にゃんこのBL徒然日記

BL:ボーイズラブ本の感想ブログ

4812427746跪いて、永遠の愛を誓う。 (ラヴァーズ文庫)
奈良 千春
竹書房 2006-07-22

by G-Tools

発売前に表紙のイラストを見て「萌える!」とウハウハしてたけど、本屋で対面した時はドキドキしてしまいました(^_^;)
帯があってよかった…。
夜光花先生は萌えエロ作家さんですが、鬼畜路線は初ですね。
申し分なく萌えさせていただきましたが、萌えで乗り切った感がなきにしもあらず。
【跪いて、永遠の愛を誓う。/夜光花/奈良千春/ラヴァーズ文庫(2006年)】

オススメ:  2.5くらいかな…

↓ネタバレあり、caution!!
日常はつまらないことばかりで、何もかもが億劫だ…。橘グループの御曹司、雄太はその恵まれた環境に甘え、毎日を好き放題に遊び回っていた。そんな雄太を連れ戻しに来るのが父の秘書、古家孝彰。雄太は、冷たくいつも取り澄ましているこの男が大嫌いだった。2人は従兄弟だが、孝彰が同性愛者だと知った時から、雄太は孝彰を避けるようになった。同じような、家が金持ちの連中と粗悪な遊びを行い、ついに最悪な事件を起こしてしまう…。追い詰められた雄太を救えるのは結局孝彰だけだった。だが孝彰は事件を隠蔽する代わりに雄太にとって最も屈辱的な要求をしてくる…。衝突する激情と異常なまでの執着心。愛と下剋上の物語。


【あらすじ・感想など】
橘雄太(23歳・受)は、橘グループの御曹司。
大学卒業後父の会社に入社したが、有り余る金に任せて遊び歩く毎日を送っていた。
雄太の父の秘書で従兄弟の古谷孝彰(30歳・攻)は、そんな雄太のお目付役。
幼い頃から主従関係が決まっていた雄太と孝彰。
ある日、孝彰がゲイだと知った雄太は、それ以来孝彰に冷たく当たるようになります。
しかし、事件以来二人の関係は逆転することに。
友人達とドラッグをやっていた雄太はハイになりすぎて意識が飛び、気がついた時には血まみれの人間、そして、手にはナイフで何かを刺した感触が残っていた。
孝彰は、その始末をする見返りに、自分に服従することを要求したのだ。
それ以来、孝彰は身体の関係を求め、さらに雄太は自分の会社が所有するホテルの従業員として働かされることになる。
反発しながらも、雄太は徐々に孝彰に惹かれていくが…

えー、まずは雄太ですが、全然いい子ではありません。
かなりの問題児。
フォローのしようがない。
親の金と権力に甘え、やりたい放題。
事件はそのツケが回ってきた、といった感じですね。
そんな雄太も事件に相当動揺するわけですが、“人を殺した”という割には罪悪感薄すぎやしませんか…?
体力的に何も考える余裕がなかったのも分かりますが、現実感薄いのも分かりますが、雄太、自首しようとする理由が「孝彰に対等に見てもらいたい」ってのはどうなんだ。
ヒトとして間違ってないか…?
まあ、とにかく雄太はそんなキャラなので、私はつかみきれなかった。
そんな雄太に惚れてしまった孝彰は大変ですね~。

言わずもがな、エロは萌えます。
前も言いましたが、私、あのプレイ萌えます。
そう、風呂場のシーンです。
奈良先生の挿絵もよいのです。ムフフ。
…毎回奈良先生のイラストな気がする(^^;)
あぁもう、この際ハッキリ言おう。
尿ネタ大好きです!
(もちろん、何でもいいわけではないですヨ)
この手の羞恥プレイ、萌えます。
ちなみに、放置プレイも大好きです。
なので、孝彰のマンションでの絡みはサイコーでした(笑)
それにしても、好きじゃない相手にフェラされて勃たない、なんて場面初めて出会ったかも。
BL界なら、相手が誰だろうと条件反射で勃つ、は常識かと思ってました(笑)

夜光花先生と言えば、毎回でかいオチがあるのが特徴です。
(やっぱそこ意識して書いているのだろうか?)
今回もオチがあるのですが、その場面は割とすぐ分かります。
ただ、そのオチが自分の予想と合っているのかは全然分からなくて、ドキドキしながら読めました。
ちなみに、私の予想は少し外れてましたね。
今まで予想以上に重いオチが多かったので、深読みしすぎた。
オチは伏せておこうと思うので、詳しく書けませんが、
もっと孝彰が意図的に、というか全部孝彰の計画だと思ってた!
(アレ?ネタばれ?このくらい許して…)
意外に受け身な孝彰でしたね。
でも、私としては孝彰がもっと黒くて、どんな手を使っても雄太を手に入れて命捧げます!くらいのキャラでもよかったんじゃないかと思うのです。
そのほうが、中盤の鬼畜っぷりに納得がいくし。
後半、お互いの気持ちを確かめ合った辺りを読んでいると、それまでとギャップがありすぎて戸惑います。

