしたね~♪

こちらにもTBさせて下さい><v
またお邪魔します!
「ラブシック」興味津々です(笑)

2007.04.25 20:53 URL | ありす #mWt2sFS6 [ 編集 ]

にゃんこさん、こんばんは!

私は月上さんは初めて読んだのですが、このねっとり感、暗さ、かなりの好みでした!!!

>まあ、下世話なことを言ってしまうと、近親相姦であろうと男同士だから子供ができるわけでもないし、二人の中で完結してしまっても問題ないよね、とは思います(笑)

私も思いました。
恋愛に正しいも正しくないもないんじゃないかと思わされました。
確かに家族は捨てることになるでしょうけど、この世の中それでなくても何もかも一緒に手に入れることは不可能ですもんね。何かを取れば何かを捨てるしかない。
いろいろと考えさせられました。
私も葉月と蒼の潔さ大好きです。

TBお願いします!

2007.04.25 22:36 URL | miku #- [ 編集 ]

ありすさん、再びこんにちは!

近親相姦モノ2連続、ありがとうございます(笑)
兄弟もいいですが、コレもまた美味しいですね!
兄弟以上に禁忌色が強いので好きですが、あまりこのネタって出てこないですよねぇ?
シリアスでガッツリ読みたいです。

血の繋がり…
義理の父親とか兄弟でっていうのは、やっぱり物足りないですよね!

ではでは、こちらもTBありがとうございました!
それではまた~

2007.04.26 16:01 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]

mikuさん、こんにちは!

私も月上先生初めてだったのですが、この濃さにやられてしまいました。
イラスト買いして良かった(笑)

>何かを取れば何かを捨てるしかない。いろいろと考えさせられました。
私もそう思いました。
なので、近親相姦モノなのに明るいハッピーエンドだと違和感あるんですよね。
この重いラストに惹かれました。

TBありがとうございました。
それではまた!!

2007.04.26 16:05 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://macnyanko.blog22.fc2.com/tb.php/366-a73f355e

この血の果てに
この血の果てに月上 ひなこ (2007/03)幻冬舎 この商品の詳細を見る★★★★☆おススメ思考傾向攻:日本画家 30代 自、他者に無関心受:大学生 10代 律儀その他: 年の差 血縁 執着 ダーク 切ない ド

2007.04.14 23:58 | BLと私。時々Sonota*

この血の果てに
月上ひなこ/イラスト 奈良千春ルチル文庫2007年3月20日発行STORY      大学生の木下葉月は、アパートの火事で家を無くし、頼った      友人宅にもいられず一夜を外で明かす。風邪で倒れた葉月      を看病してくれたのは、日本画家・一ノ瀬...

2007.04.25 20:55 | ありすの傲慢LOVE日記

この血の果てに
初読み作家さん。奈良さんの退廃的な表紙と、19歳年の差の親子もの近親相姦に惹かれて・・・。そしたら、この父親、自分も近親相姦の果てに生まれた子でした。そして昔、異母姉弟の姉を好きになってしまった過去もあるという。そ

2007.04.25 22:32 | BL本の日記

最近の記事

プロフィール

Author:にゃんこ
漫画も読むけれど、やっぱり小説が好き! 小説を中心にBL本の感想を書いています。

このBlogについて:Read me

日記&一言感想
→ にゃんこ雑記
お知らせ用twitter
お知らせ
中の人はこちら
つぶやき

Twetter

RECOMMEND

参加させていただいています!

【このBLがやばい!2019年度版】
(漫画中心に小説、CD含めBL全般)

【はじめての人のためのBLガイド】
(ほぼ漫画のみ)
はじめての人のためのBLガイド

作家さん別感想記事リスト

Comment

Trackback

サイトリンク

BL Novels TB

BL Comics TB

BL×B.L.People


お役立ち


with Ajax Amazon

メールフォーム

基本的にレスは雑記の方でしています。数日経っても応答がない場合は送信エラーの可能性があります。「取扱説明書」を参照してください。

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSフィード

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。