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小説家は懺悔する :菱沢九月

4199003444小説家は懺悔する (キャラ文庫)
菱沢九月
徳間書店 2005-03-26

by G-Tools

これまで菱沢先生の作品は何冊か読みましたが、一番面白かった。
またしても、舞台は北陸、おそらく福井です。
今回は福井弁ではないですが。
【小説家は懺悔する/菱沢九月/高久尚子/Chara文庫(2005年)】

オススメ:

↓ネタバレあり、caution!!

俺を何度も抱くのは小説のネタにするため…? 小説家・佐々原脩司の家に同居し、ハウスキーパーとして働き始めた律。佐々原はベストセラーを連発し、映画化も控えている人気作家だ。仕事上の好奇心だと言っては何度となく律を抱く佐々原。律は強引な佐々原の思いのほか優しい愛撫に流され、次第に心まで溺れてゆく…。ところが、佐々原と主演女優のスキャンダルが発覚し!?


【あらすじ・感想など】
松永律(24歳・受)は、ある日突然、恋人に逃げられ仕事も失った。
茫然自失の律は、親友の克己の部屋に転がり込むが、何も手につかない。
心配した克己は、兄・匡史の親友でベストセラー作家の佐々原脩司(29歳・攻)のハウスキーパーを紹介。
佐々原の家に同居し、佐々原の身の回りの世話をする事になった律だが、初めてあったときから佐々原に惹かれてしまった。
佐々原が掴みきれない律だが、身体の関係を持ってしまう。
佐々原の過去を徐々に知る事となり、律は佐々原の心に自分の入る隙はないのではないかと落ち込む。
さらに、佐々原原作の映画に主演する女優との関係がスクープされ…。

二人とも暗い過去を背負ってます。
律は父子家庭で育ったのですが、その父親は律が10歳の時に病死。
親戚の家に引き取られますが、自分の居場所を見つけられません。
そして3年間一緒に暮らした恋人は、借金を苦に妻と子供の元に戻り、逃げてしまったのでした。
佐々原の過去はもっと重いです。
母子家庭で育った佐々原ですが、ある日目が覚めると母親は首をつって死んでいた。
その後施設に預けられた佐々原は、葉子に出会い、波長があった二人は自然と一緒に生きてゆきますが、佐々原が小説家として成功後に自殺。
二人はそんな過去を背負いながら自分の居場所を求め、惹かれ合っているのですが、なかなかうまくかみ合いません。
そして、律は距離を置こうと佐々原の家を出て行くが…。

二人の過去とか、その辺りの心理描写がしっかりしていてすごくよかった。
私のレビューでは伝わらない部分も多いかとは思いますが。
身体の関係はあるものの、お互いの気持ちを上手く捕らえきれない。
そんな二人の不器用さも、愛おしいです。

脇の克己と匡史兄弟もいい感じ。
特に匡史が下ネタ全開なのが笑えました(笑)
律はちょっとネガティブ思考で、放っておくとどんどん落ちてそうな子なので、克己は大事な存在。
佐々原と匡史の関係も似たような感じ。
恋愛対象ではないけれど、自分をここまで心配してくれる親友がいるっていいですね~。
律と佐々原だけではなかなか前進しない展開を、この二人がいい感じで進めてくれるのが、自然で良かったです。
最後、正月に4人で集まってる場面が好き。
律も佐々原も、お互いだけじゃなく、ちゃんと理解してくれる人達もちゃんといて、二人に明るい未来が感じられるから。

菱沢先生は間違っても軽いボーイズラブは書かないような、基本的に硬派な作家さんだと思います。
でも割とエロは濃い。
それが不自然ではなくて、いいスパイスになってる。
文体も以前の作品より断然読みやすいですし、地味だけれども(失礼)はずさない作家さんだなーと思います。
この作品、続編があります。
まだ手に入れていませんが、早く読みたいよ~!

■シリーズ
「小説家は懺悔する」
「小説家は束縛する」
■ドラマCD
「小説家は懺悔する」
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2006.08.10 09:47 | 菱沢九月 | trackback(0) | comment(0)
            












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