にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

THE DARK BLUE :山藍紫姫子

THE DARK BLUETHE DARK BLUE
山藍 紫姫子

角川書店 1995-11

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新年一発目、どれにしようか悩みましたが、やっぱりここはにゃんこらしく濃くいかせていただきます(笑)
これは私の初山藍作品。
読んだのは10年以上前ですが、当時はかなり衝撃を受けました。
私も若かった…(笑)→【JUNE再読】
【THE DARK BLUE/山藍紫姫子/舞方ミラ/ルビー文庫(1995年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!!
すべてに絶望し夜の街を彷徨っていたオリヴィエの前に現われた一人の男。ロキシー・アルカード―太陽も十字架も恐れない黄金の吸血鬼だった。その日から、彼の餌食となったオリヴィエ。しかし、彼には恋人の医師のヘーゼルがいた。愛すれば愛するほど、破滅していく愛もある。魔性の男たちが織りなす愛のものがたり。


【あらすじ・感想など】
『THE DARK BLUE』と『THE DARK SHADOW』の短編2編集録。

『THE DARK BLUE』
ロサンゼルスで宝石店に勤めるオリヴィエ・シェリダン(22歳)は、医師のヘーゼル・ヴェイ(27歳)という恋人がいる。
二人が恋人同士となって3ヶ月。
オリヴィエはヘーゼルに言えない秘密を持っていた。
ヘーゼルはオリヴィエの肉体を支配している男の存在を感じているが、その影に怯えるオリヴィエを見守っている。
オリヴィエはヘーゼルと共に生きるため、その男から離れようとするが…。

オリヴィエの身体を支配しているのは、ロキシー・アルカード。
ALUCARD(アルカード)、逆から読むと…ということで、吸血鬼モノです。
以下、かなりネタバレするのでご注意下さいませ。

オリヴィエの本名は、オリヴィエ・ジョファロ・プランタジネットで、12世紀のイギリスの貴族(ちなみに、このプランタジネット家は実在してる)だった頃、夢破れて死のうとしていたオリヴィエはロキシーに出会います。
ロキシーに血を飲まれ、身も心も奪われたオリヴィエは、そのままロキシーとの旅に出る。
世界中を転々としながら、20世紀のロスにたどり着いています。
オリヴィエはロキシーを恐れながらも、結局、離れることはできません。
ヘーゼルを愛しているけれど、ロキシーを選ばざるを得ない。

『THE DARK SHADOW』
ロスを離れ、イギリスにやってきたオリヴィエとロキシー。
オリヴィエは懺悔をきっかけにブライアン牧師に出会う。
信心深いブライアン牧師と、その姉によってロキシーの正体が見破られてしまうが…。

相変わらず二人の関係は続いていますが、オリヴィエはブライアン牧師ならロキシーを滅ぼせるのではないか、と思い始めます。
ロキシーを滅ぼし、オリヴィエ自身もロキシーと共に死を迎えるのだ…と。
しかし、ロキシーはオリヴィエが目覚めることを予期し始め、そのためにブライアン姉弟を自分に差し向けていた。
そして、オリヴィエはロキシーが消えたことにより目覚めます。
吸血鬼として。
目覚めたオリヴィエはロキシーの愛を感じ、自分もまたロキシーを愛しているのだと自覚するのですが、ロキシーはすでに姿を消していた。
オリヴィエはロキシーを探すため、旅立つのでした。

山藍先生お得意のSM的な関係です。
イヤよイヤよも好きの内、というのはいつものパターンですが、短編なので割とあっさりしているかな。
山藍作品は当たり外れあると思いますが、これは当たり。
初心者でも読みやすいと思います。
綺麗にまとまってるし。
ただ、ちょっと説明し過ぎかなとも思いますが。
ロキシーの名前とか、オリヴィエが目覚める場面とか。
匂わすくらいでよかったのでは?
でも、ラストは締まってて読後感よかったです。
 信じる心が、そうさせるのだ

でもまあ、あとがきにあるように、一言でまとめてしまうと
“自分を人間と信じている誇大妄想狂の吸血鬼の話”なんですけどね。
…身も蓋もない(苦笑)

絡みも他に比べてかなりノーマルかと思います。
あくまで山藍作品比ですが。
アブノーマルなプレイはないんじゃないかな?
これを読んだ当時(多分高校生だった)、まだまだ自分も初々しかったのでちょっと衝撃受けましたけど(笑)
「うわぁ指輪が…!」なんてビビってました。
山藍病が進行した今となっては、この位なんてことないんですが(それもどうなんだろう…)
ただ、未だに「おぉ」という喘ぎ(呻き?)はどうしても慣れない(苦笑)

山藍先生の作風はもちろんボーイズラブではないですが、JUNEともちょっと違う。
ネットリ暗く、退廃的な雰囲気だけれど、エロス満載でハッピーエンド。
流石耽美の女王。
他の追随を許さない道を突っ走っていますね。
どこまでもついて行きます(笑)

ルビー文庫と言うこともあってか、他の作品に比べてソフトな仕上がりです。
古いけれど、ハードカバーに比べたら手に入りやすいかもしれません。
古本屋で見掛けたら是非どうぞ~。
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2007.01.09 09:55 | 山藍紫姫子 | trackback(0) | comment(2)
            

にゃんこさん、こんにちは。

新年一発目の感想が山藍作品とは素敵です。(笑)

この作品は未読なので、時間があれば古書店をハシゴをしていますが、CDの方を耳にした友達が、「パイプオルガンの音が聞こえてきそうだ」と感想を述べていたので、原作も「これぞ!」と言う感じに耽美なのでしょうね。

にゃんこさんの感想を拝見して、更に古書探求を頑張ろうと思いました♪

>ただ、未だに「おぉ」という喘ぎ(呻き?)はどうしても慣れない(苦笑)

「おぉ」以外には、「おうッ」なんて喘ぎも出てきますよね。攻の喘ぎならまだましも、受までもがこう言った妙な喘ぎを披露していると、私も気になります。

それでも読む事を止められないのが山藍作品でもありますが。(笑)

気付いたら長文になってしまいましたが、同じ山藍病患者として、今年も宜しくお願い致します。

2007.01.09 15:49 URL | ハスイ #FZJ3lB0s [ 編集 ]

ハスイさん、こんにちはー。

一発目からガツーンといってみました(笑)

>「パイプオルガンの音が聞こえてきそうだ」
CD…オリヴィエが塩沢さん、ロキシーが玄田さんということで、なかなかそちらも濃そうですねー。
バリバリ洋物で、しかも吸血鬼ネタってことで、確かにその雰囲気はありますよ。
いかにも洋物耽美な仕上がりかと。

あ、ハスイさんもアノ喘ぎ気になってました?(笑)
山藍作品の受は結構男らしく喘ぎますよね…。
ふーむ、それを塩沢さんがやってんですか。生々しく想像してしまいます…(^_^;)

こちらこそ宜しくお付き合いお願いいたします。
同士を得て、さらに山藍病が進行している気がします(笑)
それではまた~。

2007.01.09 17:30 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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