先月の「蛇淫の血」とイメージがかぶってしまうのは、きっと私だけじゃない…よね?
イラストが同じ奈良先生ということもありますが、下克上→受が覚醒(?)的な流れとか、あのプレイとか(笑)
そんな訳で、無意識に比べてしまいます。
うーん、どうだろう。
萌えプレイは、どちらも最高!ムフフ。
でも話の後味的には、負けたかな。
キャラの好みが大きいかもしれない。
夜光花先生は、おとなしくてストイックなんだけどエロい、というキャラの方がはまります。

ということで色々書いてきましたが、結構楽しく読めましたよ。
ただ、今回ちょっと読む前の期待が相当大きかったので、「あれ?」って感じもありましたけどね。
他にも沢山突っ込みたい部分があるのですが、書ききれない。
キャラが好みではなく、つかみきれなかった部分もあります。
一応鬼畜路線なんですが、最終的には甘い展開になってます。
全体の印象からすると、表紙の印象とはちょっとギャップが…。
まあでも、いろんな疑問も吹き飛ばすくらいの萌えがあったので、満足です。
次回は是非、もっと辛口テイストでお願いします!

余談ですが、夜光花先生のサイトに
「甘々な話が書けたと担当さんに言ったら、夜光花先生にそんなの求めてませんよと言われた」
といった内容があって、思わず笑ってしまった。
担当さん、よく分かってらっしゃいますね(笑)
関連記事
2006.07.28 10:05 | 夜光花 | trackback(5) | comment(10)
            

ハスイと申します。
私もお風呂のシーンは「蛇淫の血」とイメージが被って仕方が無かったのですが、自分だけだったのでは無い判りと安心しました。(笑)
ついでを言えば、「犬」「調教」設定に、「犬ほど素敵な商売はない」も連想してしまいました。(小声で)
何とは無しに、にゃんこさんと萌え要素が被っているような気がして嬉しくなり、トラックバックをさせて頂きました。今後のブログの更新も楽しみにさせて頂きますね。
それではまた☆

2006.07.28 11:49 URL | ハスイ #MMIYU.WA [ 編集 ]

ハスイさん、こんにちは。

やっぱ被りますよね!!
そして、私も「犬ほど素敵な商売はない」も連想しましたよ~
レビューに書こうかちょっと悩んだのですが、さすがにこれは私だけかも…と思ってましたが…。
ハスイさんと発想が似ているようですね。
雄太がその状況を受け入れた感があった辺り、ニヤけました(笑)
連想した2冊とも先月発売なので、別に触発されて書いたわけでは全然無いでしょうけど、連想せずにはいられませんね…。

それでは、コメント&TBありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

2006.07.28 12:07 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]

私も、鬼畜路線で行くなら、もっとどろどろして痛いくらいの方がよかったな~ と思いました。でも、そうしなかったのが、夜光花さんの狙い、なんでしょうけど。
「蛇淫の血」は未読なんです…orz
でも、金持ちの息子の窮地を救う為に、自分の言いなりになれ~ というシチュエーションだと、華藤えれなさんの「スレイヴァーズキス」と似てるな、と思いました。あっちも、受けが社長の息子ですし。でも、首輪まではつけてなかったから、こっちの方がしてることは濃い、ですけどね~ お風呂でのも…( ̄ー ̄)ニヤリ

では、お邪魔いたしました。

2006.07.28 15:42 URL | 凛 #oWMM.ioY [ 編集 ]

凛さん、こんにちは。

華藤えれなさんの「スレイヴァーズキス」は未読なので、見かけたら読んでみます~。
「蛇淫の血」オススメですよ!萌えます。
似てますが、この作品より硬めかな?
エロさは負けませんが(笑)

コメント&TB、ありがとうございました。
またおじゃまさせていただきます☆

2006.07.28 16:15 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]

こんにちは、にゃんこさん。
TB、コメントありがとうございました!

