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檻の外 :木原音瀬

4883862984檻の外 (Holly Novels)
木原 音瀬
蒼竜社 2006-05-25

by G-Tools

あぁぁよかった。喜多川救われてホッとした。
ラストは当然泣きました(T_T)
前作はコチラ→「箱の中」
【檻の外/木原音瀬/草間さかえ/Hollyノベルズ(2006年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!!
別れから六年経ったある日、堂野崇文は、自宅近くの公園で喜多川圭に再会した。喜多川は「ずっと捜していた。一緒に暮らしたい」と告白する。六年前とまったく変わらぬ一途な想いに堂野の心は乱れ、連絡先を教えてしまう。が、すでに堂野には妻も子供もいて…。『箱の中』待望の続編!せつない二人の物語『雨の日』や『なつやすみ』など、大量書き下ろしを収録。


【あらすじ・感想など】
『檻の外』
ようやく堂野(34歳)を見つけた喜多川(32歳)。
でも、堂野はすでに結婚し子供もいる。
相変わらず執着してくる喜多川に、堂野は「前と同じようにはいられない。友達としていたい」と告げる。
喜多川は堂野と家族ぐるみのつきあいをするようになり、堂野の娘・穂花は喜多川に懐いていた。
そんな中、穂花が行方不明になり、容疑者として喜多川が連行されてしまうが…。

あーもー、人生いろんな落とし穴が待ってますね。
葛藤がありつつも、堂野と喜多川はいい距離を保っていたのに。
まあ、でもそれは虚構でしかなかったわけですが…。
結果として、この事件によって堂野は喜多川への『情』が『愛』であることを認め、堂野は離婚、喜多川と人生を歩んでいくことを選びます。
『愛って何なんだ』という堂野の葛藤。
それに対する明確な答えなんて誰にもないんでしょうが、とにかくその時堂野が愛しているのは喜多川であるというのは間違いない訳で。
口絵にもある、堂野が喜多川を抱きしめる場面が印象的でした。

喜多川は精神的に未熟なんだけど、それ故に打算は一切ない。
堂野と妻の子供であっても「穂花が好き」という気持ちは本当だし、「堂野が好きだ」という気持ちに迷いがない。
羨ましいくらいシンプル。
大人になると余計なことを色々考えてしまうから、堂野のように悩んでしまうんですよね。
でも、そんな喜多川も成長していきます。
大切なものを持ったことで、事件を通して自分の犯した罪の重さに気付き、本当の意味で「死」に向き合うことに。
なんだかもう母親のような気持ちで見守ってしまいましたよ(笑)
あぁもう、とにかく二人が幸せになってくれてホッとした!
『雨の日』は喜多川視点の短編ですが、ようやくラブッとしてる二人の姿をかいま見れて嬉しかった。
前作に引き続き、全体的には絡みはあっさりしてるのですが、この短編は熱いです。

そして、『なつやすみ』は堂野の息子・尚視点。
堂野が離婚して9年後。
堂野(46歳)と喜多川(44歳)の家に、息子の尚が突然やってくる。
でも、離婚の原因であり本当は血は繋がっていない息子を、嫌っている訳じゃないけれど、堂野はどう接したらいいか分からない。
尚はそんな堂野の態度に傷つくが…。

尚の視点を通して、堂野と喜多川のその後が描かれてます。
何気ない生活の一コマ一コマが温かい。
二人がその後、穏やかに生きていることが垣間見えます。
そしてラストは…、泣くしかないですよ。
誰だっていつかは迎えることなんだけれど…。
喜多川が人に愛される人生を手に入れていた。そのことが嬉しい。
あとがきにあるように、『喜多川の人生書ききった…』というのはまさにその通り。
幸せすぎて、また落とし穴があるんじゃないかと実はハラハラして読んでしまいましたけど、二人とも苦労した分その後の幸せになって本当によかった。

「箱の中」と「檻の外」
BLというジャンルを越えて、いい作品ですね。
面白かったです。
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2006.12.05 10:19 | 木原音瀬 | trackback(3) | comment(6)
            

にゃんこさん、またまたこんにちは。

この作品。何度読んでも胸が一杯になってしまいます。

>「箱の中」と「檻の外」
BLというジャンルを越えて、いい作品ですね。
面白かったです。

その一言に尽きると思います。

痛さや愚かさだけではなく、「ささやかな人生の大切さ」を改めて気付かせてくれた作品だとも思いますしね。

心底「読んでよかった」と思える作品でした。

今後のBL界にも、この作品のような良作が、沢山登場してくれると良いですね。

遅ればせながらTBさせて下さいね!

2006.12.05 14:26 URL | ハスイ #MMIYU.WA [ 編集 ]

私も泣きながら読みました。木原さんは好きでしたが、コレ読んで「コンプしよう!」って決めましたもの。BLのくくりを超えて本当にいろんな人に読んでもらえたらな~って思うんですが。BL界のすごさを感じた作品です。

結婚して子供もいる堂野と、喜多川はどうやったら結ばれるわけ?もう駄目なんじゃ?と思っていたらラブな展開になり、そしてラブだけに終わらずこの結末・・・。もう最後まで胸をしめつけられながら読みました。

TBお願いします(^^)(随分前の記事で読み返すのがお恥ずかしいですが~)

2006.12.05 20:28 URL | miku #- [ 編集 ]

にゃんこさん、こんばんは。

木原さんは人間の醜さやエゴを描くことで痛い作家さんだと前に言いましたけど、だけどそれ以上に、人の愛すべき弱さやもろさも描いてくれる方だと思います。
「箱の中」と「檻の外」は、本当に読んでよかったと心底思える作品でした。
TBお返しさせてくださいね。

2006.12.05 21:53 URL | 秋月 #3VVjZltY [ 編集 ]

ハスイさん、こんにちは。

前作に引き続き、TB&コメントありがとうございます。

>痛さや愚かさだけではなく、「ささやかな人生の大切さ」を改めて気付かせてくれた作品だとも思いますしね。
そうですね。そして、人生悪いときもあればいいときもある。だから頑張らないとなーと改めて自分自身も思いました。

読んで良かったです!
それではまた。

2006.12.06 11:38 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]

mikuさん、こんにちは。

私も泣きました。
今まで木原先生を読んでいなかったことを悔やんでます…。

>結婚して子供もいる堂野と、喜多川はどうやったら結ばれるわけ?もう駄目なんじゃ?と思っていたら
私もそこをどうするんだーと思いながら読んでいました。
堂野の気持ちも分からないでもないけど、やっぱり喜多川の手を取ってあげて欲しいよーと思ってましたが…紆余曲折ありながらも、二人で幸せになってくれてホントに嬉しかったです(T_T)

TBありがとうございました。
こちらからも伺わせて頂きます~。

2006.12.06 11:44 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]

秋月さんこんにちは。

前作に引き続き、TB&コメントありがとうございます。

>人の愛すべき弱さやもろさも描いてくれる方だと思います。
そうですね。人間はそういう部分もあるからこそ、愛しいと思えるんだなと改めて感じました。

もっと早く読むべきでしたが、とにかく今年中に読めてよかったです。
心に残る作品でした。

それではまた。

2006.12.06 11:48 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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