私は「蛇淫の血」とはタブらなかったですねぇ。
明らかに凪斗と雄太への入れ込み度が違ってましたから・・・
「犬ほど素敵な・・・」とは比べた部分はありました、対照的だなって。

>孝彰がもっと黒くて
私もそれは感じました、もっと冷酷で容赦ない人かなって。
表紙のイメージで・・・以外と色んな意味で甘い人でしたね。
それはそれで面白かったですけど。

ちょっと最近休みがちなんですが、また遊びに来てくださいね~。

2006.07.31 20:08 URL | 櫻井サクラ #- [ 編集 ]

サクラさん、こんにちは。

そうですかー、サクラさんは被らず読めたのですね~
そういう先入観なしで読んだ方が楽しめたかな?と思います。
連想してしまうと、どうしても比べてしまうので…(^_^;)

お忙しいようですが、レビュー楽しみにしてます!
それでは、TB&コメントありがとうございました☆

2006.08.01 10:38 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]

にゃんこさん、こんばんは。
私、実はあまりエロに萌えなかったんですよねー…。
その代わり(?)雄太の更生物語に萌えてました。
そういうところでも、この本は変化球だったなあと思います。
奈良さんで尿プレイに、おわっまたっ!とビックリしたクチです(笑)
でも『蛇淫の血』はちゃんとトイレで、こちらはバスルーム、レベルアップ(?)していたので「またかー」とはなりませんでした。

TBお返しさせてくださいね。

2006.09.13 22:16 URL | 秋月 #3VVjZltY [ 編集 ]

秋月さん、いつもありがとうございます。

ホントこの作品、変化球ですよね。
危うくパスボールするところでしたよ。
なんとか無事受け止めましたが…(笑)

雄太の更正物語もよかったです。
奈良先生のイラストが可愛くて、やられてしまいました(そこなのか)

TB&コメント、ありがとうございました~。
それではまた!

2006.09.14 11:57 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]

こんにちは、にゃんこさん。
TBさせていただきました…で、またこちらのミスで連投(>_<)
ゴメンなさい。お手数ですが一つ削除をよろしくお願いいたします。

>羞恥プレイ
ヨカッタですよねーっ!
我慢できない、というセリフに萌えてしまいます(照)

途中のシリアス風味とは打って変わっての最終間近のコント風。
この展開は私は面白かったです。
本質的に孝彰は受身なのだと思います。
で、思いがけず雄太の弱点を握ってしまった。
チャーンス!!…これでしょう。
所詮雄太に振り回される人生なんだとおもったのでした(笑)

2007.01.11 15:30 URL | ナルミ #w6XFEYVU [ 編集 ]

ナルミさん、こんにちはー。

ふふふ、ナルミさんもお好きですか?羞恥プレイ。
おいしいですよね~。

>思いがけず雄太の弱点を握ってしまった。
チャーンス!!…これでしょう。
(笑)確かに、そんなノリかも!
孝彰は強気攻のようで、実は…っていうキャラでしたねー。

また読み返したくなってきました。
早速引っ張り出してこよう…。
それではまた!

2007.01.12 12:09 URL | にゃんこ #fwkSvwQ6 [ 編集 ]













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跪いて、永遠の愛を誓う。
純情なお嬢さん方に取りましては、レジに出す際に、大変に勇気のいる一冊であろうこの作品ですが。そろそろ、感想の解禁をしてみようかと思います。しかも、内容を曖昧にするつもりが、全く曖昧になっておらず、

2006.07.28 11:42 | +synapse∞Type-Bee+

跪いて、永遠の愛を誓う。
跪いて、永遠の愛を誓う。夜光 花 奈良 千春 竹書房 2006-07-22売り上げランキング : 217Amazonで詳しく見る by G-Tools夜光花さん、初読みです。数冊所持してるのに、ですが。そういえば、奈良さんの挿絵を久しぶ

2006.07.28 15:34 | my lovers@boyslove side

跪いて、永遠の愛を誓う。(夜光 花/奈良 千春)
夜光花先生×奈良千春先生という、とても楽しみに期待していた作品です。表紙の画像を見た時から”うわ~っ!”と。表紙もさることながら口絵のカラーも素晴らしくて。奈良先生の描く醒めた目線と身体の線や肉質感がとても好きで。堪能させていただきました~。

2006.07.31 19:59 | 櫻井サクラの日々徒然・BL編

『跪いて、永遠の愛を誓う。』
跪いて、永遠の愛を誓う。 夜光花/奈良千春  竹書房ラヴァーズ文庫 2006.07「そう、そうやって黙っていればお前は可愛い犬だよ」タイトルを発売前に初めて読んだときに勘違いしてしまったんですよ。「跪いて、永遠の愛を請う。」だと。正しいタイトルを判っている今で

2006.09.13 22:04 | 月と凌霄花

跪いて、永遠の愛を誓う≪夜光花≫
下克上、調教と萌え炸裂の作品でした(笑)大まかなあらすじ。御曹司、橘雄太(ウケ)と、雄太の父の秘書兼、雄太の監視役を勤める従兄弟の古家孝彰(攻め)。雄太はお金持ちの放蕩息子らしく、どうしようもないヤツで。

2007.01.11 15:13 | naruming Diary